32:討伐
投稿が遅くなってすいません
「とど、けっ!」
思い切り飛び上がり、斧を振るう。せめて顔には当てねえと。
当たる、と思ったが怪物に避けられる。いきなりしゃがむとか、人間臭い動きをしやがって。
「やべっ」
真下にいる怪物が、今度は浮いたままの俺に腕で薙ぎ払おうとしている。魔法は………間に合わない。
「だったら……!」
斧での迎撃を選択する。腕に照準を合わせて……
思い切り振り抜こうとしていたが、怪物の動きが止まったことでその必要が無くなった。
魔人の兵士ってマジで優秀だな!ホント助かる。俺の窮地を見てとったのか、怪物の気を引いてくれたようだ。
「突出するな!全員で抑えるぞ!」
隊長さんが、そう叫んで来る。
「了解!」
どうやら、他の戦闘は終わりを迎えつつあるようだ。他のみんながやったんだ。俺達も、きっちりやんないとな!
「魔術師!まだかぁっ!」
「もう撃てる!全員離れろ!」
その言葉を合図に全員離脱する。怪物は動き自体は遅いし、大丈夫だろう。
「撃てっ!」
「“エクスプロージョン”っ!」
紅蓮の豪華が怪物を包み込む。
「やったか?」
フラグ立てんな馬鹿野郎!そんな分かりやすいこと、わざわざ聞かんでも良いだろ。
「グルアアァァッッ!!」
ほらな、だから言ったんだよ!フラグ禁止!
『カケル、今のお前なら切れる!行け!』
「ああよっ!」
満身創痍で動きが鈍っている怪物に迫り、その首を落とす。
「ウ、オオォォォ!」
「勝ったぞ!」
やがて人々は宴の用意を始める。まるで、魔物の襲撃など無かったように、力強く、たくましく。この村は進んでいく。




