表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作文  作者: 花見 福馬
34/90

No34

あの頃


探してみました 幼い日の思い出を

野原を走って トンボとりしたあの頃

夕焼け過ぎて 家への帰り道

繋いだ手の温もり 今も覚えています

柿ノ木 モクセイ 柱の背比べ

僕を育てた 故郷の町並み

ひとりになると 比べてしまいます

今の暮らしと あの頃の安らぎを


故郷離れて どのくらい経ったでしょう

季節は何回 繰り返したのでしょう

出逢いも別れも 何度か訪れて

つかんだはずの愛も この手をすり抜けて

幸せ不幸せで 人生語るなら

僕に出来るのは 待つことだけでしょう

ひとりになると 比べてしまいます

今の自分と あの頃の自分を


昔は夢を いつまでも語り合い

今は思い出を ひとり探して

幸せなんか 求めるのはよそう

辛さや悲しみが 後についてくるなら

昔の友は まだあの故郷にいて

届く便りに あの頃の夢のぞきます

ひとりになると 比べてしまいます

今の自分と 故郷の友を


元気でいるかと 優しい声が

電話の向こうから 聞こえてきます

元気でいるよと 返事をすると

ホッとしたあなたの 顔が浮かびます

涙が出ると 寂しさつのるけど

もう少しひとり やってみるよ でも

ひとりになると 比べてしまいます

今の気持ちと あの頃の気持ちを


それでも今を 生きるしかないのなら

涙をこらえて 明日の風に吹かれます


父から母から 教えられた生き方で

自分の心で 明日の風に吹かれます






























評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ