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「もう知ってるでしょ」
未来を見てる、とか?
なんて考えて凪に話しかけようと顔を上げたら
凪が苦しそうに笑っていた。
『…凪?どうしたの、嫌なことでもあった?』
「ううん、何も無いよ。さいごに海行こうよ」
もう16時。どこかに行くなら最後だ。
『海?いいよ』
「今日はシーグラスを持って帰りたいなぁ」
『凪シーグラス好きだもんね』
「透き通った水色がいいな」
『それ見つけるの絶対時間かかるよ』
ふたりで笑いあって結局似たようなものしか見つからなかった。
それが見つかったのは18時近くだった。
『時間かかるって言ったじゃん』
「似たようなの見つかったしいいでしょ!」
『その内の1時間半くらい凪水遊びしてたよね…?』
凪は嬉しそうに見つめた。
そして僕の方を見てこう言った。
「これ、キーホルダーにしとく。じゃあね」
そこで僕の記憶は途切れた。起きると夜中。僕はいつから寝ていたんだろう。
外の空気が吸いたくて散歩へ行った。
見覚えのある子が
夢の中にいた女の子が
キーホルダーを付けてた
『…それまだ持ってるの?』
「透はずっとこの先を知ってたんだよ」




