表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/23

4 リスタート

どうも、2日続けての投稿です。かまぼこです

まず、毎度のごとく文章が汚かったり誤字脱字があると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです

一応、シリーズものですので読者様が前の回を読んでいらっしゃっることを前提として書いています

そのため、この回だけ読むとなにこれわかんないということになるかたもおられるかもしれません、ですので、この回を読み終えたあとに前の回もよんでいただくことをおすすめします

前置きが長くなりましたが本編をどうぞ

「夢……じゃないよね?」


 目を開けると、金色の長い髪に黒い目を持つ二次元に居そうな超可愛いロリっ子が私をまじまじと見つめていた。 更には、後頭部に柔らかい感触が……


「夢ではありませんよ、巫女様。 ここは紛れもない現実です」


「……そうだよね。 ロリっ子の膝枕なんていう神シチュエーションが夢なんかじゃないよねぇ」


 私は今、超可愛いロリっ子に膝枕された状態で仰向けで寝転がっており、後頭部で見た目に反して柔らかい太ももの感覚が脳に染み渡ってくる。


 五感が戻る……死の世界から戻ってきたことに気づくまでに、3秒もかからなかった。


 目だけを動かして周りを見てみる……ごつごつとした岩肌に覆われた空洞、人が来ないのか整備されてない道。


 ここは私の死んだ場所で間違いない


 どうして、異世界へ来て一度死ぬ必要があったのだろうか?死んでから強くなるような世界ではなさそうだし別に……死ぬ必要なかったよねぇ? 


 と、心の中でどこかの誰かにぼやいていると、

「あのぉ……そろそろ起き上がっていただけませんか? そろそろ足がヤバいのですがぁ……」


 と、若干顔を引きつらせながらお願いされた。 どうやら、そろそろ起き上がらなければいけないらしい(主に彼女の足の負担がヤバそう


 膝枕、気持ちよかったなぁ……


「よいしょっと」


 私は膝枕から上体を起こし、その場に正座した。うう……地面がごつごつしてて足痛いよぅ


「それで、改めて確認するけど、さっきのはただの膝枕ってことであってるよねぇ……」


 念のため? に私はその女の子に問いを投げかける


 その答えは、普通にスルー出来ない内容の言葉を添えていた


「はい、膝枕ですね……。巫女様のお兄様から教わったものですが……どうでしたか?」


「……どうでしたも何も、ただ普通に気持ち良かったよ……ってちょっと待って!? あなた今、私のお兄ちゃんから教わったって言ったよね!? お兄ちゃんって生きてるの?」


 かの「神隠し」事件で別れて以降、連絡も一切取れなかったけど生きているって私はずっと信じていた

「はい、きちんと生きてますよ。今は詳しくは言えないですけど……元気ですよ」


 生きてるっ! 私のお兄ちゃん……生きてるよっ!


 名前も知らない子のいうことなんて、普通は信じないような気がするが、私の命の恩人だと話はべつである。 


 ふと、私に訪れる安心感。それは同時に、新たな疑問を生み出した


「どうして、あなたが私のお兄ちゃんを知ってるの? そもそも、あなたは一体何者なの?」


 この子とお兄ちゃんの関連性。 それ以前に、このロリっ子は一体誰なのかということである。


 私の質問を聞いたそのロリっ子は、その場で立ち上がると


「申し遅れましたぁ。 私は魔王軍幹部、第1の使徒【支援】担当【黒の使い魔】クレア=リュードラと申します。 これからよろしくお願いしますっ!」


 ツッコみどころが色々ある内容の自己紹介をした後、ぺこりとその場で一例した。うんお行儀が良くてえらいえら


……え? このロリっ子今何て言ったの? 魔王軍の……幹部? とんでもなくヤバいことを言ったよねぇ!?


「私の知ってる知識だと、魔王って異世界物の作品のラスボスでお馴染みのやつで……幹部ってことは魔王軍の中でもあなた……クレアは相当強い人ということだよね……?」


「はい……大体あってますよ。 まあ、ちょっと付け足すとすれば……私は魔王軍では魔王様の次に強いということですかね……」


 頭を挙げたクレアは答えた

……えっと、この子クレアっていう名前だっけ、小学三年生位の見た目に反してめっちゃ強いんですけど……絶対今の私のステータスで勝てる相手じゃないよね……うんそうだよね


「あ、そういえば私のステータスってどうなってるんだろう……見てみるか」


 一回死んだからもしかすると強くなっているような気が……

 

 私は脳内で、空中に画面が開くような……えっと……スマホでスクショのアイコンを出す為に端末の上部からウインドウを出すときのイメージ?(この例え分かる人絶対いないよねぇ……)をする。


しゃらんっ!!


 気持ちいい音と共に私の視界に現れたのは、縦に並んだ10個の四角いアイコンとその右にある今のステータスが示された四角い画面だった。


 私はそこに書かれてあるものを読み上げる


「姫 天職【黒魔法使い】レベル25 HP3245 MP4957 所有スキル数16 所有チート数3……うん? チート?」


 そこにあった「チート」の3文字。 ゲームみたいな世界だと切っても切り離せない単語がようやくおでましか……


 私はステータス画面の左の縦に並んだ四角いアイコンの中から、上から4つ目の「チート」をタップする


 新しく四角いウインドウが開く。 そこにはこう示されていた


 【魔力操作】スキルレベル999 【魔力生成】スキルレベル999 【鑑定】スキルレベル999


 上二つの数字がカンスト? してるのはまあ見慣れたような光景だからまだ良いのだが……【鑑定】だけ違和感半端ないね。 まあ、異世界物だと【鑑定】って強力なイメージがあるし、持っておいても損はないと思うけど……


「あの……巫女様ってどうしてボイスコマンドを入力せずに《アマテラスの鏡》を開けるのですか?」


 私が若干慣れた手つきでウィンドウを操作していたら突然、クレアちゃんが聞いてきた……。


「うん、一応私の視界に出ている画面がその《アマテラスの鏡》で合ってることを前提に答えるんだけど……正直分からないです」


 そう答えると彼女は、つぶらな瞳でまじまじと私を見つめてくる。私の体になにか着いてる?


 10秒程経ち


「……やはり【黒の巫女】なので相当高い権限をお持ちですね」


 なにか納得したような顔で、クレアと名乗る目の前の幼女はそう口にした。


 と、その中にあったとある単語が脳内に引っかかる。

「【黒の巫女】って何?」


 生前……?私のことをそう呼んでいたので、物凄い重要そうな単語なことは明らかだ


 リ◯ロの某ヒロインに似ている外見のリア様も私のことをそう呼んでいたし……私ってなんか凄い存在なの? そんな自覚一切ないんですが


 クレアちゃんは「どうしようかなぁ……?言うべきかなぁ……?」という顔で悩み始めた。


 うーん、相変わらず可愛いよねこの子。なんか、一家に一人は欲しいのですが


……そういえば、私ってこれからどうなるんだろ?

 

ふと、沸きあがる疑問。


 リア様曰く、詳細は分からないけど私は国に追放されたらしい。


 つまり、地上に帰っても住むところがない……と


 それ以前に、地上に帰れるかどうかも分からないし……


 このとき、私の思考はマイナスの方向へ直進していたようで、外から見るとめっちゃ落ち込んでる感じだったらしい


 そんな私とは真逆?にプラスの思考をしていたように見えたクレアちゃんは


「えっと……【黒の巫女】というのは……簡単に言ってしまえば《あらゆる「闇」を統べる存在》ですね」


 笑顔でそんなことを口にした。うん……その愛おしい笑顔と口にした内容のギャップがヤバいことはもうツッコまないでおこう……話進まなくなるし


「……私、そこまでヤバい存在なの?」


「はい。現魔王様が欲しがるほど、ヤバい存在ですね。 ですので……」


そこまで言ったクレアちゃんは、すっと一呼吸おいて


「ねえ、姫ちゃん?魔王軍に入らない?」


 幹部の1人として、私を誘う。その状況で私が予想していたセリフをそのまま言ってきたっ!!



続く



読んでいただきありがとうございました。

なんとか二日連続で投稿できましたが、次回はまだ未定です

できれば高評価や感想をいただけると幸いです

それではまた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ