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うつけ殿下の転生奇行録

作者:あに
親の言いつけ通りに敷かれたレール……走った先に待っていたのは孤独で空っぽな死だった。
そんな人生で満足か?もちろん不満がたくさんだ。
もっと多くの事を見て、聞いて、感じて、体験したかった。
だから、もしも……もしも、もう一度生を受けられるのならば、今度は満足できる人生を送りたい。
「……とか決意したはずなのに、俺は今までなぜ忘れていたんだ」
気づくと、とことんつまらない人生の記憶を思い出した主人公、レイスはまたもやつまらない人生の幕を下ろそうとしていた。
王族だが病弱、友人ゼロ、その上外に出た事の無い引きこもり……そんな人生に絶望していた自分を後悔し、決意を新たにする。
「今度こそ俺は人生を楽しく生きてやる!!…………ゴフッ」
「殿下、あまり興奮なされますな!」
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