表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【連載中止】魔族が悪というのは偏見です。  作者: 天野 星屑
魔界    
8/35

8:訓練

しばらく、不定期投稿になります。

 昨晩本当に良く眠れた。流石は王城ということだろうか、寝具が非常に豪華だった。家にあったのとは大違いだったな。そういうわけで今は走っている。


何で走ってるかっていうのは、昨日の続きと言えば分かってくれるかもしれないが、要するにエルダラムさんが起こしに来たのだ。まだ、真っ暗なのに何故か、何故か走らされてる俺。もう少し休ませてはくれないだろうか。


「昨日確かに引きこもりだって言ったはずなんだが…」

俺の体力も気にかけてほしいものだ。


「終わったか〜?」

遠くからエルダラムさんがそう声をかけてくる。


「あと5週!」


「はやくしろよ」


あんたが言ったんだろうがぁぁ、と心の中で叫びながら走るペースを上げる。今日は25キロ走れとしか言われてないので昨日よりは楽だ。

 ……充分にキツイはずだが。


「ハァハァ、やっ、と、終わった、ハァハァ」

毎日こんなに走らされたら、すぐに体が壊れそうだ。後で苦情を言っておこう。


「おい、朝飯食うぞ」

だからこんなに走った後で食事なんかできるもんか。意地でも食ってやる。俺の食欲をなめるなよ。


      ※※※※※※


けっこう走ったから、大して食えないんじゃないだろうか、と心配していたのだが案外食べれた。これも魔族の身体になった恩恵だろうか。


「エルダラムさん、この世界って種族によって身体能力が違ったりするんですか?」


「そういうのは、夜になったら教えてやるよ」


「夜、ですか?」


「だから寝る暇はないといっただろ」


寝る暇はない、ってのはそういうことか。自分で努力するとか以前に基本的な訓練で忙殺されそうだな。


「さ、飯食ったら訓練の続き行くぞ」


………がんばろう……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ