とある前日の夜
明「ねぇ、母さん?」
萌香「..ママとお呼び!」
明「嫌だ..龍司明日遊んでくれるかな?」
豪士「..何かあったのか?」
明「いや?普通に予定ないのかな?と」
萌香「?..自分で聞いたら?」
明「自分から誘うのは恥ずかしい..」
萌香「今まで普通に誘っていたのに..すっかり乙女になったわね!」
豪士「まぁ、いい事じゃ?」
萌香「まぁ、聞いておくわ..おやすみ..明日に備えて寝なさい?」
明「おやすみー」
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龍司「つっ、疲れた..明日は1日休みか寝とこ..」
涼子「残念〜♪明日は明ちゃんとのデートになりました〜♪」
龍司「そうか..それは、それでいいな..」
涼子「..っち!」
龍司「いやいや!喜んでんだからいいじゃん!彼女とデートなんだから喜ぶのは普通にだろ!」
涼子「そうねぇ、はい!お・こ・づ・か・い!」
龍司「自分の分はあるぞ?」
涼子「足りなかったら困るでしょ?」
龍司「10万あるのに?」
涼子「なぜ?高校2年なのに?」
龍司「いや、別にいいだろ?」
涼子「まぁ、いいわ!はい、30万!この時のためにへそくりしてたのよ!」
龍司「桁がおかしい..いらん!」
涼子「そんな!あなたー!」
尚「どうした?」
涼子「龍司が、お小遣い貰ってくれないのよ!」
尚「別にいいじゃねぇか?いくらだ?」
涼子「さ..3万?」
尚「..ホントハ?」
涼子「怖いから!その顔やめて!」
目が死んだようになり、無表情で尚が問い詰めると涼子は、すぐに話した。余計怒られるとは、考えもせずに。
涼子「30万よ!」
尚「..はぁ、龍司、今日は寝なさい..涼子?来い..」
涼子「へ?ゆ、許して!」
尚「逃がさん!」
その後、涼子は玄関で捕まり、2時間説教を受けた。




