お化け嫌!
明「龍司!あそこにお化け屋敷がある!」
龍司「おまえ、入ったら動けなくなって大抵が泣くか気絶するだろ..」
龍司は、呆れた顔で明を見ていたが、明がどうしても行ってみたいと言い続けるので行ってみることにした。
龍司「無理と感じたら、教えろお前をおんぶか抱っこして外まで連れていくから。」
明「女になって徐々に変化してんだぜ!このぐらい楽勝よ!」
明は、盛大にたてて余裕をぶっこいていた。
龍司「フラグだな。」
明「フラグは、壊す!」
龍司「回収するの間違いだな。」
明「彼女を信じなさい!」
龍司「あぁ、信じてるぜ?回収すると。」
明「くっ、まぁ、机上の空論でないことを教えてやる!」
龍司「使い方が違う。まぁ、行くか。」
そして、2人は中に入って行った。明は、3歩したら、グズりだし5歩で限界を迎えた。
そして、龍司が抱え出たら周りの人たちは可愛い子をヤクザが襲ってると勘違いし警備員が来て事情を話すのに時間を取られたという。龍司哀れ。
龍司「そろそろ、昼飯にするか?」
明「どこに行く?と言っても中のレストランとかは高いから屋台に行く?」
龍司「いや、レストランでもいいぞ?」
明「そんな金がどこに?」
龍司「あぁ、俺このごろバイトしてんだよ。その金がある。」
明「でも奢ってもらうのは。」
龍司「男が金を出す。そう、明は、言ってなかったか?」
明「うぅ、で..でも」
その時に明は、上目遣いで少し涙目でうるうるしながら龍司の左の袖を持ち見つめた。龍司は、それを見て鼻を抑えた。
龍司(や、やばい可愛すぎる。)
明「ねぇ?」
龍司「まぁ、いいから行くぞ?なんなら、親父達が出してくれるよ。」
明「う〜、わかったよぉ」
明は、龍司にお金をだして貰うのが申し訳ない気持ちであった。明は、奢ることがあっても奢られるのは嫌いなので奢られるということが慣れていないのであった。
龍司「あそこでいいか?」
明「どこ?多すぎてわかんない。」
龍司「あそこのピザ屋?だが?」
明「なぜ高そうな店に!」
龍司「食いたいから。」
明「そういえば、お前は前からそうだったな!」
龍司「いくぞ?」
龍司は、その店に向かい出した。実は龍司は、夏希の家で働いていた。夏希の家は、経営者でそれも、大手なので、そこでバイトをさせてもらえないかと言って働いていた。龍司の仕事は、今は、色々な所を転々とし、どこがどのような部所なのかを見ていた。そうして、着々と次の社長に使用と夏希の両親は企んでいた。夏希の両親は夏希に対しては自由にさせているが明を気に入り、実の娘以上に可愛がっていた。普通なら夏希が拗ねるのかもしれないが夏希は明を可愛がるので夢中過ぎた。似たもの親子である。なので、今回のことを夏希が両親に言ったためボーナスという形で龍司にお金を渡した。龍司は、当然断ったが受け取らないと男泣きすると訳の分からない脅迫をされて実際にやりかねないので受け取った。
明「な、なぁ..龍司」
蚊の鳴くような声で明は、龍司にトマトがたっぷりとのったピザを頼んだのだった。
龍司「いいぜ?俺なんて三枚食おうとしてるからな?」
明「食べ過ぎだろ..ハーフでいいからな!」
龍司「ん?どうした?」
明「ハーフでも、多くて食べれないかもだから。」
龍司「まぁいいが、んじゃ席で待っててくれ。」
そういい、2人はそれぞれの作業を開始した。
が、明は3人の男に囲まれて
男「なぁなぁ、俺達と一緒に回らねぇか?楽しいぜ?」
明「い、いや、連れがいるから。」
男「可愛い女の子を1人にするやつなんて置いといて一緒に行こうぜ?」
そういい、明の腕を掴んだ。明は、力が無いことを知っているので涙目になり、目を瞑り龍司を心で呼んでいた。
龍司「おい、お前らいい加減にしろよ?」
男「んだと!てめぇ..」
男は、自分よりも背が高く筋肉質で人を殺しそうな表情をしている龍司を見て、震えていたが。
男「うぜぇんだよ!」
そういい、殴りかかった。
龍司「おせぇ!」
そういい、カウンターを見事に決め残りの2人に
龍司「お前らも来るか?次は加減はしねぇぞ?」
男「っち!いくぞ!」
そういい、男達はどっかに行った。
龍司「明大丈夫か?ごめんな?1人にしたせいで怖い思いさせて。」
明「ううん、助けてくれてありがとう。ご飯食べよ?」
それから、明は、ご飯を食べて疲れたのかこくりこくりと揺れだしたので龍司が背中におんぶし、明が、寝た時に電話をした。
男達は、龍司から電話を受けた紅葉と夏希に捕まりボコボコにされ2度と近寄るなよと脅された。
2人は龍司と合流し、先に今日泊まるホテルに行った。その後に近くに海があるのでそこに向かおうと話し合った。




