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『教えてよ』
これに気付いていますよ
全部夢だった。
凪がいたことも、僕が夢を見ていることも。
「えらいね透。自分で気付けて」
『凪は全部知ってたの』
「教えてもらったの。」
『誰に?』
「これを読んでる人たちに」
スマホの画面を指さした。
僕に夢を見せている人と、僕の夢を見ている人がいる。
『…何を言ってるの?』
「そのまんまの意味だよ。」
『読んでる、ってまるで僕らが本の中にいるみたいじゃ…』
「透は」
そう言って凪は言葉を失った。まるで言おうとしていた言葉をやめたような。僕も何も言えなかった。言う言葉がなかったから。何を言えばいいのか、分からなかったから。
凪にはどんな世界が見えているんだ。
考えられるのは僕と違う世界にいるのか、
誰かの未来を見ている、とか。
干渉はできません。




