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17 魔王軍上層部会議②

あ、8000PVありがとうございます

あとタイトル変更した

 なんだこのアメリカンでハイテンションな子は……


 第一声からもうツッコまざるをえなかった。自分の前のクレアちゃんが自己紹介をしていたターンの時点で既に、瞳のキラキラ度が他の娘よりも一線を画していたが……まさか


「ミーの名前はアリス=リーリア!天職は魔王軍【幹部】第2の使徒【精霊】担当DЁ━d(ゝω・´○)━SЦ!」


「せ……精霊?」


「YEEEEEEEES(`・ω・´)ミーはこの世界で最も強い……つまりはサイキョーな精霊ちゃんデェース!この分野だけだと、魔王様よりもツヨツヨなのデェース!」


 うーん(´・ω・`)何この既視感。キャラというよりもそのぶっ壊れスペックがデフォルトであるということにあまり違和感を覚えなくなったぞ……


「お兄ちゃん、こんなヤバい存在どこで捕まえてきたの?」


「拾った」


「……は?」


 私が秒速で聞き返すと、お兄ちゃんは「あーうん、いや……その」と唐突に口篭ごもる。そんな姿を見ていると、魔王っぽさが若干薄れたように思えて少し声に出して笑いそうになった。


 それで……今のわたしがとる選択肢は以下の二つのうちのどちらかだろう


①この件について深く追及する

②このままスルーして次の話題に向かう


 まずは①の選択肢を選んだとしよう。発生するイベントとして考えられるのは、アリスちゃんの生い立ちなどの過去回想を聞ける(聞かされる)かもしれないということ。

 

 こういう系の話って専門用語大量発生案件+話の内容がクッソ重かったりするのがテンプレだから……多分二人きりでいる時に聞いた方が良いし、それ系のゲームだと親愛度上げないと発生しないイベントだから今は選ぶべきではないと思う


 ということは②の選択肢を選ぶ……ってあれ?アリスちゃんなんかニヤニヤしてるぞ?


 私がとるべき選択肢が見つかったため、視線を前へ向けると、


「うわぉ!!3分デェス!3分ということは3分なのデェス!!」


 ◯泉構文を全開にして若干興奮した状態になるアリスちゃんの姿が見えた。というか拳を突き上げてまでめっちゃうぇーいってなってるんですけど……3分って何の時間や?


 3分と言われてパッと頭の中に出てくること

・お湯を入れたカップ麺が出来上がるまでの時間(モノによって異なったりはする)

・天空の城ラピュタに出てくるロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ大佐が最後の方のシーンで与えてくれた時間

・ウル◯ラマンの地球での活動限界時間(一部例外有り)

 等である。多分これらに該当するものでは無いような気がするが……


「アリスちゃん?3分って何の時間?」


「……別に何でも無いのデェース。つい取り乱したのデェース」


 テンションが急転直下したんですが……アレだこれ、親愛度が足りなかったんだ。


 心の中で何か察する私。今ここにいるメンツでお兄ちゃんとクレアたん以外は多分初対面の人だから……いかに私の存在がヤバくても初めてあった人には自分の何もかもを話せる人ではないとは思う。うんだって私結構怪しい人だと思われてそうな気がするし……


「あ、言い忘れましたけど姫様は精霊の力をご存知ですか?」

「精霊……ようやく本題が出て来たよぅ」


 精霊……【ラノベとかゲームではお馴染みの単語(ワード)だけど実際に説明しろと言われたら出来ない奴ランキング】で上位にいる(いそうな)印象がある。


 作品によっては扱える人が限られていたり、使える人がそもそもいなかったりするのだが、とにかく強力な存在であるのは間違いない……


「それでは説明しますね。この世界には……炎、水、地、風、光、闇、の主要6属性(エレメント)と、氷、木、雷、影、の4つの副属性で構成されている【精霊】が至る所に存在しています」


 先程とは百八十度変わった、超絶落ち着いたキャラで語り始めるアリスちゃん。中の人変わったのかな?(もしかしたら人よりかは宿っている精霊が変わったのかも知れないが。


「それらの【精霊】さんの力をお借りして様々な事を行うのが【精霊使い(エレメンター)】と呼ばれる人なのですが……この世界には【精霊使い(エレメンター)】は」


「数えるほどしかいない……?」


「そうです。私はその中でも最強なのです!」


 アリスちゃんはにぱぁーとドヤ顔をキメる。うん薄々分かってたよだから一切驚かないけど何その顔言葉に表せない位に尊いんですけどぉぉぉぉ


 等と一人で興奮してる私をよそに、アリスちゃんは淡々と続ける


「【精霊使い(エレメンター)】にも属性の適正があるのですが……あっここら辺の話をすると物凄い長くなるので今回は」


「省略するんでしょ?」


「……なんか姫様、発言が徐々にメタくなってきてないですか!?」


「べ別にそんなこと無いよぅ」


 知らないうちに学校の友人と駄弁ってる感じに打ち解けてた……からつい先読み発言をしてしまう。こういうクセ、直した方が良いのかなぁ……?


「あのぉ……そろそろ私の番いいですかぁ?」


 はい、たーんちぇんじ


うん……1話ごとに1人のキャラ紹介してたらグダる……

このノリであと数話行きます(多分

次回更新は……次の土曜か日曜です(多分

あ、ブクマとか感想とかしてくれるとめっちゃ励みになるにゃ

ではまた

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