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人物紹介 〜物語終了時点〜

最終的な人物紹介です。

その後のエピソードなども少し触れていたりします( ^ω^ )


なお、本作の致命的なネタバレを含みますので、ここから読まれる場合にはご注意ください!


 〜〜 主人公と周りを取り巻く人々 〜〜


 【 俺 】

 本作の主人公。『断魔』の二つ名で呼ばれていた人物の人格。ラティリアーナを身を呈して守った際に身体が石化し、気がつくとラティリアーナの身体になっていた。

 本名は不明だったが、作中でリリスにより『デュカリオン・ハーシス』でないかと指摘される。

 しかし、その正体は【 真紅の魔導書スカーレットグリモア 】が作り出したラティリアーナのもう一つの人格であった。

 本作の最後でそのことを思い出し、元の一つの人格に統合される。



【 ラティリアーナ・ファルブラヴ・マンダリン(ラティ) 】

 15歳、女性、165cm、52kg、人間族

 レベル:

 HP:測定不能

 MP:測定不能

 ステータス:聖輝霊

 ギフト:魔眼(魔力可視化)、魔創

 魔法具マギア:《 紫艶の魔導書バイオレット・グリモア 》→《 世界改変の魔導書エターナル・グリモア

 パッシブスキル:断魔の人格 → 統合

 称号:『令嬢の嗜み』、『断魔の力(大)』、『魂に不確定要素あり』、『地上に舞い降りた天使』、『魔創者』、『魔力操作(中)』、『禁呪使い』、『紫水晶の乙女』、『ダンジョンの女神』、『お姉様』、『運命を切り開きしもの』、『真の令嬢ジ・エレガント』、『伝道者エヴァンジェリスト



 使用可能魔法:『身体強化』、『パープルヘイズ』、『ヴァイオ・ボム』


 マンダリン侯爵家の15歳になる令嬢。母は既に亡く、父はマンダリン侯爵。紫水晶アメジストのように輝く紫色の瞳に、同じく紫色の髪。

 かつてははち切れんばかり肉体を持っており″オーク令嬢″と呼ばれていたが、実はそれは母親を失ったショックから人格が歪み、過食となったせいでもある。

 だが心の底ではそんな自分を忌み嫌っており、《 真紅の魔導書スカーレットグリモア 》によって第二人格【 断魔 】を作り出した。



 《 紫艶の魔導書バイオレット・グリモア

 ラティリアーナが選ばれた魔法具マギア。赤い色から紫色に変化を遂げた。本の形をしている。

 その正体は、転生者である御堂橋 順子が転生した姿。ジュンコの力を借り別人格を作り上げたラティリアーナは、数々の偉業を成し遂げ、最終的には世界と転生者たちを救うこととなる。





【 千眼の巫女 リリス ・アマテラス) 】

 15歳、女性、138cm、35kg、人間族

 ギフト:転生チート(魔力ブースト)

 魔法具マギア:《 千里眼情報板ラブリィ・タブレット

 称号:『千眼の巫女』、『モードレッドのマスター』、『転生者』、『運命に抗うもの』、『合法ロリ』、『魔力操作(大)』、『巨乳ラヴ』、『苦労人』、『お笑い担当』、『救世主』、『探求者』


 本作における影の主人公。

 ピンク色の髪に赤い大きなリボンがトレードマークの、外見は10歳くらいの少女に見える人物。″千眼の巫女″と呼ばれ、あらゆるものを解析する能力を持ち、モードレッドを付き従える。

 実は彼女は異世界からの転生者。しかも前世は男。この世界が前世のゲーム内容と同じであると気付いている。そのゲームでリリスはウタルダスのパーティメンバーとなることとなっていたが、ハーレム要員になるのを嫌がって仲間になることを拒絶し、結果ラティリアーナとパーティを組むこととなった。重度の巨乳好きで、ボケ担当。

 最終的にはラティリアーナを救うため、元の世界へ戻ることを断念し残留。

 やり直しの人生を経て、ふたたびラティリアーナと再会する。


 《 千里眼情報板ラブリィ・タブレット

 リリスが持つSランク魔法具マギア神代魔法具ディバイン・デバイス 】。高度な分析能力を持つ。

 ──能力名【 全文検索フルサーチ

 相手の状態や能力を調べることができる。ただし、高い実力を持つ相手や高ランク魔法具マギアを持つ相手の情報は調査不可。同一パーティであれば調査可能範囲は拡大される。



【 モルド 】元の名はモードレッド

 175cm、??kg、のちに人間に転生

 スキル:全身兵器 → 武器の才能に変化

 称号:『生き人形』、『無感情』、『小姑』、『秘書』、『戦闘マシーン』、『天然クラッシャー』、『天然ボケ・天然ツッコミ』、『ドリルミキサー』


  千眼の巫女リリスに付き従う白髪長身の女性。元は生体ゴーレムであったが因果律を脱したことで人造人間となり、二度目の世界においては完全に人間に転生している。

 自称、リリスのお守り役。ほとんど感情は見せず、いつも冷静であるが、本心ではリリスのことが大好きである。




【 テイレシア・スカーレット 】

 15歳、男、160cm、43kg、魔族/吸血鬼(真祖)

 魔法具マギア:《 満月の杖フルムーン・ロッド

 称号:『吸血鬼』、『真祖』、『不死の王のむす……め?』、『男の娘』、『不死(小)』、『吸血』、『アンデッド召喚(小)』、『ヤンデレ』、『天然地雷』


 謎のゲーム『ブレイヴ・アンド・イノセンス』の3人目の主人公であり、2週目以降でないと選択できない隠しキャラ的な存在。元大魔王(裏ボス)であった吸血鬼ブラッドの息子──であったのだが、14年前の『魔族大虐殺』の折に身内をすべて失い、アスモデウスによってダンジョンに匿われ「娘」として育てられた。

 アスモデウスのせいでゆがんだ性癖を持ってしまい、ラティリアーナを「お姉様」と呼んで並々ならぬ執着心を持つ。いわゆるヤンデレで、ラティリアーナに近づくものには牙を剥く。ちなみにリリスを天敵扱いしていたが和解した。

 二度目の世界では妹にも恵まれ、良いお兄さんとなっている。




【 レオル・ワイルドラッシュ 】

 40代の獅子の獣人。

 かつては己の肉体を研ぎ澄ます能力を持つ″神代魔法具ディバイン・デバイス″【 ストレンクス 】によってとてつもない戦闘能力を持ち、個人の戦力としては作中で最強の存在であった。

 二度目の世界では『黒死蝶こくしちょう病』の撲滅に成功しており、妻子を失うことなく農夫として幸せな人生を送っている。




舞夢マイム・スリーピングドッグ 】

 ラティリアーナに仕える一級侍女で、犬の獣人族。16歳で犬耳に犬の尻尾を持つ栗毛の美少女。

 差別なく周りをいじめるラティリアーナの態度を「公平に扱ってもらえている」と勘違いし、耐え忍んで勤め上げていたらいつのまにか他の侍女が全員辞めてしまい、結果としてラティリアーナ付きの侍女となる。

 家事サポートをそつなくこなすタイプであるが、戦闘行為は苦手。勘違いも多く、決定的に何かが抜けているところがある。実は重度の匂いフェチ。美虎とは同郷の幼馴染。

 二度目の世界でもラティリアーナに付き従っている。





 〜冒険者チーム《 自由への旅団フリーダム・ブリゲード 》〜 

 アーダベルトがリーダーを務めるSランク冒険者チーム。なにかとラティリアーナたちと因縁が深く、関係することも多い。メンバーはアーダベルトを筆頭に美虎ミトラ、ルクセマリア、クラヴィス、ダスティの五人。


【 アーダベルト・バルファス・エレクトラス 】

 17歳、身長182センチ、体重68キロ。金髪に金の瞳の非常に整った顔立ちのイケメンで、ラティリアーナの元婚約者。過去にラティリアーナが一目惚れし、あの手この手を駆使して婚約者の座を射止めたらしい。そのような経歴から、ラティリアーナに対して極めて無関心無感情な態度を取っていた。

 非常に優れた頭脳と槍の腕を持ち、″麒麟児″や″貴公子″の二つ名で呼ばれている。

 ラティリアーナと決闘するも″奥の手″の前に敗れる。その際、痩せて天使の姿になったラティリアーナを見てから、彼女をお姫様抱っこするなど、態度を変えてきている。最近婚約を一方的に解消された。

 リリス情報によると、彼は″前世のゲーム″の主人公の一人であるという。

 色々あってラティリアーナを愛するようになったが、運命の戦いによって彼女に致命傷を与えてしまい、その責任感からリリスたちのチームに合流する。

 二度目の世界でも貴族の家から出奔し、Sランク冒険者となっている。




美虎ミトラ・ライオネル 】

 ″レディ・タイガー″の二つ名で知られるシルバーランクの優秀な冒険者。

 身長180センチ近い高身長に筋骨隆々たる肉体、虎の耳と尻尾と毛皮を持つ獣人族の戦士。女性で24歳独身。

 愛刀である魔法具マギア火焔大刀かえんたいとう 】を操る。

 虎という外見に似合わず、冷静沈着なタイプ。こう見えてベジタリアン。舞夢とは同郷の幼馴染で、まるで妹のように可愛がっている。アーダベルトとパーティを組む。



【 ルクセマリア・サキュラ・パプテスマ・イシュタール 】

 15歳、女性、158cm、46kg、人間族

 イシュタル王国の第一王女。水色の髪に大きな水晶のような瞳を持つ美少女。性格は穏やかで、万人に対して優しく、世間からは″イシュタルの睡蓮花″と呼ばれている。

 超一流の魔法使いの資質を持ち、神代魔法具ディバイン・デバイス月下氷人の杖キス・アンド・デス 》の使い手でもある。

 ラティリアーナとは幼馴染で、アーダベルトに憧れているように見えて、実はヤンデレ気味にラティリアーナのことが好きだったりする。すごく負けず嫌い。

 二度目の世界でも城から出奔し、アーダベルドとパーティを組んでいる。のちに彼とのラブロマンスは……?




【 クラヴィス・マグワイア(怪盗マスカレイド) 】

 23歳。薄いグレーの髪に鋭い目つきの「盗賊」の青年。曲刀を操り、状態異常を発生させる魔法具マギア《百合繚乱》を駆使して戦う。ちなみにドスケベ。ルクセマリアの精神衛生上の天敵。

 どこからか手に入れた呪われた魔法具マギア《変態仮面》によって、自由気ままに貴族の財宝を盗む怪盗マスカレイドに変身していた。しかし、その功名心をリリスに見破られた挙句、仮面舞踏会におびき出され、ラティリアーナに完敗する。

 ゲームでは前線タイプのアーダベルトやミトラをサポートする中盤の役割を果たし、ダンジョンの罠や宝箱の鍵を開けたりとダンジョン攻略には欠かせない貴重な人材だったりする。


【 ダスティ・ジョーンズ 】

 22歳。茶色のツンツン頭、筋骨隆々の青年。イシュタル王国の若き騎士隊長。

 戦闘力は極めて高いが、リリスからは「脳筋」呼ばわりされ、挙句操られて王女に手を出してアーダベルトに打ち倒される哀れな男。実際ゲームでも魔法防御力が低く、高い体力の割に魔法主戦の相手には苦戦するという癖のあるキャラだった。ただ実物はルクセマリア王女に振り回されて結構苦労人だったりする。

 意味もなく脱がされるサービスキャラ。





 〜 《 愚者の鼓笛隊フールズオーケストラ 》 〜 

 Sランク冒険者。八魔迷宮都市オクトケイオスの八つのダンジョンのうち四つを制覇した超弩級の実力を持つ。


 ※彼らの物語を知りたい方は、別作『ウタルダスと愚者のオーケストラ(未完)』をご参照ください(^ ^)



【ウタルダス・レスターシュミット】

 18歳。黒髪に垂れ目の美青年。《 愚者の鼓笛隊フールズオーケストラ 》のリーダー。″愚者の王″の二つ名で知られる。かつてはリリスを仲間に引き入れようとしていた。

 この世界の裏にあるものをアトリーと共有しており、唯一、双子の女神と互角に戦えるだけの能力を所有している。


 《 愚者の行進フールズ・パレード

 ウタルダスの持つ【 神代魔法具ディバイン・デバイス 】と呼ばれるSランク魔法具マギアの一つ。あらゆる魔法具マギアを五つまで使用可能になる。

 《 時の支配者クロノ・ダイヴァー

 ウタルダスの持つAランク魔法具マギア。時を止める能力を持つ。


【アトリー・サワーホワイト】

 17歳。栗毛でボーイッシュな美少女。ウタルダスやファルカナの幼馴染。実は彼女もリリスと同じ異世界からの転生者である。

 結局彼女も元の世界には戻らなかった。二度目の世界ではなんと女性になることに成功しており、正々堂々とファルカナとウタルダスを取り合っている。


【キュリオ】

 20歳。金髪を後ろでまとめた、目つきの悪い青年。

 口は悪いが、態度はとても紳士。


【シモーネ】

 茶色の髪の巨乳のお姉さん。22歳。

 かなりの腕の魔法使いだが、ちょっとSっ気がある。


野蒜ノビル

 ″聖獣″の血を引く13歳の猫獣人の少女。

 かつて獅子王と共に旅をしていた。語尾はにゃん。

 二度目の世界では普通にウタルダスのパーティに参加している。




 ◆他のSランク冒険者チーム◆



竜殺者戦士隊ドラゴンスレイヤーズ

 ドラグランド王国の実質的な軍隊で、屈強な戦士たちの集団。最も強いものが隊長となる。


 グレイブニル・サンダース…『一龍』であり隊長。渋い

 バッカス・オニール…『五龍』。残忍、めんどくさがりや。ラティリアーナにタイマンで敗北する。




聖十字団クルセイド

 エルエーレ正教会によって選ばれた聖戦士たちのチーム。


 ・″ 聖騎士 ″ スレイヤード・ブレイブス

 男性にしては長めの金髪に整った優しい顔立ちのイケメン。しかし戦闘能力は歴代最強の呼び声が高い。


 ・″ 聖狩人″ ハンティスと″ 聖闘女 ″イヴァンカのマクニーサス兄妹。

 ゴツイ体で無口な大男と、修道服に煌びやかな手甲を付けた女の子の兄妹。


 ・″ 聖導師 ″ ヒナリア・エルフィール。

 年齢不詳ながら美しい外見。おそらく盲目。エルエーレ教会の最高幹部の一人でもある。


 ・″ 聖女 ″ファルカナ・バープ。

 朴訥とした垢抜けない田舎の少女。実はウタルダスやアトリーと同じ里で育った幼馴染。心優しい女の子である。 






 〜謎の一団『カオス・サーカス』〜

 物語の裏舞台で暗躍する一団。ゲームマスターことシドーレンが率いるチームで、運命の戦いにおいて『竜殺者戦士隊ドラゴンスレイヤーズ』を打ち破った。

 英霊の宴において世界の改変権を得て真の異世界の神になろうとしている。


【 異世界王シドーレン 】

 10歳程度に見える、黒髪の美少年。別名″人形遣い″や″ゲームマスター″と呼ばれる存在。

 クラヴィスを操り、ダスティに呪われた魔法具マギアを与えた、″怪盗マスカレイド事件″の黒幕。

 その正体は転生者『四道 蓮』。リリスやアトリーの前世のクラスメイトで、ひねくれた性格の持ち主。

 英霊の宴でオラクルロッドという管理者権限を手に入れることで、異世界の神になり自由自在に改変するという野望を持っていたが、英霊の宴でリリスに敗北し、彼の野望は潰える。

 その際、自身の望みがこの世界を崩壊に導いていると知り、ラティリアーナのおかげもあって改心する。

 結局彼も元の世界に戻ることを拒み、二度目の世界ではハーレムを築こうとしてリリスにバレて行動を制限さらてしまっている。ある意味本作の裏主人公でもある。



【 ラッキーラ・シャンバル 】

 ピエロの外見をした男。《 死神の鎌 》という即死武器を扱う怪人。レオルに敗れて消滅する。

 二度目の世界では普通にピエロとしてサーカスで働いている。


【 ランスロット 】

 モードレッドとよく似た外見の、黒髪の美女。右腕に最強武器『エクスカリバー』を埋め込まれている。モルドに敗れて消滅する。

 二度目の世界では妹のモルドと時々連絡を取りながら、とある街の宿屋で働いている。


【 ″不死の真王″アスモデウス 】

 ??歳。不死の王イモータル・キングの中の王。

 関西弁を話す《 キューティー・アンデッド・ダンジョン 》のダンジョンマスター。

 実は前世ではリリス(の前世)と親友で、事故に巻き込まれて死亡し、一緒に異世界転生をしていた。テイレシアの育ての親で、彼?彼女?を女の子として育てた極悪人(一部からは神とあがめられている?)。

 彼もまた元の世界には戻らず、二度目の世界ではテイレシアを男の娘にすることもなく、妹であるミーリア姫を溺愛している。




【 デュカリオン・ハーシス 】

 ゲーム『ブレイブ・アンド・イノセンス』におけるラスボス。人間の男で《 超魔 》と呼ばれている。その正体は、マンダリン侯爵邸で石化していた″断魔″。現在はシドーレンによって操られていた。

 実はいい兄ちゃんで、過去に戻ったラティリアーナと協力して、世界を守るために大活躍をした。

 二度目の世界では、相変わらず冒険者をやっており、無事魔力も取り戻した彼は【 戦鬼 】の二つ名で呼ばれ、とあるパーティに加入してたりする。どこのパーティかは…ご想像にお任せします。





 〜謎〜



【 紫の煙の悪霊レイス

 紅き魔道書に取り憑いていた悪霊? ″断魔″を石に変えた張本人。

 なんのために本に取り憑いていたのか、またその正体が何なのか、断魔の攻撃で滅びたのか……現時点では不明。

 魔力無効化と衝撃波という強烈な魔法のコンボを使い、美虎たちを苦しめた。

 その正体は、最終話直前に判明し、実は過去に遡ったラティリアーナの魂であった。



【 双子の女神 ノエルとエクレア】

 エルエーレ協会が崇める創世の女神。

 人々を英霊の宴に導き、選ばれしものにこの世界の管理権限キーである『オラクル・タクト』を授ける存在と言われている。

 しかし、その実態や行動原理は不明。なぜかラティリアーナたちの戦いに干渉し、ラティリアーナの死の直接的な原因を作った。

 実は彼女たちは、シドーレンが望んだシナリオの通りに進むよう調整していただけであった。

 世界を巻き戻す際にそのほとんどの力を失ってしまうが、転生者のうち4人が帰還を諦めたため、余ったエネルギーでかろうじて存在が残ることができた。

 二度目の世界ではラティリアーナの守護妖精となっている。




 〜その他の人々〜



【 デルファイ・ヤンカー・マンダリン 】

 ラティリアーナの父親。第13代のマンダリン侯爵。

 巨軀にヒゲという極めて恐ろしげな外見を持ち、残忍で非道な性格と噂され、世間からは″オーガ侯爵″の名で知られている。

 その実はいまだ不明も、娘であるラティリアーナを溺愛しており、かなりの暴言を吐かれても困り顔で受け入れている。

 かつてはかなりの武勇を誇ったらしい。愛用の魔法具マギアは斧の形をした【 蟻蛾豚ギガトン 】。



【 アレス四世 】

 現イシュタル国王にして、ルクセマリアの父親。性格はよく言えば大雑把。語尾にぴょんを付ける。






 〜ガルムヘイムの人々〜

 獣人たちが建国した王国ガルムヘイム。

 黒死蝶病によって滅亡の危機を迎えたが、ラティリアーナたちの活躍により危機を逃れる。


 ″獣王″ 邪雁ジャガン

 今代の獣王。ガルムヘイムを治める。獅子王レオルの義理の兄にあたる。二度目の世界でも獣王を務めている。


 ″聖獣″江来座エライザ

 今代の聖獣。ガルムヘイムを襲った黒死蝶病から住人たちを守るために奮闘した。獅子王レオルの義妹で、10年前の悲劇の後、末妹の野蒜ノビルをレオルに預けていた。

 二度目の世界では普通に幸せに暮らしている。


 度以来ドイル

 舞夢マイムの叔父。黒死蝶病解決のヒントをリリスに託し、その命を散らした。

 なお、二度目の世界では普通に元気に生きている。




 ◆◇ 設定 ◆◇


 ・イシュタル王国

 本物語の舞台となっている王国。王都は″華の都″ヴァーミリア。


 ・英霊の宴

 双子の女神によって招待され、あらゆる願いが叶うといわれるオラクルタクトを授けられる場、と言われている。


 ・エルエーレ教会

 双子の女神ノエルとエクレアを創生神として崇める宗教。世界最大の信者を誇る。


 ・オラクルロッド

 どんな望みも叶える、この世界の『管理者権限』。

 実は、佐々礼 優真の転生した姿であった。ラティリアーナによる巻き戻しを受け、全ての力を使い果たし、この世界から消滅する。





 《 謎のゲーム『ブレイヴ・アンド・イノセンス』 》

 本作の鍵を握る″未来を知るゲーム″。リリスやアトリーの前世の世界にあった、いわゆるゲーム転生元。

 最終決戦では、英霊の宴に招待されたプレイキャラたちに、ラスボスと化したデュカリオン・ハーシスが襲いかかってくら、という内容。

 なお、シドーレンはこのゲームの第四のシナリオを妄想で考えており、本作は終盤までは彼が妄想したシナリオの通りに進んでいた。





 《 異世界からの転生者 》

 転生者は全部で6人。


 ・リリス ──【 おおとり 誠実(まこと 】マコっちゃん。二度目の世界では、女性のままで最愛のラティリアーナと再会する。このあと2人の関係はどうなるのやら…?


 ・″不死の王″アスモデウス  ──【 佐伯さえき 克也かつや】カッツン。二度目の世界ではミーリアの存在により新たな性癖に覚醒する。……ようはダメなやつ。


 ・シドーレン  ──【 四道しどう れん 】なんちゃってラスボス。最後に改心するけど、ハーレム作ろうとしてリリスにバレてお仕置きされてしまう。


 ・アトリー ──【 亜鳥あとり 晴香はるか 】元クラス委員長。ウタルダスを好きなあまり、幼馴染の男の子に転生してしまい、挙句男の娘になる。

 二度目の世界ではちゃっかり女の子として転生している。



 ・【 真紅の魔導書 】 ──【 御堂橋みどうばし 順子じゅんこ 】ユーマの彼女。元の世界に戻ると共に、友人たちの記憶を失っている。


 ・【 オラクルロッド 】──【 佐々礼さざれ 優真ゆうま 】ジュンコの彼氏。元の世界に戻ると共に、友人たちの記憶を失っている。





最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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― 新着の感想 ―
[一言] まさかラティリアーナとリリスがくっつくとはお幸せに!!本作も最高でした(*′ω′)b
[一言] 面白かったです。 良い物語をありがとうございました。
[一言] この作品もすきだぁぁぁぁ
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