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ヒンダルフィヤ山脈...1

掲載を再開します!

リアルが忙しく投稿が遅れ、読んでいただいてる方々には、本当にありがたく、申し訳ありませんでした。

落ち着くのにもう少し掛かりそうで、暫らくの間は隔週での投稿となります。(隔週土曜日)

また、読んでいただけると、大変うれしいです。

拙い文章力ですが、引き続き書き続けますので、よろしくお願いします。


ギルドを出て、一度宿屋へ戻る。

宿屋に着くと女将さんに出る旨を伝え、急ぎ身支度を整えて二人の元へ戻る。

俺達が身支度を整える間に二人には、宿屋の裏側で(ラットゥス)に変身しててもらった。


「待たせたな。 さあ、行こう」


落ちていた二人の衣服を回収し、付いてくるよう促して街門へ向かう。

程なくして街門に到着し、衛兵には採集目的と告げ門を抜ける、が・・・ブレナン達と合流を考えると、ある程度で直ぐに街に戻らなければ。

二人は問題なく壁沿いに街門を抜け、同じように外に向かう人達の足元を縫って、俺達から離れすぎない距離で付いてきている。

えっ? 二人分の荷物はって? はははっ、何を言ってるんだい?


節制・貞節(テンペランティア)、やっておしまいなさい』

『我らが主よ』


えっ? ノリの意味がわからない? うん・・・俺も、なに言ってんだろ?

ま、まあ、今更だけど節制・貞節(テンペランティア)は、得たものを俺の意思で取り出す(放出)事が出来る。 だから、自分たちの荷物以外に何も持たなくても、後で取り出して二人に持たせられるんだよ。 完璧だ!・・・よね?ね?


ある程度街から離れたところで、街道を逸れて灌木林へ踏み入る。

夜のうちに降り積もった雪は、俺たちの脛位の深さだったが、とくに足をとられる事も無く、雪原には俺達の足跡だけが残る。

が、そのまま歩いたのでは、大きいとはいえ(ラットゥス)の二人が後を追って来れない。

なので、時間は掛かるが溝の様に、雪を踏み固めながら林へと入っていった。

轍の跡みたいかな? ガラガラガラガラガラ~~~~・・・(ひゅ~~)すみません。


林の外から俺達が見えない程度奥に入り、ヴィと二人はこの場で待つよう伝え、周囲の確認のため一旦離れる。 ざっと周囲の確認を済ませ、人の気配が無い事を確認すると、ヴィ達の元に戻って二人に人族とドワーフへ戻ってもらい、持ってきた衣服を取り出し着替えてもらう。

ん?ヴィ? 何故、俺の目を手で隠す?

てか、身長差があるから、万歳の姿勢って辛くないか?

で、何故?密着して、俺の服へ顔を埋める? 鼻息荒くないか? 息を吸う度に、こそばゆいぞ?

っと、そんな事をしてる間に、二人とも着替えを済ませたようだな。


「おっ、お待たせ。 き、着替えたわよ?」

「あ、ああ、すまなかった。 二人とも辛かっただろ?」

「う、ううん。 そんな事なかったよ。、ねっ? コゥ?」

「あっ、うん。 だ、大丈夫だよ!」

「そう、か。 さっ、じゃあ、この辺りで適当に採取してから、昼前には街へと戻ることにしよう」

「うん。 分かったわ」

「ねえ? その、何か、手伝える事って、ある、かな?」

「あ、いや。 二人は適当に付いて来てくれ、真剣に採集するわけじゃないからな」


その後は適当に歩き回りながら、二人の扱いに関して話をした。

まず、姉のターニャは俺の幼馴染って、何?ヴィがなんか不満げだが?ま、良いか。で、弟のコゥはターニャの連れと言う事にして、関連性は冒険者としての関係で通すことにしよう。

おっ! と、冒険者なのに武器も防具も、持ってないのは色々おかしいな。 防具の予備は無いから、前に使ってた外套を目深に羽織ってもらって、その上から手持ちの予備の短剣を見えるように、これで見た目は冒険者に見えなくもないだろう・・・後で、ちゃんと揃えよう。うん。(資金、足りるよな? いくら残ってるか、確認しとかないと)

さて、これで最低限俺とターニャの関係性はあるし、聞かれた際も説明するのに問題は無い、だろう。ね?


あと、共に街に入る分けだが、此処で二人に出会ったのは、採集の帰りにたまたまでって、少しわざとらしいかな? まっ、他に思いつかないし、問題があったらあったで、その時はその時に考えよう。

さて、日も高くなってきたし、そろそろ街へ戻るかな。


「さあ、そろそろ。 街へ戻るぞ?」

「あ、うん」


二人を伴って林を出て街へとって、まあ短い道中で何かある訳も無く、街門で衛兵に其々証を見せて中へ。 ええ、ええ、問題ありませんでしたとも!

まあ、見た目が人族とドワーフだから、特に目立つ事もないからな。

あっ、地面が・・・まあ、馬車や人通りで凸凹してるから、今は目立つことは無いだろう。後で、祝福(フェストゥム)で何か出来ないか試そう。(はぁ~~・・・)

そのまま外壁と街の境を通り抜け、人目を避け人通りの少ない脇道へと逸れる。


「よし、問題無く入れたな」

「っはぁ~~、緊張したよぉ~~~」

「って、何でヴィが緊張するんだ? 二人なら分るが---」

「なっ!し、失礼ねっ! 本当に大丈夫か、心配してたのよっ! 悪い?!」

「いや、悪くは、無いが・・・ヴィが心配しても、どうにもならない---」

「むっきぃいいいいっ! ちょっとジーク! そこに座りなさい!!」

「ん? 何故、俺が座らなければならない? 意味が分らないんだが? まあ、分らないのは何時もの事か、さあヴィは放っておいて---」

「放ってって、なによっ!ふぅもごもごもごっ・・・・・・」


ちょっと煩いので、ヴィの口を手で塞いでおく。

てか、鼻息荒いし、暴れるなって・・・もう。


「ふごっふむぅ~~~~~っ!」


あっ!鼻まで抑えてた。 やばい、やばい。


「はぁ~~、はぁ~~~・・・」


あらら、顔が真っ赤だよ。 変な癇癪が爆発しないうちに、これからの事をさっさと話しておくか。


「話が逸れて、すまないな。 さて、”街門を通って外から入った”、この事実はさっき出来たから、当面怪しまれる事は無いはずだ」

「う、うん・・・」

「ああ、まだ心配だろうが、そんな顔するなよ。 逆に目立つ原因になるから、普通にしていれば大丈夫だ」

「うん・・・そ、そう、ね。うん」

「そうだ。 で、この後なんだが、直ぐに買い物に行くぞ」

「あ、えっと・・・買い物?」

「そうだ」

「えぇっと、そのーーー」

「なんだ? そのままじゃ、冒険者と言えないだろ? だから、必要なものを揃えないと」

「いや、分かるけど・・・その、お金が---」

「ああ、気にするな。 まあ、出費は痛いが、俺達が勝手にした事だ。 責任を取らずに、放置する訳にはいかないからな」

「いや、でも・・・」

「まあ、いいから、ほらっ!行くぞ?」


何やら遠慮?する二人を連れて、この街の商業区へと歩き出す。

ヴィは隣を付いてきていたが、振り向くと二人はまだその場に、つ立ったままで呆けていうようだ。


「お~い! 置いてくぞ?早く来いよ」

「あっ! まっ、待って! ほらっ、コゥ!」

「あぁ、待ってよ。 姉ちゃんってばぁ~~っ!」


商業区に着くと、色々と店舗を見て回る。

しかし、ゆっくり見ている時間も無いので、そこそこ大きな商店へ入り、要件を伝えて見繕ってもらう。

二人の武装に関しては、ベースが巨人と考えれば、前衛!しかも、盾職(タンク)一択だっ!


ターニャの装備は基本は胸部を覆う皮鎧で、関節などの急所部分は金属補強された物を選んだ。 武器は先端を金属補強した戦棍(メイス)と、予備として俺達と同じ短剣を選んだ。まあ武器はおいおい、変更すれば良いだろう。

コゥも基本は同じものだが、胸部は部分金属補強した物にし、武装もターニャと同じ物にした。

最後に、他に盾を持たせるつもりだけど・・・。


「二人とも、着けてみて違和感は無いか?」

「あ、うん。ちょっとキツイけど、調整すれば多分大丈夫」

「コゥは、どうだ?」

「えっと・・・うん。 僕も、大丈夫だよ」

「そうか・・・じゃあ、その状態でコレ持ってみてくれ」


そう言って店にある盾の中から、盾の裏側に杭付の金属製の盾を二人に持たせてみる。


「コレを、持てば良いの?」

「ああ、持てそうか?」

「うん。 特に、問題は無い、みたい。 コゥはどう?」

「ぼ、僕も、問題無いよ」


予想通りと言うか何と言うか、ん?店員が目を剥いてるが・・・大丈夫か?目玉飛び出すんじゃないか?

ま、まあ、良いか。体重が変化しないなら、見た目がそうなだけで、力は巨人族(人族より当然上)のままと思ったんだ。 そりゃ、人族には重すぎて扱い辛い物でも、この二人にとってはそうではない。

杭を地面に穿てば盾の重量とで、大抵の衝撃は防げそうだな。


さて、支払いだけど・・・くぅぅぅっ。 盾は今まで使える者が居なかった事で、逆に喜ばれ大分まけてくれたが、それでも一式で大銀貨9枚と銀貨8枚が・・・あっ、あれ?雨でも降ったかな?

えっと・・・手持ち足りる、よな?

小袋から硬貨を取り出して確認してみると―――。


『金貨0枚、大銀貨7枚、銀貨33枚、大銅貨45枚、銅貨2枚』


差し引きすると―――。


『金貨0枚、大銀貨0枚、銀貨5枚、大銅貨45枚、銅貨2枚』


ごふぉっ! ・・・・・・・・まっ、まだだっ!

まっ、また稼げばいいんだ! うん!そうさっ! ははっ、ははははっ・・・・・・。


「あ、あの・・・ほ、本当に、良かったんでしょうか?」

「あ、ああ、気にするなって、み、身なりを整えてないと、ぼ、冒険者として、あ、怪しまれるからな。 は、はははっ・・・」

「そ、そう、でしょうか・・・」

「そ、そうさ。 だ、だから気にするな・・・・・・あぁぁぁぁっ!!」


やばい!! ギルドに行かないと、ブレナン達を待たせてる!!


「ヴィ! それに二人も、急いでギルドに戻るぞ!」

「えっ? ちょっ---」

「ブレナン達を待たせてる。 ほら、早く行くぞ!」


支払いを済ませ、来た道を急ぎギルドへと向かう。


「あ、うん。 って、待って、待ってよ! 先に行かないでよっ!」

「えっと、わたし達も、一緒に行くの?」

「そうよ! ほら、置いてかれちゃう!! ターニャ、コゥ、行くわよっ!」

「は、はい! さっ、コゥ行こう」

「うん」

「ジーク~~~! 待ってよ~~~~~~」


うん? 後ろが騒がしいが、ちゃんと着いてきてるのか?

買い物やなんやで忘れてた俺も悪いが、昼を大分過ぎてブレナン達を待たせてるだろう。

と、とにかく、ギルドに急がないとな!


人混みを避けながらも走ったお陰か、商業区からそう時間を掛けずにギルドに着いた。

で・・・まだ三人が見えてこないな。 そんなに早く、走ってないんだがな。

そのままギルド前で待っていると、少しして三人の姿が遠くに見えてきた。

・・・・・・。


「ぜぇ~ぜぇ~、はぁはぁはぁ・・・」

「あ~、ヴィ?」

「っく、はぁはぁはぁ・・・」

「え~っと、中入るぞ?」

「ぢょ、ぢょっど、はぁはぁ、ま゛、ま゛っで、はぁはぁはぁ・・・」


あれ? 顔色が青と赤を、行き来してるな・・・。 そんなに距離あったかな?


「あ~、二人は大丈夫か?」

「あ、え、ええ・・・買っていただいた物も、そう重くないですし」

「そうかそうか、まあヴィが体力無いだけだな」

「じょ、じょっど、ぞで、どういう゛いびよ、はぁはぁ・・・」

「ん? そのままの意味だが? 普段から鍛えないからだよ」

「な゛、な゛によ゛、わ、わだじだっで---」

「はいはい、分った分った。 さて、全員揃ったが・・・二人は一旦外で、待っててくれるか?」

「ええ、構いませんが・・・何か?」

「いや、中に仲間達が居るんだが、まず二人の事を話してから、改めて紹介した方が良いかと思ってな」

「そ、そうですね。 いきなりわたし達が居るより、その方が良いかと・・・」

「じゃあ、少しだけ待っててくれ、ほれ! ヴィ行くぞ?」

「わ、わがっだわよ゛・・・」


二人を外に残し、ヴィと供にギルドへと入る。

大分待たせてしまって、ブレナン達に悪い事したな。


To be continued...

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よろしくお願いします。

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