16幕 不良バトル(?)
「誰だ、お前は!」
連合軍の溜まり場へ乗り込んだ太子に、リーダーの織田信長が誰何する。
「私は聖徳太子。この前、秀吉先輩と家康先輩が私をお蹴りになりやがりましたので、『気付けをちゃんとしろ』と直談判にやって参りました!」
太子は名乗って、連合軍に喧嘩を売った。信長は、
「敬語かタメ口がどっちかにしろぉっっっ!」
と怒号を浴びせた。そこぉ!?誰もがそう思った。
そして、少し冷静になって、
「聖徳太子...あぁ、あのバカ太子か。どうりで...。まぁ、よい。さっさと、ここから失せろ!そしたら、傷一つつけやしない!」
信長は宣言する。
すると、秀吉が、
「まず、私めに傷をつけてくださいませ、信長さん!」
と彼に迫る。
「うっせーな!お前は黙ってろ!」
信長は秀吉に怒号を浴びせる。
「はいっ♥」
秀吉はそう返事した。
「断る!」
さらに、太子がそう言い切った。
「失せろ!」
「無理!」
「消えろ!」
「断固拒否!」
「さっさと、失せろやっ!」
「ム~リ~!」
そんな、争いの末、ついに、信長の堪忍袋のおうが切れた。
「やれ!」
信長は太子を指差す。すると、彼に不良たちが襲いかかる。そこで、僕はたどり着き、止めにいこうとする。しかし、太子に、
「来るな!こいつらは私に任せて、隠れてろ!」
と言った。無駄にかっけぇぇぇっっっ!僕はそんな思いで、彼の言う通りにした。
そして、不良たちのパンチをしゃがんでかわし、目の前の不良はアッパーで、右の不良を肘で、後は回し蹴りでぶっぱなした。アッパーを食らった不良と、肘を食らった不良は即気絶し、回し蹴りにより吹っ飛ばされた不良たちも壁に当たって、気絶した。何か、すげぇっー!十七条の拳法、めっちゃ、すげっー!僕は、不覚にも感心してしまった。
「こいつっ!何者だっ!?」
信長がかなり動揺している。そのスキに、聖徳太子は「シライ3」で距離を詰め、上から殴りかかる。しかし、流石、不良リーダーの信長。それは、さらりとかわした。
「まだだ!」
「何っ!?」
太子はクルリと体をひねり、そのまま、信長の頭に蹴りを入れた。すると、信長は遠くへぶっとばされた。
「クッ...ソッ...!」
信長は鼻から出た血を拭いながら、歯ぎしりをする。一方、太子は、背中から地面に激突していた。
「ギャァァァァァ!」
と叫びながら、仰向けのまま、飛び上がった。それを、見た信長はかなり唖然としていた。そりゃ、そうだ!
「お前、面白いな。何て、拳法だ?」
信長は太子に聞く。
「十七条の拳法でっさー!」
太子はそう言う。
「変なアジア人真似やめろっ!」
僕はそうツッコんだ。
「十七条の拳法?聞いたことねぇ拳法だが、まぁ、こらから宜しくな。俺は天下布武の拳法を使っている。」
信長はそう説明する。太子は、
「イエッサー!」
と答えて、信長と握手をかわして、それから、2人は大の親友となった。
「これは、不良小説ですか!?」
僕は、そうツッコミを入れた。




