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作文  作者: 花見 福馬
76/90

No76

昔のように


この世に僕を生んでくれた

やさしいやさしいおふくろさん

今日まで生きてみたけれど

この頃ちょっと悲しいんだ

夜風に吹かれ歩いてみても

まん丸な月が笑ってるだけ

こんな僕に気付く人たちもなく

僕の胸は空っぽさ


昔僕をおぶってくれた

やさしいやさしいおふくろさん

今日まで生きてみたけれど

この頃ちょっと考えるんだ

人を愛するよろこびと

それを続ける難しさを

いま僕を求める人たちもなく

僕の身体は抜け殻さ


どこを歩いて来たのだろう

どこに向かっているのだろう

まん丸な月にきいてみたって

何にも言っちゃくれないよ


人生について教えてくれた

強い強いおやじさん

今日までやってみたけれど

この頃ちょっと弱虫なんだ

煙草や酒の力を借りなきゃ

何も出来ない男なんだ

ましてや僕の独り言なんて

誰もわかっちゃくれないさ


僕を殴った大きな拳

強い強いおやじさん

あなたを真似てきたけれど

この頃ちょっと迷ってる

決断の勇気が湧かないんだ

やってきたことさえ 正しかったのか

こんな重たい毎日が

よどんでいるだけなのさ


煙草の煙が目にしみてるさ

酒を飲めば涙がたまるさ

おふくろの顔が目に浮かぶよ

おやじの声が懐かしいよ


皆のところへ行きたいな

昔みたいにはしゃぎたい

そんなことを思っても 今は

歯をくいしばるだけなのさ












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