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神は神でも。  作者: plus猫
2/2

1 いってきます!

 

 神ビームの光が収まったような気がして目を開けると、見慣れない部屋に立っていた。 話の流れからするとおそらくここが異世界って所なんだろう。

 外は夜で、暖炉のあるログハウスみたいな所に俺一人だった。


 え?嘘でしょ?


「パジャマなんですけど!!」


 異世界に飛ばされて、上下スウェットの最強寝巻き装備だ。


「それより、あの神はどこ行ったんだ?」


 その時、外がシャンシャン言い出した。 あの、クリスマスによく聞くようなシャンシャンだ。

 シャンシャンが近いて来て真上で止まった。


 奴が来る。 そう直感した俺は暖炉に視線を向けた。


 ガチャ


「んんん! メッリイクリスマス!! ようこそ!異世界へ!」


「そっちかー!」


 やっぱり奴、神だったが煙突ではなく、普通に玄関から入って来た。  赤い服着てる。


「そっちってなに?」


「イヤ、何でもない それよりどうした、その格好」


「ん? 気になる? プレゼント欲しいの? いい子にしてたかなー?  あっはい。  そんなに睨まないでよー はいこれプレゼント!」


 いちいちうるさいオッサンを呆れた顔で睨みつけている俺に気付いてか、神オッサンタが袋を渡してきた。そういえば今日はクリスマスか。 これに、この世界で必要な物が入ってるのか。


 なんにせよ、プレゼントとはやはり貰うのは嬉しくなる。少しワクワクしながら袋を開けると、異世界っぽい服や靴それと・・・


「石ころ?」


 最後に出てきたのは、拳くらいの大きさの黒い石ころだった。


 馬鹿にしてるんだろうか? まあ、異世界パジャマ生活は回避できそうだからまぁいいか


「あっ! その石ね!絶対君の力になるから、大事にしてねー」


「これだけ? まぁ石は取り敢えずもっとくよ。 他に、何かないの?何か特別な力みたいな」


「ないよ(笑) ワシからのクリスマスプレゼントはそれだけだよー 後はガンバッ!!」


 マジか! そんな感じね

 もっと、こう 聖剣とか最強の能力とかを期待していたが、そう うまくはいかないか


「そういえば、さっきようこそって言ってたけど やっぱりここはもう、俺の居た世界とは違う所なんだよな?」


「んーまだ少し違うかなー ここは、ワシの家だから。  君の世界と異世界の途中的な? 要するに神ゾーンよ!!」


 へぇー?


「取り敢えず、ワシの世界に出す前に話しておかないといけないことがあるんだよね」


 ワシの世界??


 そう言って、神オッサンは大事な事だと言いながら話をつづけた。


「まず1つ目ね、君が今から行く世界だけどワシがその世界の神なんだよねー だから、今回はワシが君を召喚したって感じだねー」

「2つ目ね、君は今22歳だよね? だから、今から行く世界は22歳スタートになるから」

「んで、3つ目だけど名前だね!君の!!」


 なるほど、そうゆう事か。 この世界の神が直接俺を召喚する形になるのか。 でも、今の年齢でスタートは俺的にはありかそれに、 名前か大事だな


「名前候補だけど  1号君とか」


「イヤ」


「じゃあ  ワン君」


「無理」


「これオススメ!  フウゥァアアスト!!」


「ノー!!」


 ふざけんな! どんだけ1に繋げたいんだ! 絶対適当だろ!


「もー ノーしか言わないじゃん!!」


 当たり前だろ  俺はノーと言える大人だ!


「じゃあー アイン君は?  もう、これが嫌なら いっちー ワンワン フウゥァアアスト!! のどれかになるけどー」


「わかった!わかった! もうそれでいい!」


 アインか、まあ一番マシだろう 確信した。 コイツ絶対 適当にやってるな、このままだとどんな変な名前にされるかわかったもんじゃない


「オッケー! じゃあ ワンワンに  」


「ちょい待てー!!!  アインでいいです! アインにしてください!!」


「なーんだー(笑) 結構気にってんじゃん-」


 ムカつく このハイテンションなノリは何なんだろう


「よしっ! じゃあ アイン君の異世界生活スタートだ!  ワシが入って来たドアを出たら外は新しい世界が広がっているよ! ワシの仕事はここまでだからね、心の準備が出来たら出発だ!」


 そう言って神オッサンは、あのドアを笑顔で指さしている。

 心の準備か、ここで迷っていてもしょうがない。


「行くか」


 俺は、 ヨシッ  と取り敢えず気合を入れ扉のノブに手をかけた。


「いってらっしゃい!ワシの世界を頼んだよ!」


 後ろでオッサンに見送られながら、扉を開けた。

 うっすらと、オレンジ色の光が薄暗い部屋に差し込んでくる。


「ああ、いってきます!」















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