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どういうことやねん

 こんにちは! 私伊吹みお!

 なんやかんやあって乙女ゲームの世界にトリップしちゃった花の17歳!

 たどり着いた先は何だったっけ。設定読み飛ばしてたから分からないや!

 それでも今日も1日ヒロインとして頑張ります!


「あーモテてモテてモテまくる夢の生活が始まらないかなー。始まってないとおかしいんだけどなー」

「おいヒロイン。まてヒロイン」


 話し掛けてきたのは攻略対象キャラの一人、アキト。黒髪短髪、口数少ないクール系イケメン。好きなものは白玉と散歩。嫌いなものはゆでたまご。誕生日は12月8日。種族は天狗。あとなんだっけ。


「唐突に俺の設定を喋るな。あと好物は白玉ではなくおはぎだ」

「まさかの詐称」

「なんだ、そちらの世界ではよくあるのだろう。年齢を若く書いたり、恋人はいないと言ったり」

「はいはいグレーゾーングレーゾーン」


 こいつ急にぶっ込んでくるのなんやねん。恐ろしいわ。


「てか何しに来たの。起こしに来たなら『おはよう子猫ちゃん、今日も可愛いね』とか『寝起きの顔まで魅力的とは、君は俺をどうしたいんだ』くらい言うもんちゃうんか」

「虫酸が走る。それに今何時だと思ってるんだ。外を見ろ」


 言われたので障子窓を開ける。

 空がめちゃめちゃ明るかった。太陽が高い。きらきらって感じ。いやぎらぎらかな。


「世界が……輝いてる……」

「突っ込まんぞ。もう正午過ぎてるからな。ちなみに時間と日数はそちらの世界と同じ流れだ。つまり今12時17分だな」

「おっ、急なメタ発言ありがとな」


 設定ガン無視のメタ発言キャラと異世界恋愛って運営どういうことやねん。

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