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――師匠。今、僕は馬車の荷台に乗って旅をしています。
一度は国を嫌い、国から飛び出してしまった僕ですが……、今の仲間達はとても活気付いていて、光の原色が輝いて見えます。
――ただ、そんなたくましい仲間達も今は豪華すぎる真っ赤な馬車に息を飲んで、どこか硬い表情を崩せません。旅の醍醐味とも言える、風景を肴に仲間たちとの談笑に時を忘れ、到着したときには笑い疲れている。
――なんて慣れっこだったのに。
「アマトー。何をしてんだ?」
僕が筆を滑らせて、紙面に集中していると首筋にヒヤッと感覚が走った。
「うわっ! 冷たいっ…………。シガーンかぁ……」
シガーンはドリンクボトルを僕に届けると僕の隣にと座って、大きなあくび。さっきまで寝てたから退屈が溜まっているんだろうな。
「シガーンは他の人みたいに武器磨いたり、精神統一したりしなくて良いの?」
「戦いに行くわけじゃ無いことは“俺たち”が知ってる。――そうだろ?」
「貿易に行こうって言ってたのに…………」
今回は戦えない者は置いていくと意向のもとリベルテをはじめとして、ランなどは〈形無き国〉に残る形となって、僕らは招かれざる客として戦える者で編成を組まれた。
形式上は豪華な馬車に遜色ないフォーマルな格好をしているが、内心は大商国への期待と警戒で安堵してはいられない模様が見て取れた。
――戦いに行くわけじゃ無い。
これは前提であり、最も優先すべき事だ。
だけど、それは“向こう側”にとっては同じ事かは分からない。
現在、整理中の多忙な時期でございまして、執筆が途絶えております(-_-;)
しばし、面白みのない“繋ぎ”となってしまうかと思いますこと本当に申し訳ございませんm(_ _)m




