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プロローグ/少年剣士と剣の化け物

初のシリーズものですので、継続できるよう頑張ります!

面白いと思った方がいれば、感想やレビューなどもらえたら嬉しいです!

干からびた地平線の向こう側から緑色をした魔物の大群がやって来た。

ゴブリンである。

それを見て立ちはだかる少年がいた。彼の名はカイル。

少年は身の丈に合わないほどの大剣を持ち、構えていた。

「ほら来たぞマグ、ゴブリンだ。」

彼は痛々しくも剣に向かって喋りかけていた…と言いたいところだが

剣が返事をした。剣の名は魔喰(まぐ)い。

「やっと、飯の時間かよ。

 一匹残らず食ってやるぜ!」

カイルが魔喰(まぐ)いを振りかざすと同時にもはや剣と言えないほど長く刀身が伸びた。

500mは下らないほどであった。

辺り一帯に地響きがし、砂埃が辺りを覆う。

連中は一撃で一掃されていた。

黒い炎のような形状の刀身についた尖った口が喋った。

「全然食い足りねェぞ!」

「何やってくれてんだよ!一匹だけでも生け捕りにして

 村人たちが盗まれた金品の場所を聞き出そうと思ってたのに!」

「ゴブリンならまだいるぞ」

「え!どこ?」

「俺の腹の中」

「そういうことじゃねぇよ!」

カイルにとってこの粗野で口の悪い剣との口喧嘩は日常茶飯事である。

「ああもう、あんたらいつまでも喧嘩してないで直ぐに次に備えなさい!」

そう声をかけたのはエルフだった。両手で先端が渦を巻く大きな杖を持っている。

「え、まだ次があるの?!」

「当たり前でしょ!」

「ガッハッハ!丁度食い足りなかったとこだ!」

「今度は数匹は残しとけよ!」

「ケッ、分かったよ」


だが、彼らがこんな旅をするのにも理由(わけ)がある。

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