↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【挿絵付】夏休みの過ごし方  作者: ㈱姫神V
4/4

1年目 04

颯太は朝から元気がいいな。

「おはようございます」

「おはよう。昨日はよく眠れた?」

「はい。朝までぐっすりでした」


「よかった。顔を洗ったらご飯を食べて。食べたらすぐに畑に行くからね」

顔を洗い居間へ行く。


「おはよう。さ、食べて。畑に案内するよ」

叔父さんはもう作業着だった。

「すみません、ゆっくり寝ちゃって」

「いやいや、そういや起きる時間を言ってなかったもんな。平日は毎朝6時頃に起きて、6時半頃に出れれば問題無し。土日は休みにしてる。そうしなきなきゃ休みが無いもんな」

毎朝6時起きか…でも昨日みたいに22時に寝れば大丈夫だろう。早寝早起きも出来て健康的だな。


食べ終わると汚れてもいい服装に着替え、叔父さんと軽トラで畑に向かう。

颯太はあとから自転車で来るらしい。


挿絵(By みてみん)


「さぁここがうちの畑だよ」

広い!こんなに広いのか…

「今はじゃがいもを植えてるんだ。今日はここから…ここまでを全部収穫するからな」

う、そんなに…でもやらなきゃ始まらない。

「手で掘っていっていいんですよね?」

「うん。まずは茎を引っこ抜いて、その下を鍬で掘ってって」


端のじゃがいもの茎を引っぱる。ん、んん?

意外と土が硬いぞ…えいっ! おっ、2個付いてる。

この下を掘るんだな。 鍬を持って振り下ろす。思ったより土が硬い。 角度が悪いのか?

3回、4回と同じところを狙うとやっと土が割れて来た。あっ!皮が削れてしまった。


「気にしなくていいよ。それはうちで食べるから」

「すみません…」

手で土をかき分けると出てくる出てくる。

「叔父さん!こんなに出てきました!」

「初めてにしちゃ上出来だ!その調子で頼むね。出てきたのはそのまままとめて置いといて。あとで颯太がカゴに入れてくから。じゃあ俺は反対側から掘ってくからね。あ、水分はこまめに取ってな」

なかなか手間がかかる。でも、僕が掘ったじゃがいもだ。嬉しくなる。



…なんて考えは3ヶ所目に入る頃には無くなっていた。

手のひらが痛い、そして暑い…これがまだまだ続くんだ…よし!気合いを入れ直す。

始めたばかりで音を上げてなんていられない。


それから更に3ヶ所を掘った。

叔父さんは…え?もう畝の半分を過ぎてる。

頑張らなきゃ!


「兄ちゃ~ん!やってる~?お!掘れてる!…けどまだこんだけ?」

うっ…地味に堪える…

「じゃあ僕、集めてくね!」


挿絵(By みてみん)


颯太はちょこまかとじゃがいもを集めると叔父さんの方にも行き、集めたじゃがいもを軽トラに積み戻って来る。

「僕も掘ってくね」

真ん中辺りの畝を掘り、叔父さんのじゃがいもを集め、こちらを確認し、また真ん中辺りに掘りに行く。小さな体でよく動く。


これはもう一段ギアを上げないと!

でも段々とわかってきた。鍬を振り下ろす角度、そして鍬は叩きつけるのではなく自重で落とす。

余計な力は要らないんだ。

いくらか楽に掘れるようになった。


無我夢中で掘っていると声を掛けられる。

「おーい、そろそろ一息入れようか」

あっ、休憩…?時間は…10時…

「はい…」

「どうだい?畑仕事の初日は?」


「疲れました…朝は何時くらいまで掘るんですか?」

「大体12時…まぁ今日は初日だし、11時半には上がるか」

う…これはなかなか…まだあと1時間半もあるのか

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。