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発見(仮)

出来ました

ちょっと説明長いかな。

宜しくお願いします。

「ディック大隊長、今日も見えるっすね、同じ場所っす」


石造りの砦の、一番高い監視塔の上で

私の横で双眼鏡をのぞき込んでいる、副長のウラキが報告してきた。


熊獣人の私と違い、人族の彼は

肩まである銀髪が特徴の、一見すると優男に見えるが

極限まで無駄なく体を鍛えた刀のような美男子で

口調はこんな感じだが、臨機応変な対応が出来る

大変優秀な部下だ。


「ああ、やはり何者かが森に入り込んだ様だな」


私も双眼鏡でその様子を確認する。


歩けば2日ほどの森の中に、明らかに人為的なものと見られる煙の筋が

空から細長い灰色の糸くずを垂らしたように登っているのが見える。


「現在時刻は正午か、昨日と同じ時間だな。これで一週間連続、

同じ場所から動かないところを見ると密猟者ではなく遭難者かもしれんな」


「あ〜、そうっすね、密猟者は発覚を恐れて煙を出さないでしょうし、

現在、森での採取許可を出している人間はいませんし」


今、我々がいるのは、国境に面した王家直轄領の森と

近隣の町を護る、警備隊の基地である。


正式名称はロングコート基地だが、皆には砦と呼ばれている。


現在は中隊規模の、200人程が駐屯している。

そこで副長と一緒に、一週間ほど前から森の中に時々上がる煙を観測中だ。


そのほかに、塔には私の後ろに

小隊長が数名控えている。


我々が守る町は古くから鉱山で栄え、およそ五千人の住民が住んでいる。


我々が守る森は、国の北西側の端にあり

隣国の国境に面し、台形の形をしており

約700平方キロメートルを超える広さを誇る。


この森は

全体が国の保護区域に指定されていて、野生動物と豊かな鉱物資源の宝庫である。


また、土地全体に魔力が少なく、魔獣の発生率が少ないのも特徴だ。


他国に接する国境は、5000メートル級の山で隔てられているため

有事の際にも、兵が侵入して来ることはなく

ごく稀に、採取許可を持っている地元民が森で迷ったり

熊に襲われたりすることがある以外は

ここ何十年間は、非常に平和な場所であった。


そう、平和な場所であったのだ。


だが、目の前の森で煙が上がり始める少し前から、厄介な問題が発生していた。


「魔獣の情報はどうなった?」


その問題についてウラキに確認する。


「警備隊の6割が血眼になって探していますが、いかんせん広すぎで。まだ発見の報告は無いっすね」


数日前に他国から複数頭侵入したイノシシ型の魔獣が、

国を横断しこの森に入り込んだのだ。


報告にあった魔獣の驚異度は上から、別格のSSとSを除いた

AからFまである内のDの下からEの上位辺りであり

野生の熊よりは強いのだが

砦にいる警備隊が、複数人で対応すれば問題なく倒せる相手である。


魔獣は魔力から自然発生するものと

野生動物が魔力に犯され変異するものの二種が知られており

今回は、後者の方だ。


「そうか、町の防衛はたしかハンターだったか?」


「あー、まー、はい。あいつら久々の魔獣退治だから張り切っていますけど、

一部が保護区に入れろってうるさくてかないませんよ、抑えるのに苦労してるっす」


「残念ながら、森に入れるのはわれわれ警備隊か、許可を取った地元民だけだ」


「そうなんすよね〜、上も頭が硬いから」


いくらハンター組合ギルドと国との関係が良好でも

あの森に入れるには、国への面倒くさい手続きと許可が必要なのだ。


「うちらはすぐ応援を頼みたいくらいですけど、砦の人手はいっつも足りてないし」


「正直、私ももう少しハンター達と協力できれば良いと思っているよ、

もう少し規定を緩和出来ないものか」


「緊急事態で、大勢の命に関わることでなければ、お互い協力できないってやつですね、

それこそ魔獣が大量に集団暴走するとか」


「今回だって緊急事態だろう、備え無しで襲われたら町の住民にも被害が出るぞ。

本当に現場を見ているのかどうか」


「そーそー、もし、あそこの煙の下で、可愛い女の子が一人で震えていて、

魔獣にでも襲われたらどうするんだって話っすよね」


「あんな山奧に、女の子が一人で入り込む状況は、あまり考えられんがな、

村の子供逹もちゃんといるんだろ?」


「まー、町の住民に行方不明者は居ないっす。でも、助けるんだったらむさいおっさんより、

可愛い女の子がいいじゃないですか〜?

俺の両手はおっ○いボインな女の子の、

お姫様抱っこ専用です。

おっさんの厚い胸板は隊長の背中にお任せするっす」


「まあ、お前の好みはどうでも良いが、おっさんも女の子も、同じ命だ。

あそこで誰か難渋しているのであれば、一刻も早く助けねばな。

すぐ確認に出よう、出動は第一小隊、ポーションは人命優先だ、使用を上級まで許可する。

回復要員も随行する様に頼む」


「了解っす」


「10分後にメイン発着場集合だ、変異種対策も忘れるな、フル装備で」


「うへえ、戦争行くんじゃないっすよ、石橋叩いて粉々にする気ですか?」


「魔獣の件もある。何があるのかわからん、用心に越したことはない。

砦は第二小隊以下が警備を、恐らく夕方までには戻って来られるだろう」


「へいへい、了解したっす、おーいお前ら聞いたな?第一小隊員全員フル装備、

10分、メインエプロンだ、GOGO!」


バタバタと隊員たちが監視塔から準備に散らばっていく


さて、では搜索に行くとしよう

できれば厄介事はゴメンだが


蛇が出るか?

鬼が出るか?

出来れば魔獣は見つけ次第駆除したい。


・・・・・・女の子の救出はウラキには悪いが

まあ、無いだろうな。


お正月休みも終わりなので

また

投稿スピード落ちます。


すみません。

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