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ちみっこ魔王は呵呵とは笑わない。  作者: おおまか良好
■■2章-ただ守りたいものを、守れるように-■■
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2章-強襲、三流兄弟子の意地

ルイ一行が工業区に足を踏み入れようとしていた頃。


やや離れた場所から、彼らを見守っていたリグナットは、

周囲の様子に目を向け、険しい表情をしていた。


たびたび気配察知の範囲を広げては、縮める。

何も捕捉しないことに苛立ち、再び(ほぞ)を噛む。


何かを見落としているのではないか、そんな違和感を感じて止まない。

脳内の警報音はガンガンと彼の頭を叩きつける。


―― 技能(スキル)よりも、勘を信じるっす。だいたいそれで死なないっす。


脳裏をかすめる、死神(ルーファス)の言葉。


国に裏切られ家族は危機に晒され、

捨て駒にされたリグナット。


そんな彼の命を助けたばかりか、

家族を救いたいのならばと、手を差し伸べてくれた師。


初めは、それまで培った知識も経験も技も、

そのどれもが意味がないと打ちのめされた。


それから延々と基本、基礎の繰り返し。

その日々は過酷過ぎたせいか、記憶が曖昧なほど。


その成果は確実にあったと今のリグナットは感じている。


驚く事にその成果はすぐに出た。

当時の自分程度の相手であれば、容易に背後に立ち首を取れる。


(ルーファスさんや坊っちゃん(クラス)の陰行?そんなのポンポンいてたまるかっ)


規格外の2人の姿が頭をよぎるが、首を振ってその考えを消し去る。

大きく息を吐き、リグナットは更に気配を薄める。


背景にゆっくりと溶け出し消えて行く。

その技量は可愛いらしい規格外(弟弟子)と比べてもまだまだ拙い。


「坊っちゃん、ちょっとだけ離れますよ」


視線をルイたちに向け、小さくそう口にした。

ふと微かではあるが、ルイがこちらを見た。


たまたまだと笑いながらも、小さく手を振る。


「さてと…吉とでるか凶とでるか」


少し閑散とした地区へ向き直る。

けたたましく鳴り響く警告音。


「堪ってか、もうこれは…確定だろ」


覚悟を決めルーファスは一気に、目的の地区へと駆ける。


建物はまばら、その多くは倉庫の様だ。

気配は未だに"捉えられない"が、

しかし、30人を少し超える集団は"視認出来た"。


(なんだ?こいつら)


全員が黒い外套を纏い物々しい気配を漂わせている

その内、何人かが、工業区の方を指し、

軽装の者が数人で組み、周囲を警戒しているようだ。


(黒装束…って事は同業か?それにしても数が多いな)


斥候が10やそこらなら、リグナットの障害になりえない。

だが、単騎で30を相手取るとなると、如何(いかん)ともしがたい。


(排除しつつ離脱を繰り返せばいけるか?まあ、それが最善だが……)


対応策を練りながら、リグナットは工業区の方角に視線を送り嘆息する。


(ぼっちゃんが単独で動いてるならまだしも、殿下たちに危険が及ぶのはまずい。

足止めしつつ、数を減らすしか選択肢ねーな)


集団から離れて動き出した黒外套の2人。

リグナットは気配を殺したまま、ぴったりと背後に付つく。


喉笛を切り裂き、静かに寝かせる。

違和感でも感じたのか、やや先行したもう一人が立ち止まる。


リグナットは、小ぶりのナイフを投擲。

何も知らずに振り返り、無防備に晒された喉にそれは吸い込まれる。

すかさず距離を詰め、口を塞ぎ音がしないよう静かに寝かせる。


(これで2人。)


2つの死体を手早く収納(アイテムボックス)に仕舞い、建物の物影に身体を滑り込ませて、

集団の動きに変化が無いか確認する。


2人が消えた事もまだ気付いてない様子に、安堵の息を漏らす。

素早くその場に死体を広げ検分。


皮鎧と短剣、若干数の投擲武器…それと薬類。

周囲の索敵に回される程度の人員だ。

身元がわかる物や、指示書の様な物は見当たらない。


(まあ、そうだわな。だが、使える物は遠慮なく頂戴させてもらおう)


薬類は効果がわからないため、その場に捨て置き、

見落としはないか、最後に軽く確かめ死体と武器を再び収納(アイテムボックス)へ収めた。


(どういう訳か揃いも揃って隠行の水準がやけに高いな。

その癖、こっちの気配に、気付く素振りがないとはどういう事だ?)

隠蔽に特化した部隊なのか、それにしても気配察知のお粗末さが気になる。

その得体の知れない違和感に、リグナットは顔を顰める。


「……っ!」


(にわ)かに黒外套たちが騒がしくなった。

ここまで響いた声に、リグナットは思考を止め、黒外套たちを覗き見る。


明らかに警戒を強めたのが分かるその雰囲気に、小さく舌を打つ。


(面倒な連中だなっ、もう少しのんびりしてろよ)


周囲の索敵に回る者たちには、あらかじめ定期的に戻る様に、

指示が徹底しているのでだろう。

リグナットが仕留めた2人が戻らないため、

6人ほどこちらに警戒しながら近づいてくる。


(やり過ごして、本隊を…いや、数が数だちまちまやってる内に挟撃される。

…あぁ、素直に片付けるしかねーな。これで最低でも三流確定だ)


―― 一流の暗殺者?そんなもん、死んだ事にも気付かせず()れれば上等(一流)。

   まあ、対象だけに姿を晒してもちゃんと()れれば及第点(二流)

   姿を晒して大立ち回りなんてやらかすのは素人(三流)。

   死んで屍晒すのは素人以下(才能なし)っすね。


かつて、ルーファスは素気無くそう言った。

"せめて素人以下(才能なし)は回避しねぇとな"と、笑みを浮かべ軽い跳躍。

建物の壁に張り付くと、一気に身を縮ませ弾丸さながらに飛び出した。


リグナットの強襲。


前衛の位置にいた3人を低い姿勢のまま一気に抜き去り、

中衛の2人の首元目掛けて飛び上がり掻き切った。


速度を維持し、最も後ろに位置していた者の両目を一閃。

刃を翻し喉元に突き立てる。


軽く跳ね、眼前の男を足場にして反転、そして跳躍。


襲撃から数秒にして半数の仲間を失った事に、

(ようや)く理解が追いつき慌てて武器に手をかける3人。


一番近くにいた男の足を軽く切りつけすり抜ける。

その動きに反応し、その背後にいた男が上段から一気に剣を振り下ろす。

迫る剣線をじっと見据え、リグナットは避ける事なく引きつける。

剣に十分な速度が乗ったのを見計らい、

リグナットは足を切りつけられてひるんだ男の襟首を掴み、迫る剣に突き出した。


「なっ!」


仲間の肩から胸半ばまで切り裂いたことに慄いた男が硬直する。

無防備に晒された腹部に短剣を刺し入れ、やや上方へむけて更にねじ込む。


苦悶の表情を浮かべ、その手から剣を落とした男の身体を目がけて強く蹴り入れる。

最後の1人は、突然吹き飛んできた仲間の身体を受けたたらを踏む。


リグナットは、落ちた剣を拾い上げ2人の身体を突き貫いた。

すでに絶命した蹴られた男の背後で、痛みを耐える様な声が漏れる。


その声がする方へ、ゆっくり歩を進めたリグナットは静かに口を開く。


「浅かったか……苦しませる趣味はないんだ。じゃあな」


背後から頭を抱擁するように包みこみ、短剣を横へと走らせる。

糸の切れた人形のように、最後の1人も地に沈んだ。


「んで、おたくら何者だ?」


緩やかに口調でリグナットは、辺りをすっかり取り囲んだ黒外套たちに投げかけた。


(ったく、少しは狼狽(まごつい)てろよ)


胸の内でそう悪態を付き、周囲に軽く視線を走らせる。


(8人落としたから残りはっと…姿を隠してるヤツはいないっぽいな。

あと半分はなんとか落としたいとこだが…はぁ素人(三流)の壁が高くて泣けてくる)


―― 兄弟子は弱いんだから無理しないでくださいよっ。


困り顔でそんな事を言っていたルイが脳裏をよぎる。

不思議となんとかなる様な気がしてきて、思わず笑い声が漏れた。


「ははっ…気張るしかねーわな。……まあ、これでとりあえず2つ追加だっ!」


リグナットは声高にそう宣言して、右手を掲げ振り下ろす。


―― ボトトッ


鈍い無機質な音が2っ鳴る、そしてやや遅れて首の無い骸が地に伏した。


右手の指先から伸びる鋼糸が、血を纏いうっすらと姿を浮かび上がらせる。


「あらあら意外だなっ!得意なのはかくれんぼだけかよっ!おいっ!」


唐突に響くリグナットの罵声。

首が取れ物言わぬ仲間に驚愕して呆けていた事を恥じたのか、

途端に怒気を放ち、黒外套たちがリグナットに向き直る。


それが罠だとも知らずに。


「不用心過ぎるだろ、ばーか」


罵声をあげ、無防備に振り返りそうな者たちに当たりをつけたリグナットは、

収納(アイテムボックス)から手あたり次第に短剣やナイフを取り出し投擲した。


的にされた15人中、振り返りざまに対処できたのは6人程度。

致命傷を免れた4人も肩や胸などから柄を生やし苦悶の表情を浮かべ、

事切れた5体の骸はどさりと音をたてて倒れた。


黒外套たちはリグナットを睨みつけ、警戒を強め対峙しているものの、

その瞳には動揺の影が色濃く刻まれていた。


(おうおう、そのまま焦ればいい。もっと慌てろ)


「搦め手、奇手にいちいち騒ぐな。相手は1人、休ませず耐えず襲え」


感情の起伏の無い無機質な声が響く。

整然と隊列を組み、静かにリグナットを見据える黒外套たち。


半ばまで崩した精神は、そのたった一言によって強固なものへと変質した。


(やっぱあれが(あたま)か。…くそ、あのまま崩れてくれれば良かったものの)


先行していた6人の前にリグナットが姿を現せてから、

その男は少しの油断も無く観察するように、リグナットを見ていた。

そしてまた、そんな男から一度も視線を切る事なくリグナットも警戒し続けていた。


この場で間違いなく一番厄介な相手。

恐らく戦闘能力はリグナットよりも明らかに上。


(やりあう羽目になるのは仕方ないが、他にも手練れらしきヤツらもいる……

そっちを先に排除しないことには、どうにもならんな)


初めに2、次いで6、そして5…負傷は4。

負傷を含めても、まだ半数にも届かない。


「ああ、まじで逃げたい」


「逃がす訳がないだろ」


「そうだろうよ…っと!」


真正面からやけくそ気味に放たれる数本の投擲ナイフ。

効果があるとは思ってない。

すかさず煙幕を足下に叩きつけ距離を取る。


煙幕などお構いなしに殺到してくる黒外套たち。

数人が、駄目元で低い位置に配した鋼糸に引っかけ前のめりに倒れる。


(おいおい、それに引っ掛かるって……こいつら本当に同業か?)


次いで感じるまた別の違和感。


リグナットの間近まで迫った黒外套の得物に声を失くす。


「斧槍って、おいおい」


突きを軽く避け、次に迫る剣持ちの横薙ぎを短剣で受け流し距離を詰める。

そこへ真横から楯持ちのシールドバッシュが襲いかかる。

すかさず後方へ飛び距離を稼ぎ、体勢を整える。


「相手がなんであれ…」


背中の剣帯に手を伸ばし"お気に入りの投擲武器(大型のスローイング・ダガー)"の柄を握り逆手で引き抜く。


そして、それを見せつける様にして眼前に構えた。


投擲武器(スローイング・ダガー)としては以上な寸法(サイズ)感。

リグナットの手首から肘の長さより、さらに長い。


だが、そんなリグナットに怯む事なく楯持ちのシールドバッシュが迫る。


迫りくる大楯に、リグナットはその場で身を低くし、

楯の下部を力いっぱい蹴りつけた。


「ワンパターンなんだよ」


大楯の軌道が崩れ、前方に倒れぬ様に慌てて体勢を立て直す楯持ち。

リグナットは、そのまま足下を這うように進み、露わになった足を穿つ。


そして、近くにいた斧槍持ちへと駆け寄る。

振り下ろされた斧槍を半身で避け、背後から迫る"音"に反応し、大きく距離をとった。


リグナットが先ほどまでいた位置に、大剣が振り下ろされる。


そんな大剣持ちの背後から振るわれる3本の投擲ナイフ。

一本は、大剣持ちの頸椎に突き刺さり、

斧槍持ちの肩をかすめ、脇腹に突き刺さった。


余韻に浸る事もなく、群がる黒外套の攻撃をいなし、回避するリグナット。

再度、鋼糸を張り巡らし、大きく跳躍して距離を取る。


だが、新手の楯持ちが鋼糸に向けて強引にシールドバッシュを打ち込み、

鋼糸のバリケードが(たわ)んだところから、素早い動きの剣持ちが飛び出し肉薄する。


袈裟切り、切り上げ、突きと、その剣線を掻い潜り顎を軽く叩きつけ、

空いた胸元を大型の投擲武器(スローイング・ダガー)が突き立て、すぐさま引き抜く。


剣持ちが咳とともに血を吐き出す、一拍後れで胸から噴き出る血しぶき。


煙る仲間の血をその身で受け止めるが如く、2人の黒外套が迫る。

2人の攻撃を反らし、避け、掻い潜り抜けリグナットは異形の投擲武器(スローイング・ダガー)を投げつける。


咄嗟に狙われた黒外套は身と投擲武器(スローイング・ダガー)の間に短剣を入れるも、

質量差の前に短剣は儚く砕け、軽々と胸を貫いた。


胸から大型の投擲武器(スローイング・ダガー)を生やせた仲間の骸を足蹴にし遠ざけ、

残った黒外套が、両手に短剣を手にしてリグナットを襲う。


無手のまま動きを止めたリグナットに、

勝ちを確信したのか黒外套は嗤う様に口を歪めた。


「…残念、これは特別製でね」


刹那、嗤う黒外套の腹を貫く異形の投擲武器(スローイング・ダガー)


黒外套は思わず後ろを振り返り、仲間の亡骸に目を向ける。

そこにあったはずの投擲武器(スローイング・ダガー)はどこにも見えたらない。


焦点が合わなくなった黒外套が「なぜ…」と漏らす。


「こいつは俺に懐いててね。ちょっと"離れると戻ってくる"可愛いやつなんだ」


その胸から投擲武器(スローイング・ダガー)を引き抜きリグナットは、問いの答えを口にした。

そして、残った黒外套たちに視線を向け、再度口を開く。


「とりあえず、追加で3っ。そして負傷2人と。

 そろそろ半分ってとこか、おいおいゴールが見えてきたんじゃねえか?」


大袈裟に煽りながらリグナットは状況の確認に予断はない。


負傷した楯持ちと斧槍持ちは、回復薬の様な物を口にし傷は消えているが、

顔色が悪く、目の焦点もあっていないのだろう。

仕切りに頭を振っている。

鋼糸の直後の奇襲で負傷した4人の者たちも同じ症状が確認出来る。


(あらら、お気の毒さま。あの6人は戦線復帰は無理だな。

さすがは、死神(ルーファス)禁制の質の悪い(悪意の塊のような)毒)


リグナットの使用した投擲ナイフには毒が塗られている。

その効果は、強い倦怠感と激しい頭痛、それらに引き起こされる嘔吐感。

質が悪いことに、回復薬、解毒薬に反応して症状の悪化する死神の毒。


腹立たしい事に、なんの処置もしなければ、

数分で自然解毒されると言うから更に質が悪い。


そんなリグナットも死神(ルーファス)との訓練で使用され嫌と言うほど地獄を味わった。


(正体不明の毒に、半数を喰われたんだ。ちゃんと慌ててくれないと困るぞ)


優勢を"演じる"リグナット。

その体力と手持ちの武器(手札)は、ガリガリと削られ底が見えている。

異形の投擲武器(スローイング・ダガー)はいわば切り札。

立派な手品も種が割れれば、対処は難しくはない。


なんとか誤魔化し誤魔化しで、落とした数は22。

あと10人弱とは言え、頭とその近くに控えてる数人は明らかに手練れ。


リグナットの置かれた状況は非常に厳しい。

隊長格と一騎打ちに持ちこめても、楽観的に考えて五分五分。


焦る気持ちを一切顔には出さないリグナット。

その裏側で必死に勝ち筋を模索する。


そんなリグナットの焦りを見透かす様に、冷たい声が再び響き渡った。


「お前たちは詠唱をはじめろ。魔力が切れても構わん打ち続けろ。

 副長2人は全身金属防具(フルプレート)の者たちを編成しろ。潰さすに削れば良い。

 余計な負傷にだけ気をつけろ」


「まじで勘弁しろよ……てか、余裕の全文詠唱(フルキャスト)かよ」


指示を受けた3名の黒外套が、粛々と詠唱を開始する。

戦闘時の詠唱は一般的に発動を早くするために短縮(ショートカット)する事が多い。

短縮した分、威力または効果が落ちるため習熟が必要とされる。


当然、全文詠唱(フルキャスト)で発動した魔法は威力、効果ともに減衰しない。


リグナットを取り囲む重装備の黒外套。

大振りな動きはせず、槍衾(やりぶすま)を形成し執拗な攻撃を繰り返す。


大きく脱しようとする者ならば、

副長と呼ばれた者たちが、それを妨害する。


そして、そこへ放たれる魔法の弾雨。


振りかかる魔法をなんとか回避しようと動きまわるも、

当然、全てを捌き切れる訳も無く魔力障壁を展開せざる得ない。


体力は削られ魔力の消費も激しい。

かといって有効的な攻撃手段もなく、ただ攻撃に晒され続ける。


そして、何度目かの魔法の弾雨が空を埋めた。

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