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無限想歌  作者: blue birds
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Tips-連想歌:鏡に映る自我:東利也

東君の「超えるべきもの」は縁です。



東君は「あること」を他者に問われ、自身に問いかけることになります。

それは則ちーーー

Tips-連想歌:鏡に映る自我:東利也



 他者には、自我が投影される。これは、群の中で生きるモノにとって、受け入れなければならない真理である。

 そして、この真理をもっと簡潔に言い換えるなら、「他人は自分の鏡」とかいうものになるのだろう。




 しかし、他者と自身との間に鏡なんてモノは、実際問題として、存在しない。自身を完璧に投影してくれる魔法の鏡など、存在しないのであるーーー代わりに在るのはのは、唯の関係性のみ。個と個を繋ぐ縁こそが、鏡の代替物なのだ。



 これらのことは転じて、他者を通して投影される自己に『ノイズ』が入る可能性を示す。

 このノイズには、「他者の意志(無意識も含む)」が投影されているのが常であり、故に、他者による自己像を自己として受け取る場合、そこに在る自己には幾分の変化がもたらされている。



 他者を介した自己の投影は、自己が成熟する為に必要不可欠なステップであり、避けて通ることは許されない。しかし、このことは時として「自己」の消失を招くことにも繋がる。



 故にこそ、固有世界は個体の発生経過に合わせ、閉ざされるのだ。そう、他者というノイズの影響を、最小限にする為に……それでも、やはり他者という存在は、自己に対する強大な変数であることに変わりはない。



 他者と交われば、交わるだけの変数の乱入がなされる。

 どれほど自己を膜で多い、外界と隔絶しようとも、その影響を0にはできない。


 だからこそ、人は問い続けなければならない。

 自身とは、何者かと。自己とは、何なのかとーーーそれは則ち。





『汝の名を問う』と、自身に問いかけ続けることである。



次回

gold gate:連想歌:乱立変数1:ヒーロー:東&瀬戸


さて、次は瀬戸さんと東君の絡みです。

瀬戸さんにとっての東君が、メインの話です。

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