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天刃  作者: 弐式
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魂とオオカミ

シカイはアセレスティアへ卯月、皐月を送る。獄中にて両名はシカイに神隠しと呼ばれているズヴィアの作戦を話す。

人工生命体、天刃の存在、魔力を持たぬズヴィアがそれを使い外国家の侵略しようとしていること。卯月、皐月の両名はそれを聞き。弥生、文月が化け物であると知らせ仲間意識をはく奪することが目的であったが、それは外れる。

シカイは事態がかなり緊迫していることを知りアセレスティア王へと報告。また、自身は作られた命でありながら自分たちを助けてくれた弥生、文月の両名は友人であり仲間であるとし、救援へ向かうことを了承させる。

救援へ向かおうとするシカイに卯月、皐月の両名は尋ねる。道具である弥生や文月の心配を何故するのか。シカイは答える。彼らは道具でなく命である。また、たとえ道具としての存在であっても、大切ならば心配もするものだと答える。

疑問符を出す卯月、皐月の両名にシカイは自身の剣を見せる。これはただの剣。ただの道具。されど時をともにした俺の魂であり、相棒である。道具は時として命が宿る。そして、それは卯月、皐月の君たちも同じだ。と答える。

その言葉を深く考える皐月、卯月の両名。二人を残しシカイは旅に出た。


アセレスティアを出て、リンブベルムに立ち寄ったシカイは再びリンブベルムに神隠しが起きていることを知る。また別の天刃をズヴィアが放ってきたと知ったシカイは神宮にて聖王にアセレスティア王からの手紙を渡す。ズヴィアの行った人工生命、神隠しは神への冒涜であると怒りくるう聖王は直ちに手配することを決定。シカイは弥生や文月のことは話せないなと汗を流す。


流頼を追いかけクレウィント・リ・アースへたどり着いたシカイは何やら大きく広場でわめいている少年に出会う。なんでも狼少年というらしい。

遺跡に人が閉じ込められているなどというらしいが、その遺跡の扉が開いたことは一度もないらしい。シカイもスルーしようとしたのだがその少年の必至さに負けて行動をともにすることに。少年はアーゲアと言った。

アーゲア曰く遺跡で崖に落ちた後少年ならば入れるような大きさの通路から出て来たらしい。いまだ中にいる面々は遺跡へ行く前に立ち寄った街で買った食料で食いつないでいるようだ。

動けない者、意識のない者もおり早急な救助が必要だという。シカイはその少年の具体的な言葉に少年についてきてよかったと思うのだった。

遺跡の前までたどり着くとカザベラとシエットと名乗る二人組に出会った。二人とも少年の言葉はでまかせだと言い、自分たちはこの遺跡を開ける方法を見つけたトレジャーハンターであると言った。今、まさに開けるのだと。

シカイは自分も用があるからと言い、その二人に同行。アーゲアは二人は悪いやつだというが、ともかく遺跡を開けてもらわないと助けにもいけないと言われ、しょうがなく承諾する。

遺跡の扉を開け、奥まで入るとくだんの崖があった。奥まで見えない崖である。

その崖の手前でカザベラ、シエットは弥生、文月にしたのと同じように手のひらを返すがすでに両名がトレジャーハンターでないと気づいていたシカイには通用しなかった。葉月、霜月はシカイ、アーゲアの両名に敗北。

敗北した二人をシカイ、アーゲアが捕えようとするも葉月、霜月は全力で拒否。

外国家には自身らの使命を揺らがす何かがある、その何かに浸食されたから弥生、文月の両名は裏切ったのだ。そのような洗脳に屈するぐらいならば自らで終焉を。

そういった両名は止める間もなく自害。やりきれない感情を持ったままシカイ、アーゲアの両名は葉月、霜月を丁重に弔い、崖に落ちた面々の救援に向かった。


助けた面々とクレウィント・リ・アースの宿屋で休憩。弥生の傷が深かったためしばらく療養することに。その間にも神隠しは起こっていた。

どうやらリンブベルムを標的に決めたらしく、重点的に神隠しが起こっていた。

葉月、霜月の最後を聞いた弥生、文月の両名はただ黙した。流頼の面々は洗脳を施しているのはズヴィアのほうだと言う。その中でシカイは卯月、皐月から聞いたことを確かめるべく弥生、文月に問いかける。

言われた問いにすべてYESと答えた両名。流頼の面々は非人道的だと言う。道具というのはそういう物だとずっと思ってきた。そう答える両名。でも、そうでないように扱われて、正直、暖かいと思った。とも答える。

ズヴィアのやり方は好きではない。止めたい。という両名に流頼は頷きシカイはアセレスティア王がズヴィアに圧力をかけ始めていると答える。

アーゲアはどうする?と聞かれ、少年は乗りかかった船っていうだろ?と答えともに行くことに。


その頃アセレスティアはズヴィアへ圧力をかける。聖王は国内に神お告げと称してズヴィアの悪行を許すまじと声を荒げる。国民は比較的適当にそうだねー困るし、いっちょやってやっか。といった感じだったが。ともかく神隠しがズヴィアのせいであると大事になった。


それを聞いたズヴィア上部は責任者である男、(はじめ)に安易に敵国を挑発したとして三度目の失敗であると結論付けていた。


天刃の秘密をバラす卯月と皐月はそれでいいのか。

『八百万の神がいる。付喪神と呼ばれる神がいる。

踏む床にも、触れる壁にも、遮る天井にも』

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