無職ちゃうわ
こんにちは! 私伊吹みお! 花の17歳!
ある日ひょんなことから乙女ゲームの世界にトリップしちゃった!
ミステリアスなイケメンやクールなイケメン、可愛いイケメンにマッチョなイケメン。そんなイケメン四人組に囲まれたドキドキ逆ハーレム生活が始まってしまって、私これからどうなっちゃうの~!!
「どうにもならねえよ。さっさと飯食って働け無職」
「む、む、む、無職ちゃうわ! こちとらヒロイン様やぞ! 働かなくても養ってもらえる最高職やぞ!」
「そういうのは身も心もヒロインらしくなってから言ってね。ほらほら、ご飯冷めちゃうよ」
「わーんシュウくん可愛い抱き締めて」
「調子乗るなよ無職。お皿片付けられないから早く食べ終えて」
「突然の冷め」
冷めっ冷めのアキトさんとシュウくんの言葉におよよよよよよよよよと泣きそうだ。およよよよよよよよよ。よが多い。それくらい悲しい。
こっちは可憐で華奢で可愛いヒロイン様なのに、どうしてこんな対応されなきゃいけないの?
おうおうどないなってんねん神様運営その他もろもろ。クレームの神様と言われたみお様が黙ってへんぞ。とりあえず上司出せや。お前じゃ話にならんわい。
「ヒロインがクレームの神様なんて呼ばれてた僕たちの悲しみもわかってほしいかな」
シュウくんが悲しそうな顔をしている。めっちゃ可愛い。あ、サド顔になった。ご褒美ですねわかります。
シュウくんは攻略対象キャラの一人。クリーム色の猫毛。あざと可愛い系ショタ枠イケメン。好きなものはあんみつと遊ぶこと。嫌いなものは正座。誕生日は6月25日。種族は座敷わらし。
てかぶっちゃけ種族全員妖怪なのになんで設定はモンスター表記なんだろうね。世界観も和のテイストなのに何なんだろうね。不思議。
「それは運営がとにかく数打てば当たる戦法だったからだな。設定を煮詰めていない」
「そうそう、おかげで僕ら自分で考えてお仕事してるからね。自主性を重んじるって言ったら聞こえはいいけど、キャラクター説明だけで演じろって無理あるよね」
世界観読み飛ばしてる私からしたら耳が痛えや。マジすんません。
その後朝ごはん兼昼ごはんを頂きました。和食でした。だし巻きたまごがめちゃくちゃ美味しかったです。




