原案8 ダンジョンマスター系②
なんだか保存が上手く行かない……。
通信障害だろうか……。
・主人公 白蛇 雄
元は蛇系モンスターの最低位種『ファングスネーク』のアルビノ。
ダンジョンコアを吸収することで伝説の最高位種『ヨルムンガンド』に進化する。
その体長は10kmにも及び、白銀の鱗は魔剣や聖剣すらはじき返す。
様々な特殊能力を備えるが、その巨体だけでも災害級のパワーを秘めており、のたうつだけで街の1つや2つ容易く壊滅させることができる。
しかし、彼自身は自分の大きさや力を把握していない。
彼はダンジョンコアと同化しているためダンジョン最深部のコアルームから出る事ができない。
後にアルビノの雄なのでという安易な理由から『アルビオス』と名乗るようになる。
進化に伴い知能が上昇しており、並みの人種より知能は高い。
さらに吸収したダンジョンコアから情報を得る事もできるため、非常に博識。
しかし、うっかり者で間が抜けており、社会一般の常識に照らし合わせると間違い無くバカと評されるであろう性格をしている。
余計な事をしてはダンジョンコアに指摘されてヘコむがまるで懲りない。
・ストーリー
序盤
しぶしぶダンジョン経営を開始する白蛇ことアルビオス。
ダンジョン内には彼の魔力に引かれた同族が多数侵入し、ダンジョンは蛇穴と化していた。
階層に応じて独自の進化を遂げた同族たち。
アルビオスは彼らのボスとなる高位個体を送り込み、ダンジョン防衛を丸投げする。
ダンジョンコアは怒るが、眷属(蛇型モンスター)たちは侵入者を次々に撃退していく。
ダンジョンの危険度はあっと言う間にSランクに指定され、しかし実害が無いため放置されることになる。
中盤
侵入者が激減し、暇になったアルビオス。
彼はコアルームの狭さに耐えきれず、部屋の拡張を行う。
部屋の壁を崩して。
その振動は地震となって周辺の町を襲い、再び侵入者がダンジョンに押しかけてくる。
当然ダンジョンコアは怒るが、やはり侵入者は深層どころか中層も突破できない。
安全だと解ると再び暇を持て余し始めるアルビオス。
そして彼は人間そっくりの分身と、強力な防衛用ガーディアンを作り出す。
そしてガーディアンの制御とダンジョンの維持をダンジョンコアに命じ、自分は人間型の分身に意識を移して外に出してしまう。
後半
人間として世界を見て回るアルビオス。
冒険者として活動し、友人や仲間もできる。
しかし、とある国で王侯貴族絡みのトラブルを引き起こし、命を狙われてしまう。
どこに行っても狙われるアルビオス達。
追い回された彼らはついにアルビオスのダンジョンに逃げ込む。
だが、その結果ダンジョン内に軍が攻め込む事になってしまう。
ダンジョンマスターの権限を生かし、深層へと逃げ込むアルビオス達。
しかし、敵軍は多大な犠牲を出しながらも物量作戦で突き進む。
そして、遂にダンジョンコアの操作するガーディアンも敗れ去り、アルビオスの本体の前に軍がやってくる。
・ダンジョン
アリの巣状構造と広大な1つの階層が交互に存在し、最深部にコアルームがある。
アリの巣状のダンジョンは全て広い階層に繋がっており、それぞれの階層は眷属の生息地となっている。
ボスはアルビオスが送り込んだ高位モンスターで、その階層内を自由に移動している。
やり過ごすことは可能だが、ボスを討伐しないと先に進む階段が現れない。
第1階層 双頭蛇の平原
アルビオスの放つ魔力の影響が弱く、最も外の環境に近い階層。
生息するモンスターも低級の者が多く、蛇型以外の者も多い。
ボスは双頭の毒蛇『アンフィスバエナ』。
身体の両端に頭があり、口から毒液を噴射する。
両方の頭を同時に潰さないと倒せない。
第2階層 翼蛇の山岳
体長2~4mほどの翼を持つ蛇『ワイアーム』が支配する領域。
侵入者は狭い足場で上空からの攻撃にさらされる。
ワイアームの牙には麻痺毒があり、麻痺した侵入者は転落死する運命にある。
ボスは『キング・ワイアーム』と『クイーン・ワイアーム』の番。
体長は10mほどで2対4枚の翼を持つ。
牙には麻痺毒があり、ワイバーンのように火球を吐き出す能力も持つ。
決して単独では動かず、常に群れを率いて行動するため、能力以上の危険度を持つ。
第3階層 毒蛇の湿地
足場の悪い湿地帯で毒を持つ蛇が襲い掛かる領域。
毒を持たない蛇『アナコンダ』などの蛇もいるが、それらは巨体で再生能力を持つ。
踏破するにはイカダやカヌーなどが必要。
ボスは体長15mの9頭の水蛇『ヒュドラ』。猛毒と高い生命力、再生力を持つ。
火に弱いが水中に潜って火を消してしまう。
討伐するには9つの首を全て切り落とす必要があるが、短時間で再生してしまう。
また、切り落とされた首も一定時間動き続ける。
第4階層 魔蛇の荒野
相手を麻痺させる【蛇眼】持ちの蛇が潜む荒野。
あちこちに岩場があり、そこは蛇達の隠れ家となっている。
大半の蛇は毒持ちだが、中には【毒ガスブレス】による遠距離攻撃能力を持つ者や毒液を飛ばす能力を持った者も存在する。
ボスは毒蛇の王『バシリスク』。体長は3m程だが、動きが速い。
その蛇眼は麻痺させるだけでなく生命力まで減衰させ、【石化ブレス】を撒き散らす。
知能が高く、非常に狡猾で罠を仕掛けたりすることもある。
第5階層 海蛇の航路
2つの島と海で構成されたフロア。
海には体長5mの『サーペント』が生息し、侵入者たちを待ち受ける。
サーペントは特殊能力は持たないが攻撃、防御、スピード、生命力、全てが高い強敵。
サーペント以外にも小型の海蛇型モンスターが生息し、それらは毒持ち。
突破するためには船、あるいは水中戦の準備が必須となる。
ボスは一角の大海蛇『ストーム・サーペント』。その名の通り嵐を起こし、風と雷を武器とする。
体長は20mにも及び、小さな船など一瞬で破壊されてしまう。
2つの島の中心地点となる海域に陣取っており、基本的にそこからは動かない。
近づかなければ襲われないが、逆に岸側に誘き寄せる事もできない。
第6階層 蛇女の神殿
上半身は人間、下半身は蛇のモンスター『ラミア』達が待ち受ける神殿。
ラミアは全員が魅了の魔眼を持ち、優れた魔法使い。
武器の取り扱いも上手く、知能も極めて高い。
ちなみに神殿に祭られているのはアルビオスの像。
ボスは髪も蛇となった蛇女『ゴルゴン』。石化の魔眼を持ち、魔法と弓の名手。
ラミアたちを率いて侵入者を排除する。
第7階層 竜蛇の密林
巨大な蛇型モンスター『ワーム』が生息する密林。
ワームは個体によって能力が違うが最低でも体長は10mあり、毒のブレスを吐き出す。
さらにヒュドラ程ではないが再生能力を持ち、驚異的なタフネスを誇る。
また、地上のワームに気を取られ過ぎると、樹上から襲い掛かる他の魔物の不意打ちを受ける事になる。
ボスは超ド級の巨大ワーム『ギガント・ワーム』。その体長は100mにも及ぶ。
特殊能力こそ通常のワームと変わらないが、その耐久力は桁違い。
通常の戦術で討伐する事は不可能に近く、真っ向から討伐するには攻城兵器必要。
第8階層 蛟竜の砂漠
幻影を操り、高いステルス能力を持つ蛇達が待ち受ける砂漠。
モンスターの強さよりも環境の過酷さが侵入者を苦しめる。
暑さと疲労で弱ったところに、姿を隠した蛇達が毒の牙で襲い掛かる。
ボスは蜃気楼の世界で蛇が変異して生まれるとされる『蛟竜』。
あらゆる攻撃に対する耐性を持ち、あらゆる攻撃をはじき返す鉄壁の防御力を持つ。
竜種の一種であり、討伐には国を挙げての対処が必要とされる。
第9階層 虹蛇の湖
虹色の鱗を持つ大蛇『虹蛇』達が住まう湖。
虹蛇は光の属性を持ち、地域によっては神の使いである聖獣として崇められている。
その戦闘能力は高難易度ダンジョンの大ボスにも匹敵する。
またフロア全体に降り注ぐ雨は、虹蛇達を強化し侵入者を弱体化させる。
ボスは虹蛇達の王『ユルング』。
光や水を中心とした多彩な魔法を使いこなし、虹のブレスの威力は絶大。
第10階層 蛇神の間
アルビオスのコアルームに通じるフロア。
飾りも何もない剥き出しの洞くつで、モンスターも出現しない。
ただ1つ存在する大扉は、アルビオスが作り出した守護者を倒す以外に開く方法は無い。
ボスは巨大なコブラの姿をした蛇神『アスプー』。
アルビオスの魔力によって作り出され、ダンジョンコアが操作する一種の魔法生物。
フロアボスたちのデータを基に作り出されており、その能力は正しく神話級。
蛟竜の防御力、ヒュドラの再生力、バシリスクの状態異常攻撃、ワームの生命力、ゴルゴンの魔法力、などフロアボスの長所がすべて反映されている。
最終階層 コアルーム
白銀の大蛇アルビオスの住まうダンジョンの最深部。
他のフロア同様非常に広いが、中央に鎮座するアルビオスが大きすぎるため狭く感じる。
アルビオスが暴れまわった場合、逃げるスペースが無く、侵入者は蟻のように引き潰されることになる。
・ご対面
アルビオス視点
『アスプー撃破されました』
「え? マジ? やばいじゃん! 俺、狩られちゃうじゃん!」
分身体と仲間たちは隔離フロアに避難させたからもう安全だ。
でも、俺自身は今、蛇生最大のピンチを迎えている。
我がダンジョンを踏破した軍がもうすぐここにやってくるのだ。
『100万の軍も残るは数千。敗北はあり得ません』
「いやいや、俺はちょっと大きいただの白蛇よ? 数千もいたら狩られちゃうって!」
くそ、逃げられない以上腹をくくるしかないか……。
そもそも連中はどこから来るんだ?
この部屋の出入り口は正面の小さい穴だけだし。
あんなの蟻しか通り抜けられないだろ。
まさか、壁を壊して入ってくるのか?
『来ました』
「なぬ!? ……あれ?」
キョロキョロと周囲を見渡すが何もいない。
不思議に思っていると気が付いた。
正面の蟻の穴からゴマ粒みたいなものが入ってきている事に。
侵入者視点
「ようやく、か……」
遂に漆黒の蛇神は力尽きた。
素材を剥ごうとしたのだが、遺骸は崩れ去ってしまった。
これでは赤字の補填もできはしない。
国軍全軍100万を投入した今回の攻略作戦。
結局目的の冒険者たちは消え去り、生き残りは1%にも満たない。
勇者の称号持ちも残るは私1人だ。
王の命令とは言えこれは正しい選択だったのだろうか?
とてもそうは思えない。
「勇者様、負傷者の治癒が完了しました」
「よし、ではせめてダンジョンを攻略しよう」
このままなら私は責任を取らされて死罪だろう。
だが、ダンジョンを攻略すれば、少なくとも死んでいった者達は無駄死にではなくなる。
開かれた巨大な扉をくぐり、私たちは最深部へと歩を進める。
「勇者様、出口です」
「ああ」
10人が横に並べるような広い通路を抜けると、一気に視界が開けた。
そこは巨大な地下空洞だった。
あちこちから虹色に光る水晶柱が突きだし、空洞を明るく照らし出している。
そして、その中心にソレはいた。
「ゆ、勇者……さま……」
「あ、ああ……」
両者視点
ア&勇「「……」」
ア「小っさ!!」
勇「何だ! あの巨大な蛇は!!」
ア「は? え?」
そして白蛇は己を知る。
『2度目の人生』事件、衝撃でしたね……。
ヘイトは確かに良くないですが、原作の内容って出版停止するほど問題だったかな。
筆者としては、新聞などでは声優への脅迫があったことが一切触れられてない事も衝撃でしたけど。
作者に隙があったのは事実ですが、外部からの圧力でアニメ化は中止、ノベルは出版停止に追い込める。
そんな悪しき前例にならないと良いですね……。




