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No60
バランス
突然崩れた 恋のバランスに
声さえ忘れた私 人形のよう
サヨナラだけが 心に刺さって
震えるからだを 止められない
涙が頬を 虚しく濡らしてる
冗談だよって 私の肩を
強く抱いて 欲しいけど
あなたの気持ち 私の想い
つりあうことは もうないのね
突然降りだした 激しい雨に
慌てて身をかくした 地下鉄の駅
雷鳴がきこえて 心細いまま
ひとに押されて 体がよろけ
髪が頬を 虚しく撫でてる
こんなときは あなたの腕に
しがみついて いたいけど
昨日の別れ 後ろ姿
あなたはもういないのね
男と女の 愛のかけひき
いくつになっても 下手だね私
夏の陽射し 海辺の町
去年あなたと二人 訪ねた町
海岸通り 潮風のにおい
今年もきっと にぎわうのでしょう
想い出が心を 虚しくさせる
新しい恋が 待っているなら
試してみたいとも 思うけど
きっとダメね 繰り返すだけね
私の恋は いつもアンバランスね




