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ヒストリカル!法隆寺中学校  作者: プリンアラモード
第3部 名門私立学校との出会い
18/32

18幕 平城中学校

 「こ、ここが平城中学校!?」

太子は驚いた。そう、僕たちは、平城中学校に来たのだ。正確に招待されたのだ。メンツは、僕とバカ2人、与一くんに、信長先輩。

 ここは、法隆寺中学校の隣にある超広い超名門の私立中学校らしい。平城宮(新校舎がある)と右京(旧校舎やテニスコートなどがある)と、左京(グラウンドやプールがある)、外京(体育館がある)にわかれていて、門は12個もある。その中でも、正門は白い漆喰の壁に、朱に塗られた木の骨組み、そして、黒い瓦の屋根とかなり豪華な門である。僕たちは、そこから入り、今、グラウンドにいる。

 「広きことさぞ広きこと最上川。芭蕉、衝撃の一句。」

松尾芭蕉がいつも通り、意味不明な歌を詠む。

「あいかわらず、良い句だな!」

太子は親指を立てる。すると、彼も親指を立てた。

「いや、しっかし、噂通り凄いな!」

与一くんは賞賛の声を漏らし、僕もうんうんとうなずく。

 「で、今日は何しに来たの?」

太子が惚け顔で聞いてくる。それに便乗をして、松尾芭蕉も首を傾げて訴えてくる。

「...。」

僕と与一くん、信長先輩は言葉を失う。ながらも、僕はため息をついて、

「今年の夏、ここで4年に1度の3校対抗体育大会が行われるんですよ。僕たちは、この平城宮中学校と、あと、平安宮中学校と戦うんですよ。」

と説明してあげる。

「喧嘩なら任せとくがいい!」

信長先輩は言う。

「いえ、そんなことはしませんよ。」

僕は否定する。

「だって、体術や拳法も立派な体育だろ。」

先輩は言う。確かに、一理ある。だが、この人、大丈夫か?と太子のバカが移ったんじゃないのとも思った。かなり、無礼だが。

 そして、僕たちは平城宮に入った。そこは正門から一本の道で繋がっていて、かなりわかりやすかった。しかも、壁で囲まれ、門まである。ここらへんは、こんな中学校が多いのか?風情ありすぎ!

 「うぉりゃぁぁぁぁぁぁ!」

と、そんな声が聞こえてくる。こらは、太子と、信長先輩の声か?僕は嫌な予感がして、声のした方を見ると、やはり、彼らは門を殴りまくって、窪みを作っていた。

「だぁぁぁぁぁぁ!」

僕はそん叫んで、彼らを止めようとする。しかし、

「俺が止める!」

と与一くんが立ちはだかり、バズーカで門までぶっぱなしてしまった。

「だぁぁぁぁぁ!」

僕はそう叫ぶ。そうだ!こいつもそうとうな、バカだった!なのに、何であの時、僕と一緒に呆れてたの?

 おかげで、僕たちは平城中学校の理事長である元明さんに説教された。

「門というのは、学校の景観を保ち、生徒を学問に誘うための物。それを、招待客のあなたがたが壊すなどもっての他!」

彼女は、キツい口調で諭してくる。珍しく、バカ2人は黙って頭を下げていた。しかし、残りの2人は頭を下げない。

 「僕は、このバカ2人を止めようとしただけだ!」

いや、自分のこと棚にあげるきかよ!?

「良いから、頭を下げろ!」

僕は無理矢理、彼の頭を下ろす。

「頭を下げるなど、俺様のプライドが許さん!」

そう宣言する信長先輩に、

「良いですから、謝ってください!」

と言って、相当な覚悟で彼の顔を無理矢理、下げた。

 そして、僕たちはみんなで

「ごめんなさい。」

と謝る。

「まぁ、わかったならいいわ。さぁ、座って!」

幸い、元明理事長は気前が良くて、あっさりと許してくれた。良かったぁ。僕は、心からそう思うのだった。

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