第52話 遊び
一同、予想外の答えに館内がざわめき出す。
「………え?」
ハハハッ。今のコウサカの顔は、まさに鳩が豆鉄砲を食ったような顔。
一緒に生徒会をやってくれるって信じてたんだろうねぇ。
でも結果はノー。ザマァないね。
100%の信じる想いをそれ以上で砕く。あー面白い!
「な、なんで…?美嘉、君は俺たちのクラス委員長じゃないか?!」
「確かにクラス委員長だけど…」
「じゃあ、クラスメイトが困ってるのをーーー」
「それは『地球』の、私たちが住む世界の話であってこの世界では今は普通の学生よ?」
「ーーーッ!?でも!」
何言っても無駄無駄。
試合開始の合図後に手を打つなんて遅い遅い。先手は打てるときに打たないとね。
いやぁ〜、実に哀れだねぇコウサカセイヤくぅん。クククッ。
「なにより私、生徒会なんてやりたくないわ」
あ、八城さんがトドメ刺した。
「……あっ、と、とにかく2人は確定です!壇上に来てください」
レイさんが空気を変えようと頑張ってるけど、変わる気配はない。場は粛然としたまま。
「急に静かになったから見に来たら…なんだこの空気は?やった私たちの後釜が決まったか?」
あ、壇上脇からヤーデが出てきた。やっぱりあそこに居たんだ。他のみんなも続くように登場。
「なんやタイミング悪いなぁ。もう少しで『指スマ』勝てようやってんに…」
「みんな…弱すぎ」
「何番であがって一緒ですよローザ。どうせ最後に負けるのはヤーデなんですから」
「「確かに」」
「………お前達、やっぱり組んでるだろ?」
「「「………」」」
指スマって…。なんで知ってるの?というか僕も久々にやりたい。おそらくカモはヤーデさんだ。
「何をしてるのです貴女達ッ!」
ッ!?……アスカ姉さん?!
「そんな楽しそうなことをしていたなら私も誘いなさい!まったく…」
あんたも遊びたかっただけかァァァァァァいッ!
「申し訳ありませんでしたアスカ様。次は必ず………」
ヤーデさん達はこんな事で謝罪しなくてもいいってわかってるけど、形だけ済ませる。
「さてレイ。これは一体どういう状況なのか説明してくれないか?」
「実はーーー
ーーー
ーーーということなんです」




