第38話 ジャポング皇国との晩餐会
本日ジャポング国との懇談会の準備の為に、昨日からのアラベルト公爵邸にお泊まりしていました。
朝からレティ達は磨きに磨かれ、慌ただしいね。昨夜、公爵邸のお風呂は広々して、優雅な気持ちになった。うちのシャンプーとトリートメントを使用していた。あぁ、いい香り。泡立ち最高。
そして、公爵邸の侍女、メイドの着こなしが洗練されている。これはうちも侍女とメイドの服を考えよう。
テッシーにメイド服を作りたいことを伝えておいた。終わったら、お父さまとお母さまに進言しよう。
さて、テッシーと私は、レティとレティのお母さま、アデリア様の支度に大忙し。ドレス、髪型、髪飾り、少しドレスをお直ししたり、準備万端。公爵家の侍女さんたちはすごいの。髪型をこうしたいといえば、その通りにしてくれる。シニヨンに纏めるかふわふわ編みおろしで、ダウンアレンジにするか、ハーフアップにするか最後まで悩みに悩み、今回はハーフアップ、下の方をくるりんとカールさせた髪型。かわいい。
髪飾りは花を中心にして、パールを散りばめたような髪飾りにした。清楚な感じ。いいねぇ。やはりパールは清楚さを醸し出す。良き良き。
そして、王城へ向かった。なぜ私が王城にいけるのか。それはテッシー、いやテオドール・パルカス・ド・セレンタール公爵子息とレティご両親の計らいで控え室に、待機できることになった。テッシーは四大公爵の一つセレンタール公爵のご子息だった。びっくり。
控え室でレティを迎えにきたカイデール殿下は私がいることにびっくりしていた。テッシーには、ごめんね、後で話すわねとウインクされながら言われた。控え室には、王城のお菓子何あったので、待っている間、お菓子を堪能していた。私、来なくて良いのではと、つくづく思う。朝、早かったので、眠くなってしまった。どうしたらいいの?淑女として、ここは寝ていけないのかしら、どうなの?
ここからは、レティから聞いた話と私の感想です。
王妃様の装いも公爵夫人とレティのような装いというかテッシーのドレスだった。公爵夫人が王妃様にテッシーを紹介したらしい。深いロイヤルブルーのドレス。一度お会いした方がある王妃さま。凛とした立ち居振る舞い。さぞお美しいのだろなぁ、エレガント。
女性陣は控えめな装いを意識したドレスだったが、王女様、第二王子カイデール殿下の双子、リリーシェ王女殿下は派手やかな装いだった。王妃様がため息をついていたのがわかったので、王女様自身で、発注したものか。
アラベルト公爵御用達洋服店のデザイナーが作ったような派手やかなドレス。
幾分リリーシェ王女殿下は俯き加減で、この場所から逃げたいようなそんな雰囲気だったらしい。
リリーシェ王女殿下様は18歳まで引きこもるという話を聞いたことがあるが、晩餐にご出席したようだ。でも、ドレスについて誰も助言してあげないのだろうか、それとも言うのを諦めてしまったのか。
ジャポング皇国の要人
ジャポング皇国 皇帝陛下、后妃様
皇太子夫妻、第一皇女様、第4皇子様が随行。
黒髪、黒目。髪の毛は長い。そして服装はお公家様衣装だ。紋付袴ではなかったのか。刀剣◯舞に出てくる男性のようだ。女性陣は着物。十二単ではない。
(私、見てみたかったよ)
着物は皆さん、振袖のようだ。帯も普通の縛り方だし、帯締めも普通だな。
ありゃ、レティに施そうとしている帯締め、お花をデザインした帯締めにアレンジしようとしている。ありゃ、帯の形もまずいかな。派手やかすぎるかしら。日本の成人式の帯の形を習ったから、それをするのだが、まぁ大丈夫かな。商人で男性だけと聞いている。
晩餐のメニューを見るとジャポングの料理がない。料理は食べているが、やはり口に合わないのか、少量。
レティと公爵夫人のドレスが褒められたらしい。良き良き。ジャポング国には桜があるのか。公爵夫人のドレスも褒められているよ。皇后様が鶯と梅を見つけたらしい。やっぱり日本とジャポングは似ているのかな。
滞りなく晩餐は終了。私はウトウトしていた。いる必要ないよ。家でゆっくりしたい。
コンコンコン。ドアを叩く音がした。
もどってきたのかしら。
「はーい、どうぞ」
「アイリ、晩餐が無事終わったわ。このドレスもお母様のドレスもジャポング皇国の女性陣が興味を示されてね、皇太子妃殿下のルミ様がこのようなドレスを着用してみたい、そして髪飾りも数点欲しいとおっしゃているの。明後日の貿易の方々が来るときに、ルミ様も公爵家に伺いたいと仰っているの。どうかしら」
「そうですね、この前たくさん試着会の時にたくさん作ったので、それらも見てもらいましょうか。今回のレティシア様のお召しになられているドレスと同じようなデザインがご希望でしたら、追加で作ります」
「日がないのに大丈夫?この花と同じ刺繍を施したドレスがみたいと言っていたの」
「皇太子妃様は何色が好きなのかしらね、わかれば追加で頑張って作るわ」
「ごめんね、アイリ。急遽、このような話になってしまって。でも、ありがとう。アイリ」
これはまた、宮廷魔導士アグリ様の登場か。
「では、皇太子妃殿下を公爵邸に招待するわ」
「テッシー、いやテオドール様も、もちろんくるわよね。私1人で対応できないわよ、レティ」
「もちろんよ、テオドール様にもすでに打診はしていて、アイリ次第だったのよ」
「でも、アイリがテオドール様の呼び名をテッシーさんではなくテオドール様というとあの方寂しがるわよ」
「でも、公爵家ご令息でしょ。失礼よ」
「言わなかったのだから、そのままでいいと思うわよ、変えたら、寂しいと思うわよ、アイリ」
「そうかな。そうだよね。自分の家の公爵家のことは全くいわないのだから、今までのままでいいのかな。よし、テッシーはテッシーだ」
公爵の家名を名乗らないのは、名乗りたくないのだろう。ただのテオドールとしてみて欲しいのかもしれない。話したい時に話せば良いし、いまも、私にとってはテッシーさんだ。気にしないでおこう。
そして、レティは皇太子妃殿下、ルミ様の訪問をお父さまに承諾をもらい、招待することになった。
そして、また大掛かりなことになりました。結局、女性陣皇后様ユリ様、皇太子妃ルミ様、第一皇女メイさまと第4皇子タケル様がレティシア様のアラベルト公爵家に来ることになった。第4皇子タケル様と交流するために、婚約者のカイデール殿下もお越しになる。そして兄とロベルト様、いつものトリオとマリアナ様とアグリ様の息子リドルード様も来ることになった。他国との交流会だそうだ。またもや大々的になったぞ。どうして、いつも大きくなるのかな。今度は他国交流会。もう、領地に帰って良いかな。
晩餐会は滞りなく終わりました。よかったです。今度は明後日の公爵邸での貿易商との会談です。ですがですが、皇后さまご一行がくるのですぅ。
このところ公爵邸に連泊しております。ジャポング皇国の女性陣がドレスを試着したいということで、前回作ったものの他に、新たにドレスを作った。やはり桜が気に入ったようなので、レティのドレスとは違ったデザインで桜を施したものを作りました。もう、急ピッチで作り上げました。私の生活魔法,刺繍と裁縫は万能です。
そして今日は着物の着付です。襟のあたりをレースでアクセントをつけ、帯締めを凝ったデザインにした。現代成人式という感じでの盛り具合だ。これは派手すぎたかな。こっちこそ控えめ?でも、ジャポング皇国から頂いたものだから、フル活用しないとね。
先に皇后さま、王族方をお出迎え、次に貿易商達を出迎えた。
皆さんが、レティシアさまの装いにびっくりしていた。
「まぁ、レティシアさまの装い、美しい。それに帯締めデザインが新しい。我が国にこのような帯締めの型はないです。いったいどのようにしたら、このようなかわいい、美しい形に出来上がるのかしら。」
「本当に、レティシア様お美しいです」
「ようこそ、おいでくださいました。皇后様、皇太子妃様、第一皇女様、第四皇子様」
「お出迎え、感謝いたします」
「皇后様方は、私の妻とレティシアが案内いたします。貿易商の方々は、別で案内させていただきます」
「ようこそ、ジャポング皇国 皇后陛下様、皇太子妃殿下、第一皇女殿下、私とレティシアでご案内させていただきます。どうぞ、こちらへ」
「ありがとう、アラベルト公爵夫人」
そして、カイデール殿下男性陣と皇后様女性陣と別れて対応となった。
男性陣が、ドレスとか見てもつまらないでしょうし、男性陣はリバーシと新たに作った将棋で対応することになっている。もちろんトランプとチェスも渡した。すごろくも?渡しましたよ。楽しんでください。
「アラベルト公爵夫人、今後の対応は、畏まらなくて良いわよ。個人的なことでお伺いしているので、普通の対応でお願いするわ。私のことはユリと呼んでいただければいいわ。皇太子妃は、ルミ、第一皇女はメイと呼んでください
「ユリ様ですね。わかりました。わたしのことはアデリアと呼んでください。娘のレティシアです。そして、このドレスや髪飾りを考え、作成したのが、アイリ グランデ モンテスキュー侯爵令嬢です。そしてデザイナーのテオドール・パルカス・ド・セレンタール公爵令息です」
さあ、これからドレス試着会です。頑張りますか。
(力こぶ)




