第11話 殺命機のシャットダウン
ついにウェイテル王国の汚染の元凶となった、殺人ロボットのメタルデビルと対決!
勝つのはどちらか
殺命機 メタルデビルが現れた!
その目は紫に染まっている
「やべぇな、これ!もう逃げちゃいたいんすけど!」
シャープはドロップの後ろに隠れる
「しっかりしなさい!クソゴミ!」
「てか、攻撃くるよ!」
「攻撃:Demercury!殺命確率は30%!」
メタルデビルの口のようなパーツから亜水銀が噴射される
銀色の死が押し寄せる!
「バリアぁああ!」
プリズムが弾いてみせた!
メタルデビルは跳ね返ってきた亜水銀を、口のようなパーツから吸い込んでしまった!
「まだ水が穢れておるのじゃ!」
残った亜水銀は大蛇によって【浄化】された!
「亜水銀は跳ね返しても仕方ないね」
「攻撃:Beam!殺命確率…35%」
腕のパーツからレーザー光線が発射された
光線はプリズムをしっかり狙っていた!
「バリア!」
光線が跳ね返り、メタルデビルにあたる
その胸のアーマーが綺麗に剥がれ落ちた
「被害:12%を感知、行動:Repairに取り掛かる」
壊れた部分に亜水銀が流れ込んで硬化し、修復される
完璧に元通りになっていた
「ロケットパンチですわ!」
フィステリアが攻撃!ロケットパンチは水中をも突き進む!
「防御:Shield、防御確率100%」
そこに、金属の盾が一瞬にして展開され、ロケットパンチを受け止められた
エネルギーを失った鉄の拳は、ただ下に落下するだけだった
「みんな、今だよ!攻撃を受け止めてるときは隙だらけみたい!」
「はいはい死んでくださいっと!」
シャープが床に呪いをかけて、床から巨大なトゲをはやし、メタルデビルを貫く
「今だ!」
ファイがハンマーをぶん投げる!
そのハンマーには火がついていた
メタルデビルに火が燃え移る!
ボディは酸化し、ボロボロになった
「えーい!クソゴミは死ねー!」
ドロップが指を振ると、メタルデビルに大きな重力がかかり、床に叩きつけられる
メタルデビルは力に耐え切れず、潰れてしまった
「未知のDamageにより最終Program:絶対絶命機Megadevilを Unlock、これによる殺命確率は99.9%」
メタルデビルは大量のケーブルを伸ばして、城そのものに体を接続した
「ぎゃあああ」
プリズム達は城から強制的に海に排出された
「見て!」
城が変形し巨大なロボットに姿を変える
メタルデビルは城と融合していた
「何あれ!」
「今、私はメガデビルへと移行した!機械ノ永劫ナル繁栄ノタメ、ホロビナサイ!」
さあ、ここからは水中戦だ!
メガデビルから大量の亜水銀が噴射された
「まずいぞ!」
あまりにも大量の亜水銀、その猛毒に体がだんだん動かなくなる
「催眠!」
メアナイトは亜水銀に【催眠】をかけた
「亜水銀よ我が元に!」
メアナイトは亜水銀を一つに固めた
大蛇が【水の三体変化】を使い、固めた亜水銀の、周りの水だけを、凍らせた
亜水銀入りの氷は海面に浮上する
「特殊行動:3D-Print-Mega Sword!」
空中に謎の構造物が構築される
それは一本の大きな剣であった
「攻撃:Blake! 殺命確率50%」
その巨大な大剣を右腕で薙ぎ払う!
ものすごい波が起こり、衝撃が来る
「ぎゃっ」
大剣は皆を殴打して、吹っ飛ばす
海は血の赤に染まる
ほぼ瀕死の状態だ
「大丈夫か?」
大蛇は緑色の液体、【完全回復の聖水】を吐き出した
触れた瞬間傷を埋め
プリズム達は傷が完全に治った!
「さすが神!強すぎだろ」
「攻撃:Missile!殺命確率60%」
機械の背中から発射されたミサイルの雨が降り注ぐ
「はぁああ!」
プリズムは力を振り絞り、大きめのバリアを頭上に張った
そして、全てメタルデビルの方へ、うまく跳ね返す!
「攻撃:Rolling Attack!殺命確率20%」
メガデビルはボールのように丸まり、タイヤのように転がり始めた、
「【渦】!」
ハイドが作り出した渦潮にメガデビルが巻き込まれる
メガデビルがボロボロになっていた
「…対象ノ…脅威性…g想定を上回ル、…コレヨリ…最終絶対絶命…P…rogra…mを開始する、Genocide:殺命確率99.9999%」
30…29…28…27…26…25…
30秒のカウントダウンが始まった
「もしかしてあれがゼロになったら」
「まずいかもな」
「ヤベェっすね」
「冗談じゃないわよ!」
「ハイドさん!さっき壁を壊した時みたいにやってくださいよ!」
「は?無理や!水を注ぎ込む穴がないやろ!あいつは完全防水や!」
「任せて!」
プリズムはナイフを思いっきり投げつける
ボディの表面には刺さったが、その傷は浅い
「どうするのよ!」
「俺様がやってやる!」
ファイが飛び出す!
そして、その巨大なハンマーで、釘を打つかのように、ナイフを打ち込む!
しかし、その装甲は厚く、貫くことはできない
15…14…13…
カウントダウンは止まらない
「分かった、ファイ、行くよ!」
プリズムは拳にバリアを張った
ファイに向かって突っ込む
そして、次の瞬間
プリズムはファイのハンマーを、後ろから殴る!
バリアによってハンマーが弾かれ、ナイフにその衝撃を伝える!
ナイフは奥深くまで突き刺さった
9…8…7…
水がすごい勢いで、穴に向かって流れ始める!
5…4…3…
「後は任せるのじゃ!」
大蛇が【水の三体変化】を発動して、水を水蒸気に変えた!
…2…1…
「【水蒸気爆発】!」
「コノ…生命体カ…ラ未知n…危険ヲ検…出…!コノ脅威ヲ…排除d…キル確率ハ…
0.00%……」
メガデビルは水蒸気爆発により木っ端微塵に吹き飛んでいた
【ハルマゲドンの肉片】だけが残っていた
……
「今回はありがとう!」
ドロップが礼を言った
「いえ、当然の事をしたまでですわ」
「そうか」
「それで、どうするんだ?」
ファイがそう尋ねる
「何をですか?」
「あの、亜水銀入りの氷とロボットの残骸だ、置いとくと危ないだろ」
「それなら問題ないわよ!あたしに任せて!」
ドロップが重力を一点に集中させると、小さなブラックホールが出現した
「これはあたしがお片付けしてあげる」
そうして、殺命機のいた痕跡が消え失せた
「それで死んだウェイテルオオクジラが欲しいんだったっけ、好きなのもって行ってもいいよ!」
「いいんですか」
「もう死んじゃったんだもん、どうでもいじゃない」
ドロップは涙を流していた
「何それ面白い…」
プリズムは笑いながらそう言った
「プリズム、こんな時に笑ってたら、人でなしって言われてもしょうがねえぞ」
ファイがプリズムを咎める
「人でなし…確かにそうかも」
「あ……俺様は別に人でなしでも良いと思うぞ、俺様はそういうの差別しないタイプだからな」
「へへっ、何それ面白い」
……
「ハイドよ、お前に渡すものがある…」
大蛇はそう言った
「なんや?」
大蛇は自身の鱗を一枚剥ぎ取り、ハイドに渡した
「これを使えば、【水の三体変化】が使えるようになる」
「ほんまか?」
「ああ、お主らには期待しておるぞ」
ハイドは【水の三体変化】を修得した!
「皆さん見てください!」
「なんだメアナイト?」
「これです、近くに落ちてたんです!」
メアナイトは手に紫色の禍々しい何かを持っていた
「それ、ハルマゲドンの肉片やんけ!」
ハイドがそう言った
「やっぱりそうですか」
「これは持って帰りましょう!」
「そう言えば俺ってもう自由で良いっすよね?ね?お願いっすよ!よろしく!」
そう尋ねたのはシャープだ
「うーん、どうしようかな?」
ドロップは少し意地悪してみたいのかもしれない
「まあ、もう反省してるようじゃし、良いではないか」
大蛇が提案した
「それもそうね!」
「マジ感謝っす!」
「ほんとドロップさんって神の言いなりだよね、馬鹿みたい」
「プリズム、余計なこと言うなよ、馬鹿はお前だよ」
ファイが咎めた
「分かったよ」」
「そうか」
「よし、今夜は宴じゃ!」
大蛇はそう告げた
……
「さて、じゃあ【ハルマゲドンの肉片】の回収に向かわなくちゃいけないね」
勇者アイムは水面上でプリズム達を眺めていた
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<予告> プリズムを超える最強の戦士、アイム登場




