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アニマルユートピア・ワールドコネクション  作者: 牧屋へいり


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7.レベルファースト

 【 レベル開放条件が達成されました 】


 【 プレイヤー「シオン」はレベルファーストになりました 】


 【 レベル開放について詳細を確認しますか 】


「レベル開放って出たんだけど、なにこれ?」

「アレレ、もうセカンドレベルに達したの?」

「ううん、なんかファーストって」

「エエエ!? スタートレベルだったの!? ってそうか、チュートリアルもまだだって言ってたもんな……エエエッ!! それでホッキョクグマ倒したの!?」



 だってゲーム開始してから一時間も経ってないから。



「ナラナラ、ちゃんと詳細を確認した方が良いよ。デモデモ、ちゃんと安全な場所に移動してからだね」



 そういってみっちぇるちゃんは穴を掘り始めた。

 ペンギンの私も通れる穴を掘ってくれてありがたいんだよね。と言っても、みっちぇるちゃんより少し大きいくらいだから、そんなに大変そうじゃあない。


 移動しながら、見れるところは見とこっかな。



 【 アニマルユートピアではレベルを開放するたびにアニマルグラフを強化できます 】


 【 レベル開放条件は様々です 】


 【 たくさん探索したり、いっぱい食べたりすれば自然とレベルも上がります 】


 【 レベルを上げて、もっと楽しいアニマルライフを過ごしましょう 】



「ネネネ、ついたよ」

「ありがと、みっちぇるちゃん。これでじっくり説明見れそう」

「ナラナラ、周囲の安全確認は任せて」



 【 レベル開放について確認しますか 】

 ・はい

 いいえ


 【 レベル開放によってアニマルグラフを強化できます 】


 【 レベルごとに強化可能なアニマルグラフに制限があります 】


 【 どの項目を確認しますか 】

 ◇肉体強化

 ◇肉体変化

 ◇自然能力付与

 ◇超能力付与

 ◇鵺


 【 どの項目を確認しますか 】

 ◇肉体強化

  >レベルファーストから開放可能

  >肉体の強化が出来ます。

  >星の数によって上昇値が異なります。

  >速く走ることが出来るようになったり、力が強くなります。

  >今まで出来ることが、もっと出来るようになります。

 ◇肉体変化

  >レベルセカンドから開放可能

  >肉体を変化させることが出来ます。

  >星の数によって上昇値が異なります。

  >尻尾を生やしたり、爪を作ったり、翼を生やすことが出来ます。

  >特別な道具を所持していれば、より大きな変化が出来ます。

  >今まで出来なかったことが出来るようになります。

 ◇自然能力付与

  >レベルサードから開放可能

  >大自然の力を身体に宿すことが出来ます。

  >火を吹いたり、電気を出したり出来ます。

  >特殊な体験をしていれば、より大きな力を宿すことが出来ます。

 ◇超能力付与

  >レベルサードから開放可能。

  >アニマルグラフに隠された力を開放します。

  >音速を越えて飛ぶことが出来たり、エリアを越えて反響定位を使えたりします。

  >特殊な体験をしていれば、より大きな力を宿すことが出来ます。

 ◇鵺

  >条件を達成することで開放可能

  >内容は条件達成時に開放



「ねえ、この鵺ってなに?」

「エトエト、正直何も分からないんだけど……噂だと、複数のアニマルグラフを使えるとか?」

「ええっと、ペガサスとかみたいな感じ?」

「ウウン、ペガサスは肉体変化で馬に翼生やして出来るから、そうじゃないみたい」

「ふうん。噂って?」

「ソソソ。アニマルユートピアにログインしたプレイヤーだけが参加できる掲示板があって、そこの情報」



 ああ、だから普通に検索しても騙すようなコメントばっかりなんだ。

 必要な情報はプレイヤーたちだけで共有できるんだね。


 説明を読む限り、ファーストレベルだと、出来るのは肉体強化だけなのか。



「ネネネ。シオンちゃんはどんな強化するの?」

「どうしよ。みっちぇるちゃんはどうしたの?」

「アノネ、あたしはこれ」



 そう言ってみっちぇるちゃんは手を掲げた。

 大きい手。どうやら穴を掘るための手や爪を強化したようだ。



「アノネ、北極エリアはオルカに狩られないようにすることをまず考えなきゃなの」



 つまり、シロクマーーホッキョクグマのように強靭な肉体でオルカと戦うか、みっちぇるちゃんのように逃げ隠れして生き残るかを選択しなければならない。


 そして、星の数によって上昇値が異なるのであれば、攻撃力も体力も防御力もほとんど意味をなさない。私に出来ることは一つしかない。



「逃げ隠れ一択だよね」



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