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No77
夜に
眠れない夜に 聞こえてくるのは
窓を叩く 風の音だけ
嵐の予感も 激しさを増すけど
今の俺は 無関心で
ただバーボンをそそぐ
眠れぬ夜が続く 空しい時
空しさ紛らす 酒なんかに
おぼれてみたい
嵐の中で
眠れない夜に 見えてくるのは
自分を忘れた 抜け殻の俺か
「自由さ」なんて 合言葉にしても
形を持たず 嵐の中
そう儚いまでの言葉
ひとりきりの夜なんて 寂しいだけ
寂しさ和らぐ 子守唄でも
聴かせて欲しい
柔らかい胸で
まだまだかな 人間として
これからなのかな 男として
眠れない夜に 考えるのは
風の音なんかじゃ ないはずさ
眠れない夜に 考えるのは
儚いだけの ものじゃないはずさ
それに気づいているさ
眠れぬ夜を 味方につけて
動き出す勇気を 養えばいい
動き出せ
自分の足で
遅すぎはしない 今がその時
誰かと手をとり それもいいさ
自分の気持ちを 信じてみようよ
朝陽を浴びて 歩き出そうよ




