第19話 国家を操る金に汚れた政治家ゴールドフィーダー
国家を操るラスボス:金に汚れた政治家
国会議事堂——
夜の闇に沈むその建物の奥深く、
誰も知らない秘密会議室が存在していた。
ここで国家は動き、ここで国民は搾取される。
部屋の中央に座るひとりの男、
財政担当特別補佐官・黒須 金助。
表向きは温厚で国民思いの政治家として人気を集めているが、
その実態は「日本最大の利権装置の中心」にいる怪物だった。
彼のあだ名は——
《ゴールドフィーダー(Gold Feeder)》
=金を貪り喰う者。
◇ 表の顔
・テレビでは「税制改革で国民を守る」と笑顔で語る
・SNSでは「弱者支援」をアピール
・災害派遣の視察で涙を見せる
◇ 裏の顔
・公金チュウチュウスキーマーの頂点
・環境マインダー、サクシューズとも裏で連携
・弱者支援のための予算を彼らの企業へ横流し
・家族、親族、友人で構成された“裏の財団”に毎年数百億の公金が流れる
・若い職員を脅して偽の文書作りをさせる
・反対派には徹底した粛清
・賄賂の受け取りは“暗号化されたNFT”で処理
・政治資金パーティーは事実上の脱税マシン
黒須は国会議事堂を見下ろしながら、不気味に笑った。
「税金の吸い上げは“国民の義務”だ。
そして、その税の使い道を決めるのは、この私だ。
——つまり、国民の生殺与奪はすべて私の手の中にある。」
その目は完全に獣。
優しい政治家などという仮面は、とうに剥がれ落ちている。
そこに、部下の官僚が震えながら報告に入ってくる。
「黒須様、税制改革……予定どおり“国民の可処分所得を減らす内容”で通過しました。」
黒須はゆっくりと立ち上がり、
夜の東京湾を見下ろしながらニヤリと笑う。
「よろしい。
これで国民はますます貧しくなり、
助けを求めて私たちの政策に依存する。
“支配”とは暴力ではなく、習慣で作るものだ。」
部下はさらに小声で報告した。
「では黒須様のご家族が経営する“公共事業関連企業”への予算は……?」
黒須は静かに答えた。
「もちろん増額だ。
国民の税金は、国民のために使う必要などない。
——我々のために使うのだ。」
その瞬間、背後の影が動いた。
ショッカー戦闘員・Z-001が黒須の隠しカメラを解析しているのだ。
Z-001はつぶやく。
「……やはり黒幕は政治家か。
国を食い尽くす怪人。
こいつを倒さない限り、日本は救えない……!」
だが黒須は黒須で、Z-001の存在を既に察知していた。
「来るがいい、ショッカー。
私を倒せるものなら倒してみろ。
すでに日本の法律・財政・メディアは私のものだ。」
その目は、国家を完全に掌握した男の目だった。
第2章 税制改革後の荒れ果てた街
税制改革が可決されてから、わずか三ヶ月——
日本の街は、まるで戦場跡のように変わり果てていた。
◆ 朝のコンビニ前
通勤前の人々の表情は暗く、生気がない。
値上げされたおにぎりを手に取っては戻すサラリーマンがつぶやく。
「……今日も昼は抜きか。増税、社会保険料、電気代……
なんでこんなに取られるんだよ……」
隣では女子高生がPayPayの残高を見て泣いている。
「カフェも行けない……バイトはシフト減らされたし……
もう、なんにも楽しくない……」
その悲しみの奥には、
怪人スキーマ や サクシューズ の
“やる気吸収攻撃”の影響が確かにあった。
◆ 住宅街
路地裏に張り紙が増えた。
「電気料金滞納のため停止予告」
「固定資産税の支払いが遅れています」
「保険料未納の方へ。至急お電話ください」
エコランサー(怪人環境マインダー)が喜ぶ“節電社会”は、
庶民の生活崩壊を意味した。
子どもが寒さで震えている。
「ママ……なんで電気つかないの……?」
母親は泣きながら答える。
「……ごめんね。払えないの……」
◆ 中小企業のシャッター街
税制改革で設備投資税が増え、
中小企業は次々と廃業へ追い込まれた。
“閉店”“事業停止”“経営破綻”“テナント募集中”
街は死んだように静かだった。
ある元社長が立入禁止テープの前で呟く。
「社員を守りたかった……でも税金が……
売上の半分以上持っていかれちゃ、続けられねぇよ……
黒須の奴め……!」
社長は拳を握りしめ、涙を地面に落とした。
しかしその背後では、
スーツ姿の若い官僚たちが笑っている。
「黒須大臣の言う通り、中小は整理されて当然だよな?」
「そうっすね。効率悪いですし。
俺たちの兄貴の会社(=黒須の親族企業)が吸収すればOKっす。」
彼らは“国民の苦しみ”を肥料にして肥えていく。
◆ 夜の繁華街
増税と電気代高騰で多くの店が閉店。
外食産業は壊滅した。
深夜、道端に座り込む若者たちの声が聞こえる。
「給料手取り14万じゃ、生きられねぇよ……」
「税金と社会保険、もう無理……」
「働いてるのに貧困とか、終わってる……」
まさに、“やる気”が吸い尽くされた日本。
それこそ、ゴールドフィーダーが望んだ世界だった。
◆ そんな街を歩く影
黒い戦闘スーツを着たZ-001は、
荒れ果てた街を静かに見つめていた。
「……国民は苦しみ、国は衰弱し、
それでも“政治家だけが太る”地獄の税制。
ゴールドフィーダー……貴様の企みは明らかに国家破壊だ。」
Z-001の拳が震える。
そこへエコランサーのドローンが街を監視している。
「市民レベルのエネルギー使用量、低下を確認。
これにより我々の利益率は上昇した……ふははは……」
街は完全に“支配された動物園”と化していた。
だが、ショッカー戦闘員は立ち上がる。
「——必ず止める。この国を取り戻す。」
その瞳には、確かな闘志が宿っていた。
第3章 税制改革の裏にある陰謀の核心
永田町の中心。
国家戦略会議室——通称「黒部屋」。
そこは、政治家でもごく一部しか存在を知らない秘密会議室だった。
しかし今夜、その部屋には
日本で最も金に汚い男が座っていた。
◆ 国家を操るラスボス:黒須 金助。
年齢:58歳
肩書:経済再生担当大臣兼 財務最高戦略補佐官
裏の名:怪人ゴールドフィーダー
彼は、背広の下に隠した“黄金色の吸収管”を撫でていた。
「……くくっ。税制改革?
あれは国民から搾り取るための“金の蛇口”にすぎん。」
彼の前の大型ホログラフには、
国民の収入・資産・社会保障データが
生体情報と連動した形でリアルタイム表示されている。
「見ろ、国民の悲鳴がデータとして見える……
これほど美味なものはない。」
黒須は舌なめずりをした。
◆ ゴールドフィーダーの真の目的
黒須が求めているのは—
国民の“金”と“心”を吸い、国家を丸ごと私物化すること。
彼は政府の政策をこう設計した。
● ①手取りの減少
所得税、住民税、社会保険料、エネルギー税、カーボン税……
国民が働けば働くほど、黒須の懐に金が入る仕組み。
● ②政治家と官僚ネットワークの構築
彼は“金に汚い政治家”たちを買収して味方につけていた。
その代表が以下の連中だ。
◆ 【金に汚い政治家サークル「財政クラブ」】
・小泉議員
公共事業のキックバックで豪邸5つ所有。
・石破議員
政治資金をブランド品に消費。秘書20人にパワハラ。
・赤沢議員
家族総出で公金横領。脱税のプロ。
・連邦官僚
天下り20回。退職金で合計12億。
彼らは黒須に忠誠を誓い、その対価として
「国民を苦しめるほど利益が増える税制」
を裏で操っていた。
黒須は笑う。
「税金は“国を守るため”ではない。
わしらの“資産を増やすため”にあるのだよ……」
◆ 秘密プロジェクト
『NIPPON GOLD RUSH』計画
これは、黒須が操る怪人スキーマ、怪人サクシュー、環境マインダーなど
すべての“搾取怪人”の活動を統合した巨大プロジェクト。
目的は—
**日本国民の総資産の70%を奪い、
国家を実質的に黒須の株式会社として支配すること。**
◆ なぜ街が荒れ果てたのに、黒須は笑うのか?
理由は単純。
庶民が苦しめば苦しむほど、
黒須たちの“吸収システム”は大量の富とエネルギーを生成するからだ。
低賃金
→ 国民のストレス増加
→ 心のエネルギーが弱り、怪人たちの“吸収率”増加
→ 税収も吸収能力も倍増
→ 黒須の力がさらに増す
この負の連鎖は、黒須が完全に設計したものだった。
◆ 黒須の変身
黒須はゆっくりと立ち上がり、
胸元にある黄金の装置に手を添えた。
「ショッカー総裁Z-001……
わしの計画に気づいてしまったようだな。
しかし、すでに遅い。」
黄金の光が黒部屋を満たし—
怪人ゴールドフィーダーが顕現した。
全身は金色の外骨格。
頭部はコウモリのような吸収口を持ち、
背中には“金のパイプ管”が絡みつき、
国民のエネルギーが液体として流れ込んでくる。
「わしは金を食らう王……
国の税、国民の心、未来までも……
すべて吸い尽くす!」
黒須の絶叫が永田町を震わせた。
◆ 秘密裏に動くZ-001
一方その頃、Z-001はショッカー地下本部で言った。
「黒須……貴様が国家を滅ぼす核心だったか。
ならば斬る。
日本を取り戻すために。」
その後ろには、
精鋭ショッカー戦闘員“税制破壊部隊”が控えていた。
「イー!!(黒須、許せん!!)」
Z-001は静かに頷く。
「行くぞ……ゴールドフィーダー殲滅作戦を開始する。」
第4章 日本VSゴールドフィーダー 〜永田町決戦〜
永田町・国会議事堂前。
深夜の闇を引き裂くように、黄金色の雷が空を走った。
その中心に立つのは——
怪人ゴールドフィーダー
(=黒須 )
巨大化したその姿は、国会議事堂よりも高い。
背中から伸びる“金の吸収管”は地中深くへと伸び、
国家の財源・年金基金・地方の交付金までも吸い上げていた。
「ククク……国の富は“王”たるこの私のもの!!
国民の悲鳴など、金の味を濃くするスパイスにすぎん!!」
吸収した金エネルギーが金色の蒸気となって彼の体を覆い、
その力は増大し続けている。
◆ 国会前に現れるショッカー精鋭部隊
国会前に煙が一筋立ちのぼり、
地面が震え、マンホールが爆発した。
そこから現れたのは——
ショッカー総裁 Z-001
精鋭戦闘員「税制破壊部隊」
戦闘員たちは声を揃えて叫ぶ。
「イーーッ!!(黒須を倒すぞ!!)」
Z-001は構えをとり、静かに歩み出る。
「黒須金助。
国民から奪った富……今日すべて返してもらう。」
ゴールドフィーダーは嗤う。
「貴様らが何をしようと無駄だ。
国民は政治に無関心、改革など望んでおらん!
だからこそ私は王になれたのだ!!」
◆ 国民から吸い上げた金エネルギー=圧倒的パワー
ゴールドフィーダーは腕を広げる。
地面が裂け、金色のパイプが次々と噴出した。
その先端が街路樹や電柱、道路標識に絡みつき、
まるで都市そのものが怪人に支配されていく。
「税、年金、保険料、電気代、燃料税……
貧しき民から搾り取るほど、パワーーが溢れてくる!!」
その力はまるで神。
背中には巨大な“金のマント”が広がった。
ショッカー戦闘員たちは恐怖に震えたが、
Z-001は冷静に呟いた。
「……だが、お前の弱点はひとつだけある。」
ゴールドフィーダーが嘲笑する。
「弱点? この私が? ほう、言ってみよ。」
Z-001は拳を握った。
「国民の“意志”だ。」
◆ 国民が動き出す
その瞬間、街のスピーカーが鳴り響いた。
《全国ニュース速報》
《税制改革後、国民所得が大幅に増加》
《政治の透明化を歓迎する声》
《国民の選挙への関心が急増》
市民が続々と国会前へ集まり始める。
若者。
子育て世代。
高齢者。
中小企業の社長。
フリーランス。
救急医療の職員。
地方から来た農家。
彼らは皆、同じ言葉を叫んだ。
「俺たちの国を返せ!!」
「金を吸われ続けるのはもう嫌だ!!」
「未来を取り戻すんだ!!」
国民の“希望の声”は、
ゴールドフィーダーの金のエネルギーと正反対の波動だった。
吸収管が震え——
怪人の身体にひびが走った。
「な……なんだと……!?
国民が……意思を持っただと……!?
奴らは政治なんぞ興味ない“家畜”のはず……!」
Z-001は立ち上がる。
「お前が軽視してきた国民の意志こそ、日本の力だ。」
◆ 永田町決戦:ショッカー総裁 VS ゴールドフィーダー
Z-001は戦闘員に命じた。
「行くぞ!!
黒須の“金の吸収管”をすべて切断する!!」
戦闘員たちが一斉に飛び出した。
「イーーッ!!(了解!!)」
● 戦闘員A:金の管をキックで折る
● 戦闘員B:電撃棒で吸収バルブを爆破
● 戦闘員C:国会の屋根に跳び、拘束ワイヤーで固定
● 戦闘員D:大型カッターで巨大パイプを切断
切断のたびに、
黒須の体から“金エネルギー”が霧となって散った。
「ぐあああああッッ!!
国民の富が……!
わしの力が……ぁぁ……減っていく……!」
Z-001は拳を固め、
そのまま跳躍して空中で構えた。
◆ 必殺技
「ショッカー総裁拳・真断税破ッ!!」
黄金エネルギーをまとったZ-001の一撃が、
ゴールドフィーダーの胸を貫いた。
「ぬおおおおおお……ッッ!!
国を……食い続けるはずだったのに……!!
わしの……黄金の王国が……ァァァァァ!!」
巨大な怪人は崩れ落ち、
金の霧とともに完全消滅した。
戦闘員たちは拳を突き上げた。
「イーーッ!!(勝利!!!)」
◆ ゴールドフィーダー消滅後の未来
街の金の霧が晴れ、
世界はゆっくりと夜明けを迎えようとしていた。
税の吸収システムはすべて停止し、
国民が担っていた過剰な負担は完全に解放された。
国民の悲鳴で肥え太ってきた国家を操る悪は、
ここに完全に断ち切られたのだ。
Z-001は静かに言う。
「……国民よ。
これでようやく、お前たち自身の未来が始まる。」




