十幕目 もみじの湯
お久しぶりです。
携帯電話からの投稿だったのですが、投稿前日に携帯電話の電源が入らなくなり、メーカー修理になり、とにかにデターが欲しかったのですが、メーカーからの電話で直せばデターが消滅すると引導を渡され。機種変更しスマホデビュー。一ヶ月かかりました。
馴れないスマホに悪戦苦闘して、復旧しました。
全アドレスと書き貯めた82編の消滅は痛い。
バックアップは小まめに。
◎若干の性的描写が有ります。苦手な方は注意して下さい。
湯浴みの時間になった。
「自分と一緒に、湯浴みしてくれる子は、手を挙げて」
「はい。凪様と入りたいです」
真っ先に迷霧が手を挙げた。
次に炎が手を挙げて、そして真風に琥珀が続く。最後にひめのが、おずおずと手を挙げる。
「ひめの。無理しなくてもいいよ」
「全てを捧げて御仕えすると、誓いました」
ひめのは、自分を見据える。
「凪様。我は生娘(バージン・未通女の別称)で御座いますが、今宵は我に夜伽を申し付け下さい」
深々とお辞儀をした。
「えっ。伽をご存知ない。同衾は、同衾もご存知ないのですか」
ひめのは、耳の尖りまで真っ赤にしている。
「言葉が無いか、違うのでは」
迷霧 名推理。
伽と同衾は、今思いだした。今の日本では使わないから。
「セックスの事だね」
「てっくすですか」
英語に毒されてるな。ひめのが耳の尖りまで、真っ赤にしていたので気が付いた。
「ひめの。今宵は、伽を申し付ける」
「はい。畏まりました。ありがとうございます。凪様」
「ひめ・・」
真風が声をかける。琥珀も心配そうにしている。
「心配いりません。凪様に全てを捧げると誓いました。我は、凪様を信じて、身を委せればよいだけです」
信じて貰えて嬉しいけど、重大責任です。精霊達は静かだな。
あれ。迷霧ちゃんがしょんぼりしている。
「どうした迷霧。元気ないよ」
「我が最初に、凪様のお情けを頂きたかったです」
お情けは、伽のことかな。
「機嫌直して。迷霧」
「そうだ。最初はひめのさんに譲りますから、その後で我にお情けを頂きたいです」
「「えっ」」
「あらま。3Pしろって事、迷霧」
自分は引く。生娘二人はちょっとね。
「三人はちょっと」
ひめのも引く。
「さんびーは解りませんが、お願いします。凪様。ひめのさんも最初は譲りますから。三人で川の文字で休みましょう。凪様が真ん中で」
「嫌、迷霧とにかく湯浴みしよう」
時間稼ぎをしよう。
もみじの湯に着く。黒い文字で書かれいる看板が出ている。真風が看板を裏返して赤文字にする。使用中の目印らしい。
中に入ると床と壁が板張りで、壁の一部が棚になっている、籠が置いてあり脱衣場となっている。
真風が中から落とし錠で鍵をかける。
「凪様。お手伝い致します」
ひめのが真風の指導のもと、自分の衣服を脱がしにかかる。
「凪様は慣れてないみたいですが、これからは我々がお手伝い致しますので。我も殿方は初めてです」
真風真っ赤。うあー。緊張する。
「凪様。腰巻きは白と桃色のどちらが、我に似合うでしょや」
迷霧ちゃんが薄くてスケスケの衣服を持って聞いてきた。
「腰巻きは着物の下に付ける、紅い布じゃないの」
「それも腰巻きですが、これも腰巻きです。両方共湯文字とも言います。身分の高い女人が身に付けるのも腰巻きです。湯帷子と申す湯編みの後に着る単もあります」
「ややこしいな」
「確かにややこしいですね」
真風が同意する。
「じやあ。仲間の間では、腰に巻くのは腰巻きで、その薄いのは湯文字にする。身分の高い女人の方は、今のところは別にいいや」
「「はい」」
「で。迷霧。湯文字をどうするの」
「無いのですね。湯文字は蒸し風呂や湯風呂に入る時に着ます。湯風呂は裕福な方だけですが」
映画で見た。豊臣秀吉が露天風呂に乱入した時に、女性達が着てた。
「日本でもかなり昔にはあっな。思い出した。迷霧は、桃色が似合うと思うよ。皆は好きな色を選んで」
「「はい」」
皆良い返事。
「凪様。これが湯帷子です」
炎が籠に入っていた、衣服を見せてくれた。白地に黒い花柄の浴衣だった。
「あらま。浴衣だ。日本では、浴衣と言ってた」
「へー」
顔を真っ赤にした、ひめのと真風によって裸にされた。
自分が裸にされたら、今度は女性陣が小袖を脱ぐ。皆恥ずかしいのか後ろ向きだ。
帯を解き小袖を脱ぐ、長襦袢姿になる。
そして、長襦袢を脱ぎ薄い肌襦袢も脱ぎ、紅い腰巻き姿になる。
えっ。真風の背中が変だ。両肩から腰まで、白く細い線が1本づつ出ている。
「真風。背中は」
「背中の線ですね。翼痣です。此処から翼が出ます」
「翼が出るんだ」
「はい」
心配して損した。
「凪様。腰巻きを脱いで宜しいでしょうか」
後ろ向きの迷霧ちゃん。何をアピールしてるのかな。
迷霧が腰巻きを取ると、小ぶりなお尻が出てきた。あっ。狐の尻尾だ、先端が白い。初めて見た。
迷霧ちゃんが尻尾をわざとらしく、二回振って見せた。
何とか、復旧します。




