第18話 エコー.2
20分ほどで山を抜け、アオイたちは避難所についた。その間にNWCに遭遇することはなく、安全に到着することができた。
「はぁ、無事に着いたみたいだね。」
「うん、よかった〜。」
アオイとユイは何事もなく到着できてホッと胸をなでおろした。
彼らよりも避難を完了した人は多く、約200人ほどが既にそのシェルター内にいた。中はがやがやと人の声が聞こえる。
山々に囲まれた盆地のような所の中央にあるシェルターは、不調なく緑色の粒子を飛ばしている。この状態なら数十時間はNWCの攻撃に耐えられるらしい。これなら大丈夫そうだなとアオイは思った。
「あ、アオイ、ユイ!!」
アカリの声が響いた。彼女は大きく手を振りながらダッシュで駆け寄ってきた。
「もう、心配したんだよ〜!!」
そう言って彼女はユイに抱きついた。目には少し涙が溜まっている。
「ごめんごめん、心配かけたね。
大丈夫だよ。」
ユイはアカリの頭を撫でた。
「おう、お前ら、無事だったか。」
少し遅れてカンジが来た。
「、、、まあ、お前らなら大丈夫だと思ってたけどな。」
そう言った彼だったが、顔には安堵の色があった。
今回は無事に終わりそうだなーーーアオイは無事に再会出来たことを喜びそう思った。
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「避難状況は?」
「概ね完了しましたが、数名がまだ到着していないそうです。」
「そうか、、、
なるべく捜索はしたいが、、、」
少してからそんな会話が聞こえて来た。まさか彼らがーーーアオイは頭の片隅でそう思った。
ウォオォーーーーーン!!
再び咆哮が轟いた。山々に響きわたり、バサバサと鳥達が飛び去っていく。それと同時に今回は少しの地響きを感じた。大きな足音というよりは多くのなにかがかけてゆく音のようだった。アオイは彼らの無事を懸念した、その時だった。
“、、、くれ、、、てくれ、、、”
何かが彼の頭で響いた。それは声とは到底言えない音であった。
作者の白宮えるです。
この小説を凍結します。解凍するかどうかはまだ未定です。私的な理由でこのような決断を下してしまい、読者の皆様には申し訳なく思っています。




