入浴について
入浴は、やはりいいものです。温泉に行くのも良いのですが、大きな温泉地は色々危険もあります。が、自宅の一人入浴も結構危ない。それぞれの体調に合わせた入浴を考えましょう。身ぎれいにするのは良い事ですが、濡れたままでいるのは結構体力を消耗します。
入浴は、人と言うか生命にとって結構重要な事ではないかと思います。野生においても、自らの匂いを消すという点において。自らの痕跡を消すという事は、思った以上に生存戦略の基本にあるのではと思うのです。いやま、社会性のある人間にとっては特に、他者への礼儀として臭いはなくすことが大事ですよね。それに気が回らなくなることは人としてどうかと思ってしまいます。老人ホーム等の施設では、だから入浴という行為が売りになっていることが多いです。温泉付き何てのがあるくらいですから。入りたい人が多いんですよ。医療行為として温浴と言うのもありますし、何より自分が汚れていると思う事は精神衛生?上、来るものがあります。一応、事実上はともかく、私が通っているのはリハビリ施設という体裁はとっていますが、なんせ身体に何らかの不自由がある方が通ってくるのは事実なので、利用者は家で入浴が出来ない方がほとんど。本人がどう考えているかに関わらず、家族の負担は重いのです。赤でなくとも他人の入浴を世話するという事は、子供を育てたことがあるものならわかると思います。なんならペットの猫でもいいや。へたするとひっかかれるし、機嫌も悪くなるかもしれない。そんなこと考えながらシャンプーとかすることを考えると、自分の身体くらいなら何とでも出来ましょうが、必ずしも協力的と限らない相手を洗うという行為。見る人によっては何の折檻だと映るかもしれない。実際、こういう施設で一番問題にされるのが食事と入浴ですから、世話をする方される方双方の気の持ちようというか取り組み方というか、するしない、というより、していただくさせてもらう、という若干面倒臭くもあるけれど気づかいも必要なんだと思います。実際、いろんな人がいますよね。最近は福祉関係の仕事も増え、施設(仕事先)も、教育機関も増えて昔と比べれば双方の理解も進んできてはいますが、誰にでも最初も経験の差もあります。しかも日本においては、どうしても男の方が育児等の経験が浅すぎる。ついでに言うと、主に現在の介護される者の主流であるだろう年代の人間って、昔ながらの競争社会の中で生きてきた者がほとんど。他者に対しての認識が、「それ、どうなの?」と思ってしまう人も多い。人にやってもらう態度かなそれが、という人もいます。逆にそれは水臭いと思える人も。やっぱり普段から人間関係に気を遣える方であることが大事です。何処にどんな地雷が埋まっていないとも限らないって、そんなこと考えながら生活なんてしたくないですよね。まあその辺は、普段の生活でもそうではあります。勝ち負けではナイデスヨ。もっとも、少なくとも現在の私は、望んで、介護を受けるために施設に通っているわけですから、介護施設の職員さんに敬意を払って接するのが当然の事でしょう。その辺の基準をどこに置くかも重要ですね。人となりが出ます。反省することしきりですな。
それで私、現在の施設に通い始めた当初は、とにかく「車いすを使わなくても立てる」程度の状態で、普通に椅子に座っていることが出来る程度の状態でした。歩き出そうとすればつまずいて転ぶ。そこに肥満漢というマイナスが加わるわけです。まあなんて迷惑だ事。その辺はでも、入院していた病院のリハビリの先生が上手い方向に誘導してくださったおかげで、前向きに言う事を聞く、というアイデンティティを獲得することが出来たおかげで、余計なことを言わずにまずやってみる、その代わり無理はしないという方向で物事に当たれたと思います。まずは風呂場で、服を脱がせてもらうあたりから、恥ずかしさは感じつつも、お風呂に入れてもらえることに感謝。手を引かれながら洗い場に行って入浴用の椅子に座って、可能な所は自分で洗う。背中等は洗ってもらって、しっかり泡を洗い流してから、大きな浴槽に移る。個別の小さめの浴槽もあるのですが、そちらは2,3度くらいですかね。入浴する者のできる範囲でそれは変わります。無茶して溺れたら事ですからね。自分でできるつもりでも、自分の身体でも本人の思う通りの動き方をしてくれるとは限らない。介護してくれる方からどう見えるかというのが大事です。よくわからない動きをする者を介護するのは面倒ですよ。まさしく子供がそうですよね。かつては自分もそうだったわけですが、それが今にしてまた巡ってきたみたいな感じですか。しかもその頃なら先に進んでいく感覚もあったはずなんですがね。先が見えてしまった後をどう捉えてやる気になるかさせるか。昔のご老人はどういう感覚だったんだろう。周囲から漏れ聞こえてくる声が自分を批判する声に聞こえてしまう。猜疑心が強いという訳でもないんです。そう考えてしまう心情になりやすい身体状況だという事です。そんなことまで面倒見切れないとも思いますが、そういう内面がどう発露するかはやはり人様々。まずはこの場合、浴槽で溺れないかが重要。お湯の温度も大事ですね。だから結構、施設の方は湯温について聞いてくれます。のぼせないようにも大事。入浴後風呂から出る時が一番怪我が多いタイミング。家で入る(入れる)時も、一番緊張する瞬間です。ホッとした時が一番危ない。ましてや高血圧を持病で持っている者にとっては。そんな生活の調子を整えるのは、やっぱり朝と帰りの体操ですかね。やる事より出来る事を重視しましょう。服は自分で着れるのが望ましいですが、入浴後は湿りがちなので床で滑らないように、無理に着たりしないように気をつけましょう。自宅でも無理に動いてコケるタイミングです。
お風呂の入り方なんて、考えるまでも無いんですが、体が不自由ならそれも自由にできるものでもありません。自宅で入浴させてもらうサービスもあるようですが、場合場合によります。家族なりケアマネさんに相談しましょう。でも結局、予算かな?




