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No12
時代
色あせた表紙のアルバムを開くと
若かかりし頃の母の笑顔に会える
隣にはちょこんと座る赤ん坊の私
両手に何かをもち真剣なまなざし
ページをめくると時も進み
まるでタイムマシンみたいだね
時代の流れはさりげなく
私を大人に導いて
時代の場面は鮮やかに
私の瞬間を映し出す
写真の下の母の文字には
その時々の私の成長がにじむ
黄色い帽子に大きなランドセル
背負い背負われる小さな背中
ページをめくると時も進み
まるでタイムマシンみたいだね
時代の流れはしかしむなしくて
私をおきざりに逃げて行く
時代の場面はなぜか悲しくて
私の涙をもてあそぶ
色あせた表紙のアルバムをめくると
小さかった私も大人になっていた
隣にはやっぱり母のいつもの笑顔
だけどその手は小さくなってた
ページをめくると時も進み
まるでタイムマシンみたいだね
時代の流れはされど優しく
私をいつも見ていてくれた
時代の場面は和やかで
私の涙をぬぐってくれる
喜びや悲しみを幾重にも
時代の中に織り込んで
こんな私でもいつの日か
親となる日が来るのでしょうね
母のような優しいまなざし
父のような大きな愛情
時代の流れに身を寄せて
いつか出逢う素敵なあなた
どうか私の夢を叶えて
あなたと寄り添い歩く未来を




