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怠惰傲慢だった貴族やり直しで世界を救う 【登場人物紹介】第一章~第四章  作者:


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第二章「勇者、聖女の誕生編」登場人物紹介

『怠惰傲慢だった貴族がやり直しで世界を救う(旧題:最強武王、12歳に戻る〜役立たずからギフト《超再生》で滅びの運命を変える)』

第二章 登場人物人物のまとめになります。

【セレスティア・グランベル】

 本作のヒロインの一人。十二歳。ルミナリア王国の東端でヴァルガ帝国との国境を守る、グランベル辺境伯家の令嬢。愛称はセレス。


 よく晴れた空のような長い青髪と、それより少し濃い青い瞳、白い肌を持つ少女。明るく活発で正義感が強く、誰にも負けたくない努力家である。勇者になればお菓子を増やしてもらえるかと父へ尋ね、増えた護衛から逃れるため二階の窓から木へ飛び移るような、十二歳らしい無邪気さも持つ。


 《鑑定の儀》で《剣術》《盾術》《身体強化》《闘気》《限界突破》《無敵時間》、火・風・雷・光の四属性魔法、物理攻撃・魔法・精神誘導・毒への耐性を授かり、女神に選ばれた《勇者》となった。


 しかし、強大な力を授かっても、最初から使いこなせるわけではない。傷ついた兵士を前に何もできなかった悔しさから、剣や魔法だけでなく、歴史や戦い方も学び始める。聖女となったリシアは、姉妹のように育ったいとこであり、一番の親友。そして、互いに負けたくない好敵手でもある。


【レオナルド・グランベル】

 三十八歳。グランベル辺境伯家の当主で、セレスティアの父。


 輝く金髪と、実年齢よりはるかに若く見える中性的で美しい顔立ち、すらりとした身体を持つ。火・風・雷の三属性魔法を操る王国最強の魔導士で、特に雷魔法を得意とする。戦場を白く染めるほどの雷撃から、帝国には《雷帝》と恐れられている。


 領主としては冷静で厳しく、家族や領民へ危険が迫れば、誰より早く最悪の事態を考える。一方、娘の前では少し意地悪で優しい父親であり、未知の魔法や力を前にすると子どものように目を輝かせる。


 《勇者》となったセレスティアを、帝国や王都の一部の有力貴族の思惑からも守ろうとする。アークハルト男爵ガレスとは、若い頃から何度も命を預け合った唯一無二の親友である。


【ローズ・グランベル】

 セレスティアの母であり、グランベル辺境伯夫人。


 社交界でも名の知られた美しい女性。穏やかで優しいが、礼儀と危険ないたずらには厳しい。娘の不安に寄り添う一方、必要な時には現実から目をそらさないよう諭す強さを持つ。


 辺境伯夫人として領政にも携わり、商人や冒険者から集めた情報にも目を通している。勇者となった娘を利用しようとする者へ、夫レオナルド以上に静かな怒りを向けることもある。エレナとは、互いが当主夫人となる前からの友人。


【ミレイユ】

 セレスティアの専属侍女。彼女が物心つく前から、身の回りの世話をしている。


 普段は優しく、誰よりもセレスティアを甘やかしているが、礼儀や危険ないたずらには厳しい。笑顔のまま逃げ道を塞ぎ、二階の窓から抜け出したセレスティアの行く先で待ち構える有能な侍女。


 セレスティアが《勇者》となっても接し方を変えない、数少ない人物でもある。身支度だけでなく、無茶をした時にはローズへきちんと伝え、一番近くで少女を支えている。


【バルトロ】

 グランベル領都の神殿を預かる神官長。


 セレスティアが生まれた時の祝福も担当した、グランベル家と長い付き合いのある人物。普段は何が起きても取り乱さず、子どもの話にも真剣に耳を傾ける。


 《鑑定の儀》では、セレスティアへ授けられた規格外の力を確認する。いつも冷静な彼が驚き、膝をついたことで、《勇者》の誕生がどれほど異例なのかを示した。


【ローガン】

 グランベル騎士団でも特に優れた剣士で、セレスティアの剣術指南役。


 口数が少なく、真面目で厳格な人物。セレスティアが笑顔で頼んでも訓練を軽くせず、素振りを百回から五十回へ減らしてほしいと言われれば、無表情のまま百二十回へ増やす。


 相手が《勇者》になっても態度を変えず、以前と同じく基礎から厳しく鍛える。勇者という肩書ではなく、鍛えるべき一人の少女としてセレスティアと向き合う師である。


【オーウェン・ハインツ】

 グランベル国境守備隊の小隊長。


 日に焼けた顔、赤茶色のひげ、熊のように大きな身体を持つ兵士。笑うと目尻に深いしわができる。幼いセレスティアを肩車し、木彫りの動物を贈ってきた、親戚のように身近な人物でもある。


 帝国兵の待ち伏せを受けた際には、部下へ的確な命令を出して小隊を全員生還させた。自らは重傷を負いながらも、セレスティアを安心させようと「かすり傷」と笑う。彼との再会が、セレスティアに、力を得ることと人を救えることは違うのだと気づかせた。


【セドリック】

 グランベル家に仕える若い騎士。ローガンが、セレスティアの模擬戦相手に選んだ人物。


 それまでのセレスティアが十回戦っても一度も勝てなかった相手である。しかし、《勇者》となった彼女に初めて一本を取られ、その後は勝たれる回数が増え、七日目には初めて二度続けて一本を取られた。セレスティアが短期間でどれほど成長したのかを、具体的な勝敗で示す騎士。


【リシア・フォン・アルトリア】

 本作のヒロインの一人。十二歳。ルミナリア王国の第一王女。


 月光を溶かしたような白銀の髪、長いまつ毛に縁取られた青紫の瞳、雪のように白い肌を持つ少女。人形のように整った顔立ちと静かで神秘的な美しさから、女神の使者のようだと評されている。


 優しく責任感が強い一方、内には頑固な意志と強い負けず嫌いを秘めている。病気や怪我、呪いに苦しむ人を救いたいと願い、《鑑定の儀》で《短剣術》《杖術》《祈祷》《神託》《結界》、水・土・治癒・神聖魔法、物理攻撃・魔法・精神誘導・毒への耐性を授かり、《聖女》に選ばれた。


 だが、最初の治癒訓練では小さな傷一つ治せず、倒れるまで自分を追い込んでしまう。母や老神官の言葉を受け、まず目の前の一人へ寄り添うことを学び、初めて治癒の光を灯す。セレスティアとは、いとこであり、姉妹同然の親友。互いの不安を手紙で打ち明け、励まし合っている。


【アリアーヌ・フォン・アルトリア】

 ルミナリア王国の第二王妃。第二王子ユリウスと第一王女リシアの母であり、レオナルドの実妹。


 リシアが夜の静けさを思わせるなら、アリアーヌは大輪の花が咲いたような華やかな美しさを持つ。穏やかで落ち着いているが、王宮や神殿に渦巻く思惑を見抜く洞察力と、子どもたちを政治の道具にさせない強い意志の持ち主。


 聖女となった娘へ、苦しい時まで笑う必要はなく、どのような聖女になるかは自分で決められると教える。倒れるまで訓練すれば厳しく止める一方、短剣術や杖術も続けさせ、自分の身を守れるよう育てようとする。


【ルミナリア国王】

 ルミナリア王国を治める国王で、クラウディウス、ユリウス、リシアの父。


 厳格で冷静な人物。リシアが《聖女》に選ばれると、《神託》を無理に求めることを禁じ、詳しい能力や耐性を外部へ漏らさないよう命じた。知られていない力も、娘を守る盾になると理解している。


 リシアを大神殿へ移し、《王選》へ利用しようとする声にも屈しない。聖女として必要な教育は受けさせながら、これまでどおり王宮で暮らさせると決断する。国王として国を守るだけでなく、父として十二歳の娘の人生も守ろうとしている。


【ユリウス・フォン・アルトリア】

 ルミナリア王国の第二王子。第二王妃アリアーヌの息子で、リシアの同母兄。


 温厚で誠実な人柄から、次の国王に推す声が年々強くなっている。リシアが《聖女》となった後も、妹を見る目を変えなかった数少ない人物。


 母アリアーヌからも、妹を犠牲にして得る王冠など望まないと信頼されている。しかし、本人の思いとは関係なく、聖女となった妹の存在は《王選》へ大きな影響を与え始める。


【クラウディウス・フォン・アルトリア】

 ルミナリア王国の第一王子。病で亡くなった第一王妃エレオノーラの息子で、ユリウスとリシアの異母兄。


 長男であり、次の国王の最有力候補と見られている。一方、国王はその強引な考え方や人柄を危ぶみ、まだ王太子を定めていない。


 第二章では直接大きく動かないものの、二人の王子のどちらを次の王とするかを巡る《王選》が、聖女となったリシアを政治へ巻き込む理由の一つとなっている。


【アレス・アークハルト】

 本作の主人公。十二歳。アークハルト男爵家の長男。


 一度目の人生を七十年以上生き、《武王》と呼ばれるまでになった体術使い。滅びた未来から記憶と経験を抱えて戻り、魂に刻まれたギフト《超再生》で弱い身体を作り替えながら、十二歳から人生をやり直している。


 第二章では、修行を始めて二週間で訓練場を五十周走り切り、《身体強化》を使って木剣を持った正規騎士二人を素手で圧倒する。食事と休息も鍛錬の一部として自分から大切にし、両親が留守にする間は弟妹を守ると父へ約束する。


 セレスティアとは、まだ直接会ったことがない。彼女は騎士二人を倒した同い年の《体術》使いとしてアレスの名を知り、いつか訓練試合をしたいと対抗心を燃やしている。一方、アレスは、かつて救えなかった《勇者》と《聖女》を今度こそ守るため、二人から遠く離れた場所で力を蓄えている。


【ニーナ】

 十五歳。アレスの専属メイド。


 第二章でも、アレスの修行を最も近くで支えている。長時間の鍛錬中には、必要になる少し前に水を用意し、鶏肉と卵を挟んだパンなど、身体を作るための軽食を整える。


 《超再生》には多くの栄養と休息が必要になる。食べることが好きで、食事と休息も鍛錬と同じくらい大切にするアレスの考えを理解し、専属メイドとして成長を支えている。


【ガレス・アークハルト】

 アレスの父であり、アークハルト男爵家の当主。


 厳格で実直な武人。急速に成長する息子を誇らしく思う一方、その力だけを見て安心せず、心や家族との関係まで見守っている。正規騎士二人を倒したアレスを見て、自分も追い越されないよう鍛錬を増やそうと考える、父親であると同時に一人の戦士でもある。


 若い頃から命を預け合った親友レオナルドを訪ね、《勇者》となったセレスティアを王都の思惑から守る方法を共に考える。さらにアレス本人の許しを得て、《超再生》の秘密をレオナルドとローズへ打ち明けた。


 《勇者》《聖女》《超再生》という特別な力だけで三人の子どもの人生を決めず、大人たちが守りながら見届けることを選ぶ。


【エレナ・アークハルト】

 アレスの母であり、アークハルト男爵夫人。


 淡い金色の髪と穏やかな青い瞳を持つ、愛情深く聡明な女性。夫ガレスの考えをよく理解し、必要な時には領主夫人として自分の意見をはっきり伝える。ローズとは、互いが当主夫人となる前からの友人である。


 アレスの最も大きな変化は、強くなったことではなく、周囲の者を思いやるようになったことだと見抜く。勇者を王都へ移す危険も冷静に指摘し、息子の秘密を預かる母として、ガレスと共に三人の子どもを守ろうとしている。

本編は、作者ページまたは同じシリーズの作品一覧からお読みいただけます。


https://ncode.syosetu.com/n7268mo/1/


『怠惰傲慢だった貴族がやり直しで世界を救う(旧題:最強武王、12歳に戻る〜役立たずからギフト《超再生》で滅びの運命を変える)』をお楽しみください。

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