第一章: 『パンの戦い』
骸骨とネズミたちが殺し合うのを見つめるだけの、最悪な午後を過ごした。
前世で退屈した時は、よくラヴクラフトのような小説を読んで時間を潰したものだ。
クトゥルフは本当に存在するのだろうか?
たまにはビデオゲーム、特にRPGやソロプレイのゲームを遊ぶこともあった。
マルチプレイヤーモードは嫌いだった。一番強いのは、決まってよく連携の取れた連中だったからだ。それに、俺には友達がいなかった。ソロゲームで十分だった。
だが、この世界にも、神話について学べる本くらいはあるはずだ。
しかし、俺が閉じ込められているこの場所には、本など一冊もない。
当然、ゲーム機もない。まあ、中世ファンタジーの世界ならそれは予想できたことだ。
午後はずっと、俺が投げてやった黒パンの欠片を巡ってネズミたちが争うのを眺めていた。
そもそも、生き物に食べ物を与えたのはこれが初めてだ。
演劇の舞台を作り出すために、そうしたのかもしれない。
なんてタイトルにしようか?
ああ、思いついた。
『パンの戦い』だ。
実にシンプルだが、すべてを物語っているタイトルだ。
飢餓の直前では、ネズミでさえパンの一片のために殺し合う。
もし文字が書けるなら、この戯曲を書き起こしていただろう。
今のところは、頭の中で想像することしかできない。
『ネズミしかいない世界。ウィリアムとガスパールは親友同士だ。しかし、この世界で哀れなネズミたちを大飢饉が襲う。彼らの前に立ちはだかるのは闘争と冒険、豊穣への探求である』
戯曲の冒頭を想像し始めた直後。
二匹のネズミのうちの一匹——額に白い模様があるからウィリアムと名付けた方が、普通のネズミの見た目をしたガスパールを殺した。
この戯曲の内容をいつか忘れてしまうかもしれないが、結末だけはすでに知っていると言っておこう。
結局、残ったのは一体の骸骨と一匹のネズミ、そして俺だけだ。
夜が来た。
俺のいる場所は闇が支配していた。自分の手足すらろくに見えず、完全に暗闇に飲み込まれていた。
眠らなければならないが、四歳の子供の体は、冷たい石の床で眠ることに文句を言っていた。
四歳の子供が神経質になるのは当然だ。
この地下牢にはベッドの備え付けなど全くない。
家具一つない、ただの石の部屋だ。
寝付くための格闘の末、俺はついに眠りに落ちた。
今が何時なのかも分からないまま。
ついに夜が明けたようだが、その光は俺の地下牢までは届かない。独房に近づいてくる絶え間ない重い足音によって、俺は眠りから引きずり起こされた。
視界はまだぼやけていた。
それでも、鉄格子の前に立つ巨大なシルエットは認識できた。やがて、金属の鍵束が鳴る音が響き、不吉な軋み音とともに重い扉が開かれた。
目の霞みがようやく晴れ、視界が鮮明になった。
扉を開けた男は、城の近衛兵とは全く異なっていた。上半身は裸で荒々しい筋肉を誇示し、熊の頭を被り物として被り、その獣の背の分厚い毛皮がそのままマントのようになっていた。
この威圧感のある男は、ついて来いとでも言うように、手で軽く合図をした。
彼は一言も発しなかった。野蛮人で恐ろしい体格をしているにもかかわらず、この男は完全に唖なのかもしれない。いずれにせよ、俺に拒否権はなかった。氷のように冷たい床から立ち上がり、彼の無言の命令に従った。
独房を出て、この巨漢の後を追った。城の一階にあたる場所まで階段を上り、俺の部屋へ続く廊下とよく似た通路を抜けた。そしてついに、正面玄関の広間にたどり着いた。
球形の幾何学模様が施された、荘厳な場所だった。中央にはライオンを象った黄金の像が鎮座し、天井は巨大なフレスコ画で覆われている。その絵には、角を生やした灰色の肌のエルフのような存在と戦う騎士たちが描かれていた。間違いなく、あれが噂の灰色のエルフ(ダークエルフ)だろう。
そして、城の大扉があった。儀式の間と同じく黄金で作られていたが、こちらは目に見えない魔法の障壁で守られている。黄金の扉のすぐ手前で空気がわずかに波打って歪んでいることから、俺はそれに気づいた。
そのすぐ目の前に、あの忌々しい修道士が立っていた。
「よく眠れましたかな、リンド殿?」
(よく眠れるわけないだろうが、このカスが……)
「うん……」
俺は子供らしい最高の笑顔を作って答えた。
「素晴らしい。我々は囚人を可能な限り手厚く扱っておりますので」
奴らにとってあれが快適な独房だと言うのなら、普通の独房が一体どんな惨状なのか想像もつかない。
「さて、時間ですぞ、リンド殿。私が障壁を解除し、扉を開けたら、あの馬車に乗りなさい」
「はい」
ついに外の世界を見ることができる。
「エグルス・ムルツァルク・ムチガム!」修道士が詠唱した。
地面から強い震動が伝わり、障壁が消え去った。続いて、筋骨隆々の騎士たちが重い扉を押し開けた。
四年間の幽閉を経て、ついにこの世界の外の景色を目にした。
だが目に飛び込んできたのは、昨日から吹き荒れ、今もなお続く嵐のせいで酷くぬかるんだ泥道だけだった。
遠くに小さな村が見える。
さらにその奥には、目が眩むような高さに巨大な吊り橋が架けられた、非常に高い塔がそびえ立っていた。あの橋には、俺がこの世界にやって来た時の微かな記憶がある。もしかすると、俺は生まれた瞬間、あそこから転移させられたのかもしれない。
巨漢が再び手で合図をし、乗るように命じてきた。
それは質素な木造の馬車だった。
俺がよじ登ると、巨漢も続いて乗り込み、御者席に座った。
馬車が出発した。分厚い泥のせいで進行は困難を極めたが、それでも前へ進んでいく。
俺はその隙に、四年間暮らした城へ最後にもう一度だけ視線を向けた。
期待外れだ。
俺の目には何の魅力もない、ただのありふれた建造物にすぎなかった。
その時、バルコニーに立つ父上の姿が見えた。視線が交差する。その瞳には、深い憎悪が宿っているのが見て取れた。
俺に向けられたものではない……神に対する憎悪だ。
将来、自分の目的を達成するために父上を利用できるかもしれない。
そう考えると、俺の口元に自然と残酷な笑みが浮かんだ。
「素晴らしいじゃないか……すべてが俺の計画通りに進んでいる」
「ふん」
今のところは、俺の真の目的に集中しよう。
「ああ、我が愛しき〇〇〇〇〇よ。何世紀にも及ぶ苦痛の末に、ようやく君と再会できるな」




