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最弱にて最強の  作者: 凪
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三十七幕目 お買い物です。参  何ですか、それは?

 又しても、護身も出来ちゃう日本の品が出ます。呆れないでね。

 みりあと琥珀が戻って来た。椿が店の奥に行く、椿が弓の胸当てをあわせる為だ、人数が多い為に順番待ち。その間に武具を探す。


 自分は弓術が出来ない、流技には無いからだ、疑問点を主に聞こえないように小声で、早彩ちゃんとみりあに聴く。

「弓術が出来ないから、解らないが、おなごの胸当ては欲しいのかい」

 炎、琥珀、みりあ、早彩ちゃんがポカーンとした。

「御兄様、おなごの胸当ては、そのですね、その、胸に傷がつかないように着けます」

 早彩ちゃんが恥ずかしそうに解説してくれたけど。

 あらま!早彩ちゃんの美しいバストに傷!ひめのの愛らしいバストに傷は絶対にダメだ!!

八人のバストは自分だけのモノだ!

「早彩の美しいな胸に傷はつけれないな」

「御兄様、恥ずかしゅう御座います」

 早彩ちゃんの顔はゆでダコの様に真っ赤になった。

「我のはどうでしょうや」

 みりあが聴いてくる、どう逃げようかな。

「みりあ、炎、琥珀はじっくりと美しいか確かめような」

 みりあは御高祖頭巾で表情が解らないが、炎と琥珀は真っ赤になってる、炎と琥珀、二人のこの表情は初めてだ。


 さて、何ですか、それは?縄、鞭。そしてレイピアかな、何故、時代劇ファンタジーの日乃にレイピアが何故登場するのかな、質問しますか。

「琥珀が持っているのは、鞭か」

「琥珀姉様に持って頂いてるのは朝日流の鞭で御座います。甲冑をも砕けます」

 遠目には黒い縄に見えたが、平べったく先端に魔獣の硬い甲羅が付けてあるそうだ。さすがは異世界の品だ。

 長さは五メートル位だ。

 次はレイピアだ。


「みりあ、其はレイピアか」

「旦那様はレイピアを御存知なのですか、レイピアです。父上の持ち物でした。伝承にある、オレイハルコスで造られし逸品です」

 お父さんの持ち物なの?オレ何?

 琥珀も首を傾げた、何ですか、それは?

 レイピアはよく見ると鐔は手首を護る為か、杷のを隠すかの様に丸くなってる。鐔には細かい鳥?ようなの彫り物がしてある。


「みりあはレイピアは扱えるのか」

 才には無かったぞ。

「父上に童の頃に手解きされましたが、程なく朝日流の道場の門人となりました。修練も致しておりません。父上よりもっと教示して貰えば良かったと・・」

 みりあは涙目になってる。才にも出ない程、前か。

「尋ねてみるか」


「主、この品は」

「この品は、菜山藩からでた品で、一山で引き取りました。その品は剣であると解りますが、鞘から抜けず、扱いに困る品でして」

「一山・・」

 みりあは悲しそうに呟いた。早彩ちゃんが心配そうにみりあに寄り添う。

 えっ、鞘から抜けないの。お父さんの形見の品なら、諦めろと言えないな。う〜ん。

「見せて頂きたい」

「寿様、畏まりました」




 主の案内で別の倉に自分と胸当てのあわせが終わった、椿を含めた菜山三娘、知恵の為にひめのと警護役兼監視役の監視の炎、自称警護役で監視役の町田様が同行する。計七人。

「此方が菜山藩から引き取った品々で御座います」

「此が・・」

 無造作に置かれいる品々を見て、椿が悲しそうに呟いた。

 あらま、ひめのだけが奥の方の棚を見てる。ひめのらしくないな。


「父上の持ち物で御座います」

 あちら語の本が何冊もある、英語に形が似てるな。地球の外国語も解らないのに、異世界の外国語はもっと解らないよ。

 絵が多いな、レイピア?絵はレイピアを持ってる、レイピアの教本か!

「レイピアの伝書・・終わりに何か書き込みがあります」

 

「あっ・・」

 みりあが涙を流した。

「みりあ」

 椿と早彩ちゃんが心配そうに、みりあに寄り添う。

「父上が書き込みをしてます」

 早彩ちゃんが洗った、手拭いをみりあに手渡す時に、自分にみりあが囁いた。みりあは主と町田様をチラット見る。

「後程」

「炎、みりあに付いていてくれ」

「畏まりました。凪様」

 動揺しているみりあを炎に任せる。


「椿、早彩、調べてみなさい」

 椿と早彩ちゃんはみりあを心配したが、時間がないからね、ご免な。何がでるか解らないけど調べさせる、補佐としてひめのにも参加させた。少しして落ち着いたみりあも参加する。

 たまにひめのが同じ棚を方を見る。なんだろう。よし、精霊電話だ。水の精霊さんお願いします。

 ひめのに棚が気になるのか、聴いて。

『棚の奥より面妖な光が見えるそうです』

 あらま!光かい、今度のは自分には見えないぞ、三つめの魔道具かな、光で誘ってるな。主の話しだと後二つあるらしいからな。自分達は訳ありと魔道具に縁あるな。

『凪様と早彩さんが光に誘われて、魔道具と巡り会った聞き及び気にしてたと』

 ひめのにしか見えてないみたいだから、ひめのが主に尋ねなさい。

『畏まりました、で御座います』

 水の精霊さん少し待ってくれ。

『承知』


「主様、奥の棚の一番上の段には、何が御座います」

 ひめのの問に主は驚愕。

「上の段には、魔道具が一品だけ御座います。扱えれば無代の品で御座いますが、一番厄介な品で御座います」

 主が、棚から木箱を持って来た。

 木箱には、護符で封印がしてあった。

「この品は、力が強すぎ持った方を狂わせてしまう品です。試すなら念書をお書き下さい。寿様がお書き下さい」

『和風様が是非にも試したいと仰せです』

 水の精霊さんどうしよう。

『封印されてるから中が解んないよ~。和風ちゃんに災いがあったら、大精霊様にメッされるよ~』

 火の精霊が怯えてる。

 馬頭観音様の護符だ、かなり厄介かもしれないぞ。ひめのが目で懇願してくる。

「主、念書を書きます」


 自分が念書を書き終える。

 ひめののが祝詞を唱え、封印を解く。自分も旅籠の紙と墨で書いた護符を懐で用意する。

 回りに居る炎と菜山三人娘も心配そうだ。

『おい、こいつはあやういぞ』

 封印が解かれたとたん草犬が慌ててる。

『和風様を御止め下さい。危うい品で御座います』

 水の精霊の声が頭に響く。

「ひめの、辞めなさい」

 自分の声を無視して、ひめのが木箱の蓋を外す。

 こら、ひめの呪文で首を締めるぞ!

 蓋を外したとたんに、中から気が溢れだす。えっ、禍々しくない!反対に神々しいぞ。

『その品は、魔道具と言うより神具に近い。和風様でも危うい位に神に近い。並の奴ならオカシクなる程の神々しさだ』

 呪われし品と思ったら、神具クラスかい。そんなに強力なんだ、草犬君。

 自分を少し見ると、ひめのが微笑んだ。

「凪様、案ずれますな、ひめのは凪様に巡り会える程、運が宜しゅう御座います」

 運が良い?家は潰されたけど?ひめののが木箱に手を入れ、中から品を出す。

 何ですか、それは?


鉄扇てっせんで御座います」

 ひめのが扇子せんすを開いて見せる。

 確かに鉄扇子てつせんすだ。鉄で扇骨おうぎぼね(骨組の事)を造られた護身具にもなる扇子だ。日本では武具持ち込み禁止の茶室等に持ち込みする為の品だ。江戸時代は全て鉄製で開けないタイプが主流だった。

 扇子が開くから新撰組の局長・芹沢 鴨が愛用した鉄扇子と同じタイプだな、現代日本では開く扇子は鴨タイプと俗称がある。

 鉄扇子は、日本ではタクティカルペンに続き、一部でブームだ。

 芹沢 鴨が持っていた鉄扇子を親骨おやぼね(左右の外側にある一番太い骨)の彫り物の文字まで復刻したレプリカが販売された。

 京風の絵柄・真田六文銭・風林火山・新撰組、有名隊士の名・三つ葉葵・諸葛孔明の扇の文・戦国武将の家紋(武田信玄・上杉謙信・石田三成・伊達政宗)等様々な色と絵柄が有る。

 女性用の小型鉄扇子まで有る。

 扇面おうぎめん(地紙とも・紙の部分の名前)は紙製が主流だ。布製も少し有る。

 鉄製の為に錆るから、錆ない様に扇骨から、扇面まで全てアルミ製の品まで有る。

頑丈に造られた護身具にもなる扇子です。

 自分は、閉じた状態で一本を持っている。扇面が紙製で全て真っ黒の鉄扇子を鞄に入れている、一緒に誘拐されて来た。武具オタクの新年会でビンゴ大会の景品だったな。他の景品は防刃防弾ジャンパーに暗視スコープも欲しかったな、外れたが。昨年の新年会では、催涙スプレーが当たった、それも鞄に入れてあり三崎藩に取り上げられたが。

 ひめのが開いた鉄扇は、扇面は布製で白色だ。扇骨は白い。親骨には五龍ごりゅうの彫り物がしてある。かなめ(扇子が開く所を留めている金具)の色だけが白い、宝石の装飾かな?

ひめのは鉄扇と言ってるが扇骨は鉄製ではないな。

 何ですか?この金属は?

 ひめの以外は触らないほうがいいな。神々しすぎるな、危険だ。正に触らぬ神に祟りなしだ。


 ひめのも調べに合流する。

 菜山三人娘には懐かしい品々が幾つか有ったみたいだ。何ですか、それは?と聴きたいのをぐっと我慢。町田様が居るからね。

 ひめのの知識に引っ掛かる品々と合わせて、計十八品。

 全て取り扱いに困っていた品らしい。全品で一両、菜山三人娘は複雑な表情だ。

 自分が主と交渉して、扱いに困るなら、三月みつきだけ待ってほしい。もし、三月後に引き取りに現れなければ、どう処分して構わないと口約束だが取り付けた。町田様は聴いてない振りをしてくれた。


 店に戻ると迷霧ちゃん、琥珀、真風、嫉妬むきだしの笹、眉毛の上がり三段階目の中松さんが出迎えた。

「凪様、手裏剣は幾つか選びました。凪様、彼方に御座います」

 迷霧ちゃんは、寂しかったのか自分の右肩にしなだれてきたと思ったら、耳元で囁いた。

「中松様が店の外で人と会ってました。相手は虚無僧こむそう(浪人・侍しかなれない、髮を剃らない僧)姿でしたが、間違いなく、しのびものでした」

 しのびもの?何ですか、それは?


 オレイハルコスは有名な物の正しい表記です。何ですか、それは?内緒です。


 鉄扇てっせんは様々な品がネットで買えます。

 扇は中国の映像で身分の高い女人が、顔を隠す為に持っている、畳めない品が扇です。

後、バブルの頃に、女人が持って踊っていたのも扇です。

 折り畳め携帯できるのが扇子です。

 鉄扇は御流儀と人によっては、鉄扇子てつせんすと呼びます。少数派です、凪は鉄扇子。

 扇子の数え方は、閉じた状態なら、本。

 開いた状態なら、まいめん

たまに握り・からとも数えます。

 鉄扇子の入手方法は、自分の実体験です。引かないで~。催涙スプレーもビンゴです。


 五龍は、何処までやるか悩んでます。

 この世の成り立ち迄は解説しませんが、五龍の正体は、ひ・み・つ。


 三十八幕目は、悪質な読者への罠の種明かしを一つだけします。

 罠は沢山仕掛けてあります。人が悪いです。

 誰か指摘してくれるか期待してたのですが、寂しいです。

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