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小さな日常  作者: 白豚
33/45

龍司は、逃げ出した。

龍司「なぁ、明まだ爆睡だぞ?」


紅葉「百も承知よ!寝顔を拝みに来たのよ!」


夏希「そうよ!」


龍司「阿呆の巣窟か?此処は?」


紅葉・夏希「アァン?なんか言ったかこの野郎!」


龍司「いや、何でもねぇ。」

(こいつらめんどくせぇ。)


紅葉「あら、夏希さん?龍司さんったら『 めんどくせぇ』とか思ってますわよ?」


夏希「あらあら、私達にそのような態度でよろしいのかしらね。私達が本気になれば。ねぇ。」


龍司「なんだよ?」


夏希「貴方をくすぐりまくるという嫌がらせを行いますわよ?」


紅葉「その後に、お姉ちゃんも巻き添えでやりますわよ?」


龍司「そんなことしたら、また何週間か口を聞いてもらえなくなるぞ?」


紅葉「くっ!?それは、嫌だ!あの時は死ぬ程後悔をしたから!もうあんな思いしたくない!」


龍司「なら、辞めるんだな。」


夏希「龍司を、徹底してくすぐるのよ!」


龍司「逃げるわ..」


紅葉「私から逃げられるとでも?」


龍司「お前より身体能力が高いしな。割と余裕で逃げられる。」


龍司「はぁ、阿呆の住処か?此処は?」


紅葉・夏希「アァン?なんか言ったかこの野郎!」


龍司「なにも、言ってねぇ。」

(こいつら、マジでめんどくせぇ)


紅葉「あらあら、夏希さん?龍司さんったら、『 こいつら、マジでめんどくせぇ』とか思ってますわよ?」


夏希「あらあら、それは問題ね!ならくすぐりの刑に処すわ!」


紅葉「それがよろしいですわね!」


龍司「逃げるわ、普通にな。」


紅葉「逃げてもよろしいですが。お姉ちゃんが代わりに犠牲になりますわよ?」


龍司「やったら、また何週間か口を聞いてもらえなくなるぞ?」


紅葉「それは、嫌!」


龍司「なら、辞めることだ。」


夏希「そうね、龍司を捕まえてくすぐりまくればいいのよ!」


龍司「普通に逃げるわ。」


紅葉「バスケ部のエースから逃れられると?」


龍司「お前より身体能力が高いしな。余裕で逃げられる。」


紅葉「むきぃ〜!脳筋が!」


龍司「同じ年の時の俺より成績悪いだろ。」


紅葉「むきぃ〜!見た目脳筋が!」


龍司「もう、負け犬の遠吠えにしか聞こえねぇ。」


紅葉と夏希は、くすぐるために捕らえようとしたが龍司には逃げられた。

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