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2日目癒しと緊張の森

 飛び跳ねるプリン体、それは俺だ!


 と、意味も考えず文字通り飛び跳ねるのは俺。家族も仲間も捨て、ただただ気まぐれに生きる様になった俺は跳ねる体よりも高らかに飛んでいた。

 普通に人として接する事は出来なくなったのは少し寂しい気持ちもある。下手をすれば憎まれる事もある。


 一休みに周りの木々を見渡し、音に耳を傾けてみる。


 耳なんて無いだろう……と自分でも思うが置いておく。

 ただ感じる事はできる。

 風は穏やか、木が小さく揺れると同時に枝葉は踊る。その光景が太陽の光を遮る様に立ち並ぶ、その木々は時間を忘れる程綺麗だ。

 また葉と葉の擦れる音と、草の自分をくすぐる柔らかい撫でる音は少し寂しさを感じた自分の心を慰めてくれてる様だ。


 普段はほとんど味わう事が無かった、ゆったりとした時間。

 自然と景色を見る為の眼も自然と下がる。

 だが、今の自分はこんなありふれた景色ではなく、未だ見ぬ1つの景色を見る為に前を見る。


 飛び跳ねを再び開始すると、先程感じた音をかき消すつんざく様な悲鳴。


「誰か助けて!」


 俺にもまだ人情が残っていたのかもしれない。


 俺は迷わずその声の主に少し速度を上げて跳んだ。

 同時に無事である様に、と。

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