38.VSホッキョクグマ・再戦 その4
――チュインッ!
――チュインッ!
――チュインッ!
――チュインッ!
――チュインッ!
――チュインッ!
――チュインッ!
――チュインッ!
――チュインッ!
――チュインッ!
――チュインッ!
――チュインッ!
馬鹿ッ! これは馬鹿ッ!
知っていたけど、こんなの動物たちのリアルな生体なんかじゃない!
銃撃戦だよこれ!
ついでに私は空を飛んでるから、対空射撃だね! やかましいわ!
――チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ! チュインッ!
言ってる場合か!
ってか、どんだけ撃てるの! 弾切れは無い訳!?
あ、両手使ってるんですね。
あ、しかも一発当たりに使う鉄、そんなに大きくないのね。
大きくないって言っても普通の弾丸くらいのサイズだし。シロクマさんのサイズが規格外なだけで。
……とはいえ、なんとか、避けきった。
「し、しぬぅう」
「はよしね」
「うっさい、シロクマさんが先死になよ」
「オレ捕食者、オマエ肉」
「やだやだ、私がクマさん食べるの!」
殺伐とした賑やかな会話。アニマルユートピア・ワールドコネクションで行われる一般的な会話である。
※北極エリア限定
「俺を食べてえなら、時間かけるのは悪手だぜ?」
――トーン、トーン
シロクマさんがその場でジャンプをしている。
――トーン、トーン
あれ? なんでこんなに身軽に跳んでいるんだろう。
――トーン、トーン
「言ったろ? 厄災は堕ちてから始まるって」
――トーン、ヒュンッ
――ボッ!
それはまるで瞬間移動。
遠くの地面。クレーターの中央でジャンプしていたシロクマさんが一瞬で目の前に現れた。
ここは空。シロクマさんは当然飛べない。だからこれは跳んできたということ。
この高さを。この速度で?
振られる拳。仰け反るように回避。
殴った勢いで回転するシロクマさん。そのまま回転する勢いで蹴ってくる。
空中を旋回しこれを回避。
シロクマさんは痩せていた。
毛皮で気づかなかったけど、ジャッカルのような細さだ。
「北極彗星を使うと脂肪が全部持ってかれちまうんだよな」
「脂肪が持ってかれたなら、筋肉も同じぐらい衰えなよ」
「悪い。筋肉は金属製だ、燃料にならん」
「金属なら動かないで欲しいな!」
つまり、なに?
シロクマさんのサードレベルスキルって、あれ攻撃技じゃなくて、バフなの?
パワーアップスキルだったってこと!?
落下していくシロクマさんを見ながら衝撃の事実に息をのむ。
息をのんでる間に、シロクマさんがまた跳んでくる。
――ボボボボボボボッ!
シロクマパンチのラッシュ。やばい、その場から離脱しないと。
そう思って翼を動かした瞬間
「お? なんだ逃げんの?」
「は?」
「あ、どーぞどーぞ。所詮はエンジョイプレイヤーだもんな」
「はぁ!?」
「俺は逃げも隠れもしねえから、好きなだけ不意討ちしてくれ。どこぞの毒蛇みたいに」
「んだとこらぁ!!」
煽られる。




