4ページ 天の助け。
ネットでアノ二次元アイドル抱き枕さまを手に入れた。
だって寝心地最高だったんだ!
高かった……懸賞でタダで手に入れたものだったと思うと
余計に高い気がしたけど寝心地には代えられない。
アノ召喚された世界で捨てられちゃってるかと思うと
二次元アイドルが可哀そうだけどもう行けないからなぁ。
そう思って寝ったのがいけなかったんだろうか?
目が覚めたらまた知らない天井、知らない壁、知らないベッド……
オマケにまた首輪……
えーと、コレって……
「お前は召喚された!
ココで勇者をやってもらう! 」
あのー、相手って魔王とかですか?
「勿論、魔族と魔王だ!」
オレ、まだ未成年でそんな力なんてありませんけど。
「とぼけても無駄だ!
ステータスは全部バレてるぞ!」
前回のあのクソオヤジ王弟の世界じゃあステータスって無いみたいだったけど。
世界によって違うのか?
今回も剣術は下手なフリ。
魔術は魔力量からバレバレなのでしょうがない。
なるべく相手を殺さないで済むように敵たちが逃げられるようにコッソリ画策。
召喚した連中に回りくどいけど仕返しを企んでみた。
戦況は一進一退、延々と同じってのはキツイ。
逃げ出す算段はできてもこの首輪が困ったなぁ。
そう思ってたら後ろから声が!
「なんでまたそんな首輪をつけられてるんだい?」
天の助けがそこに立っていた。
やっぱり何度も召喚に引っかかっちゃうってのは
困りものですねえ。
召喚のたびに強くなるんでしたら少しはいいんでしょうが。
マモルくんって強くなってるんですかね?
ちなみに抱き枕ですが王さまの末の王子の
お気に入りになってます。
まだ三歳なので二次元アイドルの意味は分かってません。
お気に入りのタオルとか毛布とかにこだわる
ちっちゃい子って結構います。
ウチのガキはなかなか洗濯させてくれなくて困りました。
寝てる間に強奪して済ませるとしっかりバレて
怒り狂ってました。
王子さま、多分同類でしょうね。




