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勇者日記  作者: かざむき
魔物の国編

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六百六十四日目

太陽暦936年 2月27日(金) ?

ゼノン・クロック 17歳


 はてさてなて、ナヴィーの採掘場所に来た。

 やはり、最後に来るならここだろう。ちなみにナヴィーは今日ここにはいない。王区のほうに仕事があるのでそっちにいる。


ミーリャ:いや~、なんだか懐かしいね。初めは意思疎通も大変だったよ


 ミーリャがいなければ、餓死していたのは確実で、会話もままならなかった。


ミーリャ:そうだね。僕個人としてはルウォが居てくれて助かったよ。この体での移動は大変だからね。


ルウォ:お気に召したのなら幸いです。


 ルウォにもいろいろと助けられたな。というか改めて考えてみて賢すぎでは?


ルウォ:確かにそうですね。特殊個体と言えばそれで済む話ではありますが。

ミーリャ:一つの可能性としては魔術やそれに類する異能だろうね。外的要因がいっぱいあったんだ。それによって変質していてもおかしくない。


 なるほど。


アイナ:今更なんだが地上ってどんなところなんだ? 太陽?とかいうものにもなじみがなくてさ。


 まあ、それに関しては見て貰った方が早いという話ではあるんだがな。

 そうだな。まず、ここを地下世界と言っているように岩石に囲まれていない。地面があって、上方向を遮るものは基本的にない。雲とかあるけど空って概念を知ってるか?


アイナ:いいや。ただ朝は青くて夜は黒いんだったか?


 そうそう。よく考えてみると奈落みたいだな。奈落を見たことないけど。


ミーリャ:確かに奈落というのはある意味正しいかもしれないね。落ちないだけでその先は無限に広がっているんだから。少なくとも観測可能な範囲ではという話だけど。


 あと、空以外にも植物にはかなり驚くんじゃないかな。


アイナ:学長さんが出してたアレか?


 あれほど狂暴なものはそうそうないと思う。いないよな。


ルウォ:カルワルナ近郊では見かけませんね。

ミーリャ:北部はわからないけどね。妖精の国には、まあ、いたね。


 いたな。

 まあ、そんな魔境ではない。と思う。


アイナ:ミーリャが基準みたいな話はないって思っていいか?


 技術的にはそうだな。出力的な話ならミーリャは魔術師としては低い方ではある。


ミーリャ:超絶技巧で補ってるのさ。このパーティーを基準に見ると痛い目みるよ。

アイナ:了解した。


 それにしても、今日でこことはお別れだが大丈夫か?


アイナ:別れは済ましてる。覚悟もな。


 なら言うことはないな。



―――――――――――

所持金:99525マニー、98760ゴールド

貯金額:901700マニー、84913スター

身分証:冒険者証(緑)、騎士章、迷宮探索許可証

武器等:魔法の剣(雷撃、重量変化)、丘の剣、笛、鉄製のブーメラン、鈎爪付のワイヤー、銃

装備等:ヤーピリオンの腕輪(魔力貯蔵)、竜麟製のペンダント(身体操作)、夜火華の指輪

所持品:開かずの小瓶、黒晶玉、羽ペン、魔術基礎(悪魔式)、奪光石、魔法の眼鏡、魔術式連絡紙、大学合格通知書、釣り道具、簡易折り畳みテント、勉強会での集合写真、邪龍の鱗(エリエスの邪龍)、小型自動車輪

魔法等:流星の魔法、静止の魔眼、幻破りの魔眼

仲間:ミーリャ・クロック、ルウォ(キンジオオカミ)、アイナ・ルーザ

―――――――――――

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