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No27
奇跡
涙ってやつは悲しいときに
まぶたの裏にたまるもの
悲しくなんかないんだと
強がれば強がるだけまたたまる
歳のせいだと言い訳しても
何だか空しい僕なのさ
子供の頃は大げさに泣けたのに
大人になればそれができない僕さ
涙ってやつは悔しいときに
頬を伝って流れるもの
悔しさをバネになんて言うけれど
思えば思うほどまた流れ
この想いを理屈でかえされ
何も言えない僕なのさ
強い男になるはずが
こんなつまらぬ弱い僕さ
涙ってやつは寂しいときに
瞳を濡らしてしまうもの
寂しくなんかないと笑えば
嘘の笑顔をまた濡らす
信じもできず言葉につまり
飛び出したままの僕なのさ
愛が故の束縛も
我慢できないずるい僕さ
涙ってやつは嬉しいときに
男も女も流すもの
嬉し涙が本当の涙と
父と母は教えてくれた
本当の涙をまた二人で
味わえたらいいのにね
この本当の涙をまた二人で
流す奇跡を夢見る僕さ




