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第39話 皇国女性陣の試着会

私は、ジャポング皇国の方々に挨拶をした。


「まぁ、あなた方があの素晴らしいドレスや髪飾りなどを作ったのね?素晴らしいわ。アイリ様とおっしゃるのね。私はジャポング皇国の皇后 ユリと申します。ぜひ、ユリと呼んでくださいね。もし、いいものがありましたら私たちにドレスなど購入させていただきたいです」


「ユリ様、私は案を出しただけなのです。ドレスや髪飾りを作ったのはテオドール様です。テオドール様は、素晴らしいドレスを作り出すことができる素晴らしいデザイナーなのです。そのほかにも作ったのものがたくさんありますので、見てください」


「まぁ、楽しみですわ」


「お母さま、レティシア様のお着物、とても素晴らしいのよ。帯の形が素敵なの。いったいどのように帯締めをしたのかも教えていただきたいわ」

 

「ルミ、そうですわ。レティシア様がお出迎えしていただいた時に、私共が送った着物をきていたことにびっくりしましたが、すごく素敵な襟ぐりのレース、かわいい帯締め、素晴らしいわ。どのようにこのような形にしたのかぜひ詳しく知りたいわ」


私たちは大広間にドレスを並べて、会場にした。会場に移り、試着会を行った。

レティのお母様、アデリア様が皇国の方々を案内した。私たちはその後ろをついて行った。


「どうぞ、こちらの部屋です。中にドレスなどありますので、どうぞゆっくり見ていただきたいですわ」


展示場のようにドレスを飾ってみました。立体感のあるマネキンもどきを作り、ドレスを飾りました。なかなか見栄えのする部屋になったと思う。


みんな思い思いの気に入ったドレスを試着することになった。広い試着室を作ったので、侍女さんたちも入ることが可能。一緒になって、試着を楽しんでいた。


私は着物を着ているレティを気遣った。ずっと着物は慣れないと大変なので、ドレスに着替えることを提案した。

「レティ、着物疲れない?もう着替えをする?」


「せっかくだからお見送りまで着物を着ているわ」


「疲れたら言ってね。着物はご飯が少量しか食べられないのよ。食べたかったら、ドレスがいいわよ。レティ」


「大丈夫よ、おもてなしする側だから、きちんとジャポング皇国の着物で対応したいの」

レティはさすが公爵令嬢だな。相手を思いやり、それを全うさせようとする強い心。王子様の番だけあって、しっかりしている。私のようにスローライフを目指すことなどないのだろう。


ユリ様、ルミ様、メイ様御三方は、いくつもドレスを試着している。色の好みが被らないのね。ユリ様はネイビーやアイボリーなど落ち着いた色合い。たまに赤や青を着て楽しんでいる。ルミ様は水色や緑系。メイ様はピンク系。


あれ、今度は全く違った色をご試着。いつもメイ様はピンク系だったらしいが、青系も試着。なかなか似合うね。


「自分では合わないと思っていた青が、着てみるとイメージがガラッと変わった感じになって、それもいいかんじ。どうしよう。ピンク以外も欲しいわ」


「そうよ、メイはいつもピンクばかりで、他の色を全く着ようとしなかったのよ。いろんな色を着てみた方がいいのよ。水色がすごく可愛かったわよ。あとは年齢が上がるごとに違う色が似合っているくるのよ。デザインによっても、違うからメイ、いろいろ着てみましょう。楽しいわね」


それからいろいろ試着した。袖をすこし肩から腕にかけて広がるような形に直したり、デコルテ部分重ね合わせた形にした。

タイトスタイルやフレアスカートにオーガンジーを重ねたり、いろいろ手直しして、一人一人が満足のいくドレスが仕上がった。


「すごいわ、ありがとう、テオドール様、アイリ様。素晴らしいドレスができたわ」


「ユリ様、気に入ったドレスができてよかったですね」


「ありがとう、アデリア様。派手に感じず、それでいておしゃれで、満足です」


「お母さま、本当に素晴らしいドレスです。早くみんなに見せたいです」


「ふふふ、そうね。メイ、明日の晩餐に着ていきましょうね。楽しみだわ」


「もう一つお願いがあるのです。帯締めのやり方を侍女たちに教えていただきたいの。着物は柄でおしゃれさをアピールしていましたが、帯でもできるなんて、すごいわ」


「ルミ様、それでは、侍女様方に教えます」


「ありがとう、アイリ様」

まだまだ、おしゃれ談義に花が咲き、髪型、髪飾りなど、ドレスに合わせて、髪をセットした。ここはテッシーに任せ、私は侍女さんたちに帯締めを伝授した。


その頃、男性陣は、カイデール殿下、ロベルト様、お兄さま、リドリード様が別室で第4皇子タケル様と交流会をしていた。



「タケル様、こちらが、私の友人たち、ロベルト、アレクセイ、リドリードです。」


「カイデール殿下。本日は無理を言って、席を設けていただき感謝する。ロベルト様、アレクセイ様、リドリード様、よろしく頼む。それから、堅苦しい言葉はやめて、気軽に話して欲しい。私のことはタケルで良い」


「それでは私のことは、カイデールかカイでお願いします。ロベルト、アレクセイ、リドリード良いな」


「ありがとう」

と、ニコリと笑った。


「これから、今こちらの国で流行っているゲームをしませんか」


「どんなゲームなのだ?」


「リバーシという白と黒のコマの陣取りと、トランプというカードです。あとはすごろくというのもあります。こちらにきてください。これからロベルトとアレクセイにまず実践してもらいます」


2人で迎え合わせになり、パチパチと打ち始めた。2人とも頭脳戦です。

カイデール殿下がタケル様に説明していた。もう一つの盤があるので、カイデール殿下が説明しながら、タケル様、リドリード様が対戦。タケル様も要領を得て、白熱していく。先に対戦お兄さまとロベルト様が白熱する2人の対戦を見ていた。結果、リドリード様の圧勝でした。

それからトランプ、すごろくをし、仲を深めていった。


夕食会の前にお兄さまに、お品書きを見せ、ジャポング皇国の料理かもしれない料理を食べるか,それともフォールズ国の料理にするか聞いてみたが、ジャポング皇国の料理かもしれない料理で良いとなった。これまた口に合わなかったらどうしようと思っていたが、お兄さまが断言してくれた。


「アイリ、あの料理は美味かったから自信を持って出して大丈夫だ」


「ありがとう、お兄さま」


「たのしみだな、夕食」

お互い、笑い合った。

ありがとう、お兄さま。


お兄さまたちは、別の部屋で食事をする。急遽、タケル様がお兄さまたちと食べることになり、慌しかった。お兄さまたちはいつものジャンクフードとジャポング皇国料理ではないかとされる私の日本食料理。

そこにタケル様が入るの?ジャンクフードよ。大丈夫かしら?若いから大丈夫かしらね?


そして夕食会の時間になる頃、公爵夫人たち女性陣も動き出す。


「ユリ様、もう晩餐の時間になりました。そろそろ晩餐の支度の準備をいたしましょう」


「そうですわね。それではいったん準備いたしましたお部屋へご案内いたします」


と、ここで夕食の準備のため、各自退室した。

私はレディの部屋で着物の最終チェック。


「大丈夫、レティ。疲れていない?」


「大丈夫よ。椅子に深くは座らず、そして背筋はまっすぐに。物を取るときは、袖に手を添える、これで大丈夫?アイリ」


「バッチリよ。後ろには私が控えるから、任せて」


「ふふふ、ありがとう、アイリ。頼りにしているわ」


「じゃー、これから食事の方見てくるから、また晩餐前に来るわ。侍女さんたちよらしくお願いします」


「「「かしこまりました、アイリ様」」」


私は厨房に駆け込む。

大体は教えておいたので、最終チェックである。


「みなさん、お疲れ様です。いよいよジャポング皇国の方々へおもてなしです。気に入っていただければありがたいけど。仕上げに取り掛かりましょう」


「「「「「「はい」」」」」


味の最終チェック。前世の私の和食の味だからなぁ。ジャポング皇国の方にどうだろう。そこが心配だ。とりあえず、いつものこの国の晩餐料理も出すので、ダメだったらそちらを食べてもらうしかない。あー、こわいな。心配。


「アイリ様、私たちでも美味しいと思う料理なので、大丈夫です。あとの給仕は任せてください。


「ありがとう、では、みなさん、はじめに皇国の方にお品書きも渡してくださいね。何の料理かわかったほうが食べやすいと思うので,よろしくお願いします」


公爵家の料理人さんたちは本当に優秀です。

みんな喜んでくれればいいなぁ。でも、心配だなぁ。


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