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第三十八話 『討伐前日』


 ヘルガとの距離が縮まった月が綺麗な夜が明けた。


 あの後、しばらく二人で月を見ながら話していたのだが、一種の興奮状態から素面に戻った俺たちはお互い初めて本音を口にしたという恥ずかしさのせいで、顔を合わせることもできなかった。


 というか『帰るか?』『…そうね』というさっぱりとした会話を最後に無言で帰ってきた。だけど帰り道は不思議と気まずくはなかった。ヘルガが魔法で出したがタンポポの綿毛のような光の球体に先導されるのも面白かったしな。


 それに俺は一人勝手にこれでヘルガが人間と関わる機会が増えたらいいな、なんて親心のようなものが芽生えていた。いや、いたはずなんだが……


 二人でエルフの里に帰ってきたときの光景はきっと俺は生涯に忘れることができないだろう。それほど酷かった。それこそエルフよりも俺の方が人間と言う種族に失望しそうになるぐらいには酷かった。


 虫の鳴き声さえも飲み込んでしまう静寂を酒をたらふく飲んだオッサンたちの鼾が台無しにして、水晶の結晶のように美しい光を放っている魔光石やありとあらゆる色彩に愛されていたはずの厳かな迫力がある霊樹は横たわった半裸のオッサンたちによって隙間なく埋め尽くされていた。


 ああ、人間という種族はなんて愚かなのでしょう。神様が本当にいるなら、いや、エルフのいう精霊が本当にいるならこんな種族は滅ぼしているだろう。


 そう考えさせられるほど酷かった。やっぱり酒は飲まないほうがいい。脳まで酔っぱらっている碌でもない大人になる。


「おーい、ジン。こっちを手伝ってくれよ?」


 カツキの声が遠くから聞こえた。俺はその声に引っ張られように考えることを止めて、鷹揚な素振りで振り向いた。


「早いな、もう仕事をしてるのか? まだ昨日の酔っ払いどもは寝てるぞ?」


「ああ、昨日はいつにもまして酷かったな。それと朝が早いのはお互い様だろ? ジンは酒を飲まなかったのかよ?」


「だから俺はまだ未成年だって、いや、こっちの飲酒年齢は十六歳からだったな」


「当たり前だろ? さすがに俺でも未成年に酒なんて勧めないぞ?」


「いや、分かってるけどさ……まだ慣れないんだよなこっちの常識に」


 そう言うと俺はカツキとエルフたちのグループに混ざるように合流した。数人の海賊は酔いが抜けていないのか顔が真っ青だ。いや、これでもだいぶましだな。海賊たちの人数が少なすぎる。エルフよりも少ない。というかあんだけ人数がいて朝からヒュドラ討伐の準備をしているのが数十人なのはなんとも情けないというか、だらしないというか……


「ちょっと、くっちゃべってないで武器を運ぶの手伝ってよ? うちだけしか働いてないし! 不公平だし!」


 聞き覚えのある幼い少女の声がすぐ隣から聞こえてきた。カツキと同じ船に乗っているアセビという名の少女だ。


「アセビも昨日かなり飲んでいたのに、よくこんな早く起きれたな?」


「当たり前でしょ? うちも鬼なのよ。鬼が酒に強いなんて遥か昔から分かり切っていることでしょうが!」


「いや、まあ、同じ鬼でもシュテンはまだ寝てるんだけどな。まあ、アセビが働いてくれて助かって――え、双子? いや、三つ子?」


 俺がアセビから押し付けられた木製のデカい盾を受け取ると奥から違うアセビが現れて、そのさらに奥からまた違うアセビが現れた。どうやら俺はまだ夢の中にいるみたいだ。全く同じ格好をしたアセビが三人に見えている。


「何言ってんの? うちは一人よ!」


「そうよ!」


「あんた頭がバカになってんじゃない?」


 三人に増えたアセビと盾越しに目が合う。え、どういうことだ。本当に俺の頭が可笑しいのか? そんな疑問が頭をかける。あの部屋で起きた記憶がある。え、何処からが夢なんだ? もしかして全部?


「おい、アセビ。あんまり惑わせてやるなよ? ふざけってるとまた船長から怒られるぞ?」


「こんなことじゃ怒んないわよ。殴り合いの喧嘩してるわけじゃないんだし?」


「…そうだな。たぶんここに船長がいたらジンの呆けた顔を指さして腹抱えて笑ってるだろうな」


「そうでしょ? だからうちは悪くないし!」


 三人のアセビの内の一人はそう言い残して目の前からいなくなった。すると続く二人は悪戯に成功した子供のように笑うながら、全身が蛍火のような光に包まれて消えてしまった。


 アセビが消えるという怪奇現象に十秒程度は戸惑っていたが、さすがの俺ももうこっちの常識に慣れてきた。説明できない事象はすべてこの一言で片づけられる。


「魔法か……?」


「お、当たりだ! ジンも段々とこっちに馴染んできたんだな。馬車にも乗ったことがなかったくせに、なんだか感慨深いな」


「…それよりも説明してくれよ。あれってどんな魔法だ?」


「ただの分身だよ。スゲェ荷物運びとかに役に立つんだぞ? アセビはジンと同じで根が真面目だからな。あの魔法がピッタリなんだそうだ。自分一人だけで大概のことができるからな。確かに口は悪いが、頑張り屋なんだよ」


「うん、さすがに見てたら分かるよ。じゃあ、俺たちもあいつに怒られないうちにこれ全部運んでしまおうか? サボってたら殴られそうだ」


「それがいい。あれ、なんだこれ? さっきより多くないか?」


 俺もカツキと同じように足元に置いてあった盾やスコップなどの道具を確認する。確かにさっきよりも多くなっている。これ全部俺たちが運ぶのか? というかいったい誰がこんなことを……あ!


「……アセビだ。アセビの分身が持ってた荷物を全部ここに置いて消えやがったんだ! それ以外考えられない!」


「なるほど、それだと確かに筋が通るな…」


「おい、カツキ。あれのどこが真面目なんだよ。仕事を押し付けられたぞ?」


「サボるなってことだろ? 真面目じゃないか?」


「いや、そうかもだけどさ、これ全部俺たちがやるのか? 無理だろ。いっそエルフのみんなに頼み込んで魔法で運ぶのを手伝ってもらうか?」


「……それも考えたが、彼らにも彼らの仕事がある。それにオレたちの荷物ぐらいオレたちで運ばないとな。商人はすべてが自己責任だ」


「俺たちはいつから海賊から商人にクラスチェンジしたんだよ」


「まあ、一応やってることは商人と変わりないだろうよ。ほら、みんなが起きる前にここにあるのだけでも運んじまおうぜ? オレたちはどうせヒュドラをこの目でみることはないんだからな」


「そうなのか?」


「ああ、オレたちは先兵じゃなくて、補給兵がいいとこだ。まあどっちも大切なんだ。頑張ろうぜ? あ、もしヒュドラが見たかったなら、死体で我慢しとけ?」


「できればそんな怪物一生見たくないよ! 死ぬ思いをするのはもうグリフォンの時だけで十分だ。これは文字通りの意味だぞ?」


「はい、はい、ほら、ジンはそっち持ってくれよ。オレはこっちだ」


「流すなよ。今でも震えるぐらい怖かったんだからな!」


 さっさと終わらせるためか前を歩いていくカツキの横に並ぶように俺も盾や弓、矢の入った筒を持って急いで駆け足で進む。こんな雑用にも近い労働をしているうちに朝が終わった。


 ヒュドラ討伐の全貌はまだ分かっていない。恐怖をそこまで感じないのはきっとまだ俺が当事者になれていないからだ。だけどそれでも少しでも役に立ちたい。昨日生まれたそんな思うを伝えるように俺は重たい荷物を抱えたまま頑張ってエルフの里を横断した。



 ※※  ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※



「じゃあ、ヒュドラ討伐作戦の詳細を話しておくわ! 質問があったらいつでも挙手してくれて構わないわよ!」


「……さっそくだけどいいかな?」


「いいわよ、ジン。何かしら?」


「何で作戦会議を俺の部屋でやってんだ? もっと他にあっただろ?」


 リーネの声が狭い会議室に、いや、俺の部屋に響いた。カーリさんが用意してくれた霊樹を刳り貫いたような構造のこの部屋は俺が一人で生活するには十分すぎるほど広いが六人いるとさすがに狭い。というか大広間とか選択肢は他にもあったはずなのに何でわざわざ俺の部屋にみんな集まってるんだよ!


「大広間はエルフが独占しているもの。仕方がないでしょう? ロバーツは部下の真面目で優秀な船員たちが頑張って説明し回ってるわ。私はそんな手間を掛けたくないの。それに私たちは人数が少ないことが取り柄なんだからそれを活かして楽をしないとね」


「いや、それはいいけど。なんで揃いも揃って俺の部屋に集まってんだよ。それなら誰の部屋でも良かっただろ?」


「だって近かったんだもん。それ以外理由なんてないわよ。それと強いて言えば、私とヒビキとシュテンの部屋は足の踏み場もないほど散らかってるもの。アリアの部屋は二週間の内に溜まった必要な書類やら何やらで同じような状態だし、レインの部屋でもいいけど六階を階段で上るよりも、二階のジンの部屋の方が利便性が良かったのよ。これが答えよ!」


「……あ、っそう」


 思ったよりもちゃんとした理由が合って困る。というかアリアさんとレインちゃんの二人はいいとしても、他の三人は部屋ぐらい綺麗に保てよ。一応エルフの里の部屋を借してもらっている身分なんだからさ……


「それじゃあ、他のみんなは? ジンと同じで先に聞いておきたいことはない? もし何もないなら、このまま始めるわよ?」


 リーネはそう言うと部屋にいる一人一人と真っ直ぐ目を合わせていく。『何かあったら遠慮なく聞きなさい!』と幻聴が聞こえてきそうなほどだ。


「ないみたいね! なら、始めるわ!」


 いつもよりも一段と明るくハキハキとした声でリーネはそう告げた。テンション高い。隣を見ると寝起きのシュテンはまだ酒が抜けていないのかぐったりとしている。誰もリーネのテンションについていけてない。


「まずはざっくりとしたヒュドラの倒し方からね! 最初に首を斬り落とす。次にその傷を火で燃やす。以上よ!!」


「ざっくりしすぎだろ!」


「仕方がないでしょう! 最適解って言うのはシンプルになるものなのよ。それに火の魔法が使える私と首を斬るヒビキ、あとはエルフたちぐらいしか前線にいないんだし! ヒビキはエルフたちの戦術立案に係わってたんだし私が説明をしなくても大丈夫でしょう?」


「はい、そうですね。ですが……」


「…オレは?」


「ああ、そうだったわね。少し無駄を省きすぎたわ。…えっと、もう最初からみんなに話した方が速いわね。まず、ヒュドラ討伐の第一段階としてヒュドラを誘き寄せて罠にかけるの。エルフのみんなが地の精霊の力でヒュドラの身動きを封じるそうよ。そこはカーリが何とかすると言っていたから私たちは信じるしかないわ。次の第二段階はヒュドラの首を斬り落とすの。ここは風の精霊の力とヒビキの頑張りにかかっているわ。頼むわよ、ヒビキ!」


 ヒビキは黒い目でリーネを流し見ると黙って頷いた。


「でもね。それだけじゃダメなの。私たちやエルフが持っている過去の記録や情報を照らし合わせているとヒュドラの傷がすぐに治る可能性があるわ。だから傷口を燃やさないといけないの。私やエルフの魔法でね。対処は一本ずつしか無理だろうから、長期戦になるのを覚悟してちょうだい。シュテンはもしも私やエルフにヒュドラが近づいたら力尽くで払い除けて欲しいの。簡単でしょ? それと木から木に移動するときはエルフに抱きかかえてもらいなさい。いいわね?」


「…ああ、それだけなら」


 頭痛が酷いのかシュテンはこめかみを押さえて曖昧な返事をした。昨日俺がヘルガと里まで帰ってきたときにもシュテンは一人で飲んでいたからな。鬼とはいえさすがに飲み過ぎだ。本当に反省して欲しい。


「それで、私たちは具体的に何をすればいいのでしょうか?」


「レインとジンは中衛で比較的後方よ、補給係とでも思ってちょうだい。グリフォンを素材として作った弓矢や水や食料などの運搬がほとんどよ。だけど最悪の場合に備えて盾や簡易的だけどエルフが用意した砦はあるわよ。ヒュドラは本能的に魔素が濃い場所に向かうらしいから、この里を目掛けて一直線に来るかもしれないわ! まあ、でもあなたたちがいるところを抜けられるともう実質的な負けみたいなものよ。私たちも死んでるかもしれないしね。だから最悪の場合は逃げることだけを考えて動いてちょうだい。いいわね?」


「はい、分かりました」


「……実質的な負けって、お前たちを置いて逃げるのか? それに、なんでヒュドラがエルフの里に来るって」


「疑問を持つことはいいことよ、ジン! だから答えてあげるわ。私もヒュドラの驚異的な再生能力に疑問を持ってカーリたちと話し合ったの、そこで一つの仮説を立てたわ。ヒュドラの再生能力って一種の魔法なんじゃないかって、もしもそうなら私たちが戦闘が激しくなるほど傷を早く治すためにヒュドラが魔素が多い地へと移動することも考えられるわ。まあ、移動される前に倒すのが理想なんだけどね」


「…なんでヒュドラが魔素が濃い場所が分かるんだよ。知性がないって話だったろ?」


「知性が低いって言ったのよ。それに魔素が濃いかどうかはエルフにも感覚的に判るらしいわ。だから魔素が濃いこの地にエルフの里があるわけだしね。それと、実質的な負けっていうのはエルフたちの守るものがこの里にすべてあるからよ。つまり私たちが戦う意味ね。アリアがいる後方には傷ついたエルフの戦士も治療をしているの、それに戦えない子供もね」


「だったら、尚更、足止めとかさ」


「そんなことするぐらいなら自分の身だけを守りなさい。私たちがいない時点で無駄になるわ。倒すすべがないんだし。あなたはいま『なら戦わなければいい』と思ったかもしれないけど遅かれ早かれ魔素の濃いエルフの里には辿り着くわよ。それならこっちが準備してから迎い撃った方が勝率が高いと判断したわ。それとヒュドラの毒は空気中に気化してしまうからエルフがこの森に住めなくなるしね。ついでに霊樹も枯れてしまうし。これであなたは納得できた?」


「……ああ、理解した」


 納得はできていない。というかするわけにはいかない。そんな俺の微かな反抗をリーネは気にも留めないだろう。だってもう決定したことだからだ。今行われているのはただの確認作業だからだ。


「アリアも大変だと思うけどお願いね。カーリが言うには他の里のエルフの戦士も混じっているみたいだから、たぶん……」


「大丈夫ですよ? 私は大丈夫ですから。リーネは自分の役目に集中してください。なるべく怪我はしないようにね?」


「……分かったわ、アリア。いつもありがとう」


 リーネとアリアさんから俺には見えない強い繋がりを感じる。親愛や家族愛よりも強い絆だ。俺はいままで俺が見てきた友情や愛情がすべてが紛い物だったかのような錯覚に襲われた。目が潰れそうだ。


「さ、気を取り直して……と思ったけどほとんど説明したのよね。あなたたち他に何か聞きたいことがあるかしら? 疑問ができたら後でも答えるけど?」


「……”私”と”ユキ”のどちらの方がいいですか?」


「私はあなたが必要って言ったのよ、レイン? でも、もし危険が迫ったら迷わずにユキに変わりなさい。いいわね?」


「…はい、分かりました」


「ならばボクからもいいですか?」


「いいわよ、ヒビキ!」


「前線にはボクたちともう一人ロバーツが来ると聞いていたのですが?」


「ああ、本人の強い希望があってね。それに私が止めても聞かないからね。囮をしてくれるらしいわよ」


 ヒビキとレインちゃんの質問に次々と答えていく。アリアさんは後ろでニッコリと微笑んでいるのでもう疑問なんてないのだろう。そして、俺が最も意外だったのは隣にいた二日酔いの鬼が手を挙げたことだった。


「…今夜の宴はいつからだ?」


「やるわけないだろ! 飲み過ぎだ!」


「月が見えたらよ。それまでは明日のためにしっかりと働きなさい!」


「やるのかよ! スゴイな!」


「……当たり前だ」


 いまにも吐きそうな青白い顔をしているのに琥珀色の真摯な眼差しだけは俺から離さない。いつもその表情ならオッサンなんて呼ばないのにな……


「さてと、みんな。ヒュドラ討伐作戦での自分の役割が頭に入ったわね? それじゃあ各自持ち場に戻りなさい! 働かざる者、食うべからずよ。明日のための準備に取り掛かりなさい!あ、あと酒は飲み過ぎないこと! 明日後悔したくなかったらね。以上、解散!!」


 その言葉を最後にみんなが動き出した。アリアさんも、ヒビキも、レインちゃんも、シュテンまでだ。さてと残った俺は何をしようか? というかエルフのみんなの姿を朝から見ないがどこに行ったのだろう? 


 そうやって頭を悩ませていると――


「ジン? もし迷ってるなら、そうね、あんたはカツキのところに行きなさい! そこなら仕事があるはずよ!」


「いや、朝も手伝ったからな、それでいいんだけど。ヘルガたちエルフのみんなは何の仕事をしてるんだろうなって……」


「……人間嫌いなカーリの姉と明日の打ち合わせでもしに行ったんじゃないの? ほら、あんたもさっさと行きなさい!!」


 急にリーネから尻を蹴っ飛ばされた。俺はその痛みと勢いに押されるようにドアの外へと追い出された。いや、なんで不機嫌になってんだよ。意味が分からない。

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