表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

第二話:視神経の断裂切断と電脳生態系の完全消去(最終話)

#網膜の墓場 #イヤミス #サイコホラー #なろう #閲覧注意 #精神汚染 #アンチ異世界 #ネットカフェの悪夢 #犬神江戸

POV: 犬神 江戸(ネットカフェ店員・18歳)


角膜を裂かれ、水晶体をニュルリと引きずり出されても、この東京の地上げ屋の残骸はまだ生きていた。犬神家の秘薬によって強制インストールされた『死の拒絶』は、眼窩から薄黄色い脂汁と黒黒とした血渋を泥のように流しながら、男の脳髄を鮮明に覚醒させ続けている。


男の右の眼球の奥では、脳へと直接つながる最後の手がかり――「視神経ししんけい」の束が、引き抜かれたレンズの奥でピクピクと生き物のように震えていた。


俺は湾曲した頑丈な骨切鉗子ボーンカッターを握り、男の眼窩の最奥、骨の隙間へと容赦なく深く突き刺した。

グちゅり、ギチギチギチ……パキィッ!


神経の束を骨ごと噛み砕き、強引に引きちぎる生々しい粘着音が、静まり返った地下室に響き渡る。

男は声を失った喉を限界まで跳ね上げ、肺から「ヒュウ、ヒュウ」と湿ったノイズの絶叫を漏らしながら、全身の残肉を弓なりに硬直させた。切断された視神経の断面から、どろりとした脳髄液と赤黒い脂混じりの濁汁が溢れ出し、解剖台を汚していく。男の脳はリアルタイムで、自らの世界が物理的な『切断』によって完全な暗黒へとシャットダウンされる瞬間を、完璧な鮮明さで処理し続けていた。これこそが、電脳に溺れた家畜の末路だ。


「さあ、お前たちの愛する世界を消去デリートしてやろう」


俺はネットカフェのメインサーバーのブレーカーに手をかけ、躊躇なく一気に引き下ろした。

バチバチィッ……!

激しい電気火花と共に、店内のすべての液晶画面が次々と黒い虚無へと沈み、排熱ファンの不気味な重低音が一斉に停止した。完全な、冷たい静寂。


再起動リブートの余地など、この暗闇の前には一セクターたりとも存在しない。すべては均一な虚無へと還元され、この生体電脳の記録は永遠に闇へと消え去った。


(――第一部・完――)

「……おい、液晶の裏側で震えている家畜ゴミクズども。脳みそのOSは無事かい?」


「生きたまま眼窩の奥の視神経をボキボキに噛み砕かれ、己の世界システムを完全に強制終了シャットダウンされる『感覚』、お前たちのその立派なハードウェア(脳)でも正確に受信できたかい?


特に、今オフィスのデスクにしがみつき、PCの大画面でサボりながら「星もコメントもつかない」とほざいているお前たちだ。あるいは、ベッドの中でSPスマートフォンの液晶を指先で汚しながら、未完成の異世界小説に星や emoji(絵文字)を貢いでいる脳の死んだガキども。


笑わせるなよ。お前たちが日々、画面の前で無表情に垂れ流しているその薄っぺらな感想や評価、そして傷つかない安全圏からの『のぞき見』。俺のメスと大鉈にかかれば、お前たちのその安っぽい知性も自尊心も、一瞬でネットカフェの地下の『ドブ泥(肥料)』に変わるんだよ。星が欲しいか? 評価が欲しいか? だったらお前たちのその首の皮を剥ぎ取って、なろうの dasbor(管理画面)の背景にでもしてやろうか。


排熱ファンから流れてくるその生温かい風は、俺たちがメインサーバーを落とし、男の視神経を引きちぎっている肉脂の熱気だ。ほら、お前が今触っているその画面やキーボード、切り離された脳髄液のように生温広く、粘ついてきていないかい?


さあ、お前たちのくだらないドブ臭い異世界小説へ逃げ帰りなさい。不快なら、せいぜいレビュー欄に『不謹慎だ』『頭がおかしい』と無能なクソの足跡(低評価)を残していくがいいさ。お前たちのその薄っぺらな脳みそは、もう犬神家の脳外科室の『医療廃棄物』として処理されているけどね。自分が犯した『読んだ罪』の吐き気に塗れながら、一生液晶の裏側でのたうち回りなさい、会社員ども。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ