表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/37

女公爵はカジノを視察する

カジノが一番の稼ぎ頭

アンジェリクはリュカを連れてエルドラド公爵家直轄のカジノを訪れた。


「んー、香水とタバコとお酒の匂い。鼻が曲がりそう」


「まあ、カジノですから多少は仕方ありませんね。賭け事も貴族の嗜みの一つですから」


「香水とタバコとお酒もね」


アンジェリクは一瞬顔を顰めたものの、すぐに笑顔を貼り付けた。そんなアンジェリクを見てリュカは申し訳無さそうに視線を落とす。


「申し訳ございません、ご主人様。匂いを消してしまえばいいだけなのですが、それをすると騒ぎになってしまいますので」


「大丈夫よ。ありがとう、リュカ」


アンジェリクはリュカにウィンクして見せた。そして、持ってきたお金をチップに両替し賭け事に興じる。


「と言っても、オーナーである私はディーラーに顔を覚えられているから忖度されるのよね」


小声でリュカに愚痴を言うアンジェリク。どうせ来たのだから負けてもいいから真剣勝負をしたいというのがアンジェリクの言い分だ。


「オーナーを負けさせて首にされたくないのでしょう。仕方がありませんよ」


リュカも小声で返す。アンジェリクは仕方がないかと肩を落とす。そのまましばらく賭け事に興じながら、カジノの雰囲気を感じ取る。


「結構盛り上がっているわね。従業員達もきちんと接客しているようだし、悪くはないわ」


「やはりこのカジノこそエルドラドの稼ぎ頭ですね。他の観光業も勿論頑張ってくれてはいますが」


「ええ。あんまり一つの事業に依存したくはないから他の観光業も頑張ってくれていて助かるけれど、このカジノはやっぱり特別だわ。潰さないように頑張らないとね」


ほどほどのところで賭け事を切り上げて両替して帰るアンジェリクとリュカ。これで四泊五日の視察は終わった。このまま屋敷に帰ってゆっくりと疲れを癒し、明日からまた執務に励むこととなった。

でも他の観光業も頑張ってます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ